最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「DARKER THAN BLACK 流星の双子」 5→6 良くも悪くも今期のアニメで最も話題性が高かったのは、やはりこの作品。一応シリーズ2期目ということで固定ファンがついてのスタートというアドバンテージはあったものの、今回の放送で改めてファンの数を増やしたのもまた事実だろう。なんやら1期のブルーレイBOXもなかなか売り上げ好調のようで、今や売れ筋のアニメ製作というと京アニ、シャフト、そしてボンズになってしまったのかとしみじみ隔世の感。一昔前のボンズっていったら訳のわからんものを作る代表みたいな会社だったのにねぇ。 で、個人的な感想であるが、毎回のレビューを見てもらえば分かる通りに、かなり楽しんで見続けることが出来た。岡村天斎はやはり監督として優秀な人物であり、確固たるコンセプトの中で自分の作りたい世界を過不足なく描いていたし、それに加えて現代アニメのニーズに応えられるような(悪い言い方をすれば阿漕な)サービスも盛り込めていた。今回は主人公が白人幼女ということで「昨今の萌え文化に迎合しやがって」みたいな批判もあったが、1期の流れを考えれば、これはむしろ「迎合して無難に逃げる」意味合いよりも「ぶっ壊して台無しにする」可能性の方が高かったはず。当然、方向変換について批判的な意見が出ることも想定されていたはずだ。その上で、きちんと今作も「DTB」だった。蘇芳・パブリチェンコというキャラクターは単なる人気取りの客寄せパンダではなく、この無慈悲な「DTB」の世界を演出するための効果的な道具立ての1つに過ぎない。その証拠に、今回も1クールと短い中に何人もの癖のあるキャラクターがひしめいていたのだ。蘇芳だけが今回新登場した「イレギュラー」ではない。 そして、そんな新機軸の「DTB」は、アニメ作品としては非常に質の高いスタッフでもって、質の高い画面を提供し続けた。監督の岡村と構成の管正太郎をはじめとし、ボンズの俊英五十嵐卓哉や、もりたけし、山本秀世など、流石に力の入れ方が違う。謎の多い設定上、様々な演出意図を読み込みながら毎週視聴するのは楽しかった。 が、やはり問題はそのまとめ方である。1エピソードに2話を費やしていた1期とは異なり、今回はロシアを発って東京に至るまでの珍道中を1クールで描ききるスピードロードムービー。更に回を増すごとに増えていく謎の断片は、いつしか「想像する楽しさ」よりも「終わるのかという不安」を増大させることに。そして、当然のごとくあのエンディングである。様々な場所で作品解析が行われているようで、「やっぱり全然駄目」という意見と「考えればある程度決着はついている」という意見が半々くらいだと見受けられるが、少なくともあの最終話を見て、「スタッフはきちんとこの作品を描ききるつもりだった」とは言えないだろう。「謎は謎のまま」という終わらせ方もあるし、いっそ最近の流行を汲んで「続きはOVAで!」「続きは劇場版で!」なんて鬼畜な締め方だって出来たはず。それをあくまで「一応終わってるんですよ」みたいな締め方をされても、ちょっと納得いかない。それまでの作品の流れが素晴らしかっただけに、こうしたもやもや感で作品を評価しなければならないのは非常に勿体ない。まぁ、このもやもやも含めての「DTB」なのかもしれないけど…… とにかく、そこまで真剣に伏線を拾ったり設定を追ったりしなかった身としては、やっぱり消化不良というのが最終的な評価。もちろん、それでもそこらに転がる有象無象よりは面白かったのが恐ろしいところではあるのだが。 最後にいつものキャスト評価。今回のMVPは、蘇芳役の花澤香菜……では無いな。花澤もいつの間にか独自の存在感の出る役者になってきたのだが、それでも続けて「デュラララ」の番組予告とかを聞くと「あ、同じじゃん」と思ってしまう。もう少し芸幅が欲しいところですわね。個人的に今作で一番好きだったキャラは、鎮目です。らぁぶりぃちゃーーーん! あ、あと桑島キャラに墓碑を1つ追加です。死んでホッとする役者って、凄くね? PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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