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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 皐月が動いた! 第17話。遅かれ早かれこういう流れになるとは思ったが、流石にキルラキル、大展開のターニングポイントはすぐに訪れる。

 「展開が早い」ってわけじゃないんだ。今回起こったことってほとんど無いから、脚本が詰まってるって感じは一切ない。でも、やるだろうと思ったことを一番効果的な要所で回している。皐月の反乱は、はっきりと「生命戦維を打倒する」と宣言したものだった。もちろん四天王たちもそれを知った上で動いていたし、これまでの様々な伏線がここにきてきっちりまとまった。あくまでも皐月は本能字学園のトップであり、その学園こそが彼女の武器。今回はわざわざ30分かけて徹底的に「学園内の設備の荘厳さ」を高めてあり、ここから彼女が世界を敵に回す覚悟が示される。まぁ、親子喧嘩に巻き込まれた形の流子はぽかーんだけども。

 もちろん、動いたからといって、現時点では皐月の心中を全て読み取ることは出来ない。鬼龍院の家に育った彼女が、どのタイミングで羅暁への反乱を決心したのか。その動機はなんなのか。彼女の目指すゴールはまだはっきり示されていない。ただ、「服に着られる人間」という歪んだ理想像に対して嫌悪感を抱いているのは確かなようであり、そこだけを見れば流子とも通じるものがあるだろう。皐月の性格から考えて流子と手を組む展開はなかなか見えてこないのだが、最終的には羅暁という巨大な敵を前にして、2人が共闘する姿が見られるに違いない。ま、オープニングがそんな感じですし。結局、ここまで徹底的に「悪」ではなく「傑物」として描かれ続けた皐月が敵になるわけがないんだよな。彼女がラスボスだと、四天王とも正面から敵対しなきゃいけないから、なんか寂しいもんね。今作で一番愛されてるのって四天王の面々なんじゃなかろうか。ちなみに、形式上「ラスボス」と言ってみたものの、現時点で羅暁がラスボスであるかどうかは定かではない。その奥にはCOVERSという存在もあるはずだし、「羅暁がすげぇ強い」かどうかすら今は分からないから。少なくとも、次回予告を見る限りは剣で刺されるくらいじゃ死なないのは確か。

 そんなわけで、鬼龍院家のごたごたばかりが描かれてしまったために、今週も主人公(のはずの)流子の存在感がどうにも薄い。マコ劇場があるおかげでシーンごとのインパクトはそれなりなのだが、どこまで行っても巻き込まれ型。なかなか寄って立つところが出てこない。黄長瀬の過去話とか、ゆっっっっくりと白衣をはだけていく変態チックな美木杉とかの方が見るべき部分が多かったような。あ、でもどんどん仲むつまじくなっていく鮮血との関係性は良いね。美木杉たちに真実をしらされてしまったせいで、鮮血が本当にしょんぼりしてるのがちょっと可哀想だからね。いっそ鮮血はマコに着てもらうのはどうだろう。細かい悩みとかどうでもよくなるぞ。まぁ、マコは着らんないんだけど。

 そろそろ最終ステージ近くになってしまうので満艦飾家のおちゃらけもなりを潜めるかなぁ、という気もするのだが、どれだけ鉄火場になっても容赦しないのがあの一家。今回は親父が蟇郡さんと直接対決するという見せ場が。「マコはどこに行った」って蟇郡さんに聞いてたのは、「多分お前がマコについて一番詳しいだろ!」みたいな世間の風潮を加味したからに違いない。現時点での四天王の役割は、猿投山=実働部隊の統括、蛇崩=同じく装飾・音響関係統括、犬牟田=情報制御、蟇郡=マコの子守り。

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