最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
メインキャラたちの名前が覚えにくい理由が何となく分かった第6話。こいつら、なんか名前の雰囲気が似てるんだ。マユ、カヤ、ミユ、ナナミ、ミナミ。ヨシノとかは覚えやすいはずなのにキャラがまだ前に出てきてないのよね。 前回までで真夢の顛末は一段落といったところ。雲の上の存在であるI−1とのあれこれはさておくとして、突如ねじ込んできた鈴村ボイスの音楽プロデューサー早坂の手によって、またまたWUGは急速に回り始める。前回登場した時には「また胡散臭いのが増えたな。これでまた面倒ごとが降りかかるパティーンか」と思ったものだが、早坂は今のところ「悪人」ではなかった。いや、それどころかグループにとってみれば転がり落ちてきたぼた餅、千載一遇のチャンスと言っていい存在。何しろI−1をてっぺんまで導いた実力を持ちながら、純粋に育成欲のみでWUGに飛びついてきたために、一切ギャランティが発生しないという最高のコストパフォーマンスを誇るのである。仮に売れなかったとしても、一線級の人材がレクチャーしてくれるなら、いくらか時間を割く価値はあるだろう。実際、レッスンの内容はピンポイントで「今不足しているもの」を補う内容になっているのだ。何かと強運のWUGであるが、ここにきて最大のラッキーが舞い降りたことになる。 しかし、残念ながらそんな状況でもメンバーの顔色はパッとしない。一気にI−1レベルまで引き上げられた要望は、片田舎の「芋」アイドルには荷が重すぎた。激しいレッスンに疲弊し、日々の生活との両立で心身ともにグロッキー。中にはこのままの生活に耐えられないと思い始めるメンバーも出る始末。何事も身の丈にあったゆっくりした成長が求められるということか。しかし、この場合「高みを求める」早坂と、「流石に厳しすぎる」と訴えるメンバーのどちらが正しいと言えないのは困ったところである。ちょうど、前回のエピソードでは「ステージ勘はライブの数こなさないとどうしようもない」という感想を抱いたわけだが、ちょうどその「ライブの数」をクリア出来る好条件が勝手に下りてきたのだから、多少の待遇には目をつぶっても、やはり早坂の指導は正しいものであると思うのだが。 見るべきは、早坂は特に嘘偽りを口にしているわけではないという点。駄目なものは駄目、使えないものは使えない、ただそう言っているだけだ。その上で、「駄目だからやっぱりいいや」とも言わないのは非常にシビアな大人の対応。肉体的に厳しくなってくるとブラックな匂いがしてくるようにも見えるが、アイドルなんて稼業は元々世間の常識が通用しない業界であろう。何千何万という候補の中から生き残って晴れ舞台に立とうという「大それた」望みを抱くのならば、それに見合ったリスクを抱えなければならないのは必然だ。それを分かりやすく体現しているのがI−1の練習現場であり、早坂は同じ方法論を、よりマイルドにして仙台に持ってきただけなのである。藍里を呼び出した時に即刻首にせず、他のメンバーにも判断を委ねたあたり、まだ人間味があろうというものだ。 さて、この状況で他のメンバーが選択すべき正解はどちらなのか。「じゃぁやめます」ではその程度の覚悟ということになる。かといって「藍里は切ります」というのが正解かというと、それも流石に身も蓋もない。アニメ的にはやっぱり7人揃ってのステージに意味があるわけだが……3対3で分かれるくらいがグループとしてはバランスがいいのかなぁ。一番丸く収まるのは、藍里が自力で「アイドルに向いていない」という早坂の診断を覆すこと。「足りない」と言われたのだから、それは受験で点数が足りなかったのと同じ。埋め合わせる手段は、本人の努力以外にないだろう。相変わらず「アイドルとは」という命題を突きつけ続ける作品である。 分かりやすい悪者がいなくなって、今作のテーマ性はより深刻に、難しいところを突いてくるようになった。単純に答えが出せない問題が多く、視聴者側としても、どこに視点を置いて、誰を応援して見ていいのかが判然としないので悩ましい。これはこれでかなり強烈なメッセージ性といえるだろう。面白いのは、普通なら単純に「悪役」になるはずのI−1側の社長ですら、決して悪人ではないというところ。彼は非常に前時代的なスパルタを門下に科しているが、それは「意味がある」からであり、単なる非道ではない。また、大成しているはずのI−1を抱えてなお、木っ端アイドルであるWUGに目を付け、「油断を怠るな」というメッセージを発信し続けている。かなり器がでかい。はっきりいってWUGにこの体制を崩すのは不可能だろう。そういう「理想の1つ」としてI−1は存在しているのだ。今のWUGメンバーのメンタリティでこの分厚い壁を乗り越えるのはかなりの難行に見えるが、さて……。 今回はそこそこ作画状態も安定しており、多少は安心して見られるようになっていた。多くは望まないので、最低限今回くらいの品質を維持してもらえれば、しっかりアニメの中身が見られていいと思います。まぁ、しっかり見たら見たで悩みが多いのだが。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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