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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「リプライハマトラ」 4→4

 無事に最後まで視聴出来ました。それだけでも本当に良かったと思っている。

 正直言うと、「1期よりは随分観やすくなった」というのが素直な感想。要因は割とシンプルで、なにせこっちが完結編なんだから筋立ては分かりやすくなって当たり前である。やってることはモラルとの対決の時と大して変わらなかった部分もあるのだが、少なくとも最終的な信念が見えやすかったことで、アートは敵キャラとしては悪くない活躍をしてくれたと思う。犯行動機がシンプルだし、ちゃんとボスキャラに見合ったチート能力を身につけてくれたし。いや、モラルもチートはチートだったけどさ。あいつの場合行動理念が分からないからついて行きようが無いんだ。ひとまず「アートの野望」というのが分かりやすくなれば、それに絡んでいくはじめちゃんのサブストーリーとか、フリーマム関係の動きなんかも追いやすくなるので、観ていて「こいつら何やってるん?」と思う回数は1期の頃よりも格段に減っている。そして、はじめちゃんの活躍の機会が増えたことで、何をさておいても「まぁ、はじめちゃんが可愛いからしょうがないか」と思える部分もあった(あ、ハニーも可愛かったですよ。幼児退行がデフォのキャラとか、ずるいですやん)。あと、作画のレベルは1期の頃に比べたら格段に安定はした。1期は何があったんだろうね。

 しかしまぁ、そうした面はあくまでも「1期に比べて向上した部分」であり、結局駄目だった部分も多々残されている。一番クリティカルなのは、やっぱり主人公のナイスがよく分からん奴だ、っていう部分かな。アートがあれだけ頑張ってるのを見ちゃうと、何考えてるかよく分からないナイスなんて放っておいて「もうマジでミニマムホルダー抹殺していいよ」と思えてくるのである。毎週アバンの語りで入るような状況を読まない軽さも、なんだかマイナスに働いていてキャラとしての魅力に繋がっていない気もしたし。そうそう、やっぱり今作で致命的なのって「ギャグの寒さ」なんだよね。1期に比べたらシリアスの割合が大きくなっているのでギャグはそこまで多くないのだが、一番のネタ回であるムラサキの入院エピソードとか、本当に見ててうすら寒くなってきた。せっかく中心になるストーリーがまとまりはじめて、いい感じにシリアスが展開出来てると思っていたところに、どうしてああいうのをぶっ込んでくるんだろう。どうにも構成が上手くないのである。構成の拙さといえば、結局増えすぎたキャラを御し切れてなかった、ってのもあるよね。2期全編通じて、レシオとバースデイって別にいらなかった気がするんだが……。

 ま、1期で覚悟していたほどのガッカリ感はなかったので、「それなりにまとまっていました」というのが結論。「異能者に対する差別・迫害」っていうテーマは今期だと「東京ESP」とまるかぶりなのだが、虚無とか、アートのミニマムといった個々の「無茶な能力」の扱いっていう部分では、こちらの方が良い部分もあったと思うし、決して駄目なだけの作品ではないですよ。ただ、他人に勧めるかというと、難しいかなぁ。だからなんで岸誠二はオリジナルをやらせると(ry

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