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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「スペース☆ダンディ(2期目)」 7→7

 概念になり損ねた男、ダンディ。いや、もう彼は既に概念の上位存在であるかもしれない。そしてこのアニメも、今やダンディという1つの概念に成り果てたのか。今作を表すのに一番しっくり来る言葉は、やっぱり「怪作」なんだろうか。

 私の中ではどこまでも「金と時間と人手をふんだんにつぎ込んだギャラクシーエンジェル」である。GAの馬鹿さ加減を、より野放図に引き延ばしつつ、それを「視聴者を笑わせる」以外の方向にも拡充させて出来上がった、何とも金のかかった悪ふざけ、それがダンディ。1期の時点で既に悪ふざけは限界を振り切っていたはずなのに、2期では更に好き放題の度合いを強くし、「とりあえずクリエイターがやりたいって思ったことをやってます」感が半端じゃなかった。これはもう、シリーズアニメの皮を被った巨大な実験施設である。脚本家が暴れ、アニメーターが遊び、作曲者が荒ぶり、役者が跋扈する。その中で、最終的に産み落とされたものが、毎回お届けされた30分である。これだけのものが、何故かシリーズ物として、最終的に収束したのである。やはり渡辺信一郎という男は、凄まじいエネルギー量を持つ大馬鹿野郎なのだった。しょうがないよなー、全部平行宇宙だったらダンディが1人2人死んでも問題無いよなー。伝説巨大兵器アレーも大活躍するよなぁ。

 とにかく最終話を見れば今までのあれもこれもどうでも良くなるわな。1つたりとも捨てシーンが無いという怒濤の突っ込みどころ。よくもまぁ、「一応まとめよう」と思ったもんだよな。いや、まとまってないけども! 訳は分からないけども! 個人的に一番釈然としないのは、結局スカーレットさんが幸せになってないところです! せっかくあんだけデレてダンディ救出メンバーに加わったっていうのに! 最終的にダンディの覚醒を導いたのってハニーのケツじゃないですかー! 隣のスカーレットさんは何?! 当て馬?! 畜生! 俺にくれ!

 というわけで、2期はスカーレットさんの活躍シーンも増えたし、あの手この手で不思議とダンディが恰好良くなっていくという脅威の展開に毎度お腹いっぱいでした。どのエピソードが良いとかいちいち選べないくらいに、13本が全部濃いからなぁ。また改めて1話から見直したら、マジで頭おかしくなりそうです。なんか、エンドレスでサーフィンして足踏みしそうだけども。最終的に一番良かったキャラは、個人的には「ミャウの親父」です。「大好きです!」

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