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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「野球のプリンス様」の略称はどう聞いても「焼きプリン」にしか聞こえないよ、第9話。これ、タイトル的に歌プリっぽいけどイラスト見るとテニプリなんだよね。なお、今週は「デンキ街の本屋さん」のラストにも「シャトルの王子様」が紹介されており、アニマックスではテニプリの再放送もしているという謎の奇跡が発生している。うん、どうでもいいね。

 今週も色々と刺激的な内容が多く、現実を突きつけられてテンションが下がるのと同時に楽しませてももらっている。この「社会の厳しさを見せつけられてもやもやする」感はどうにもならんよね。カタギの人生送ってないこっちに責任があるからね。くそー、福利厚生がしっかりしてる会社で働きたいけど一生タイヤコウカーンだけなのはやっぱり嫌だー。というわけで、ついにお話は仲良し5人組も4人目、3Dクリエイターの藤堂美沙ちゃんに回ってきた。これまでは「頑張って仕事してるけどまわりに迷惑な大人が多くてどうしようもない制作進行」「頑張ってるけどそもそもその仕事自体が茨の道過ぎる声優志望」「真面目に頑張ってそれなりに成功してるけど、スランプに陥ったアニメーター」という3人が描かれてきたわけだが、また新しいパターン、「仕事は順風満帆だし一切問題はないのだけど、仕事の中身に疑問を持ち、代わり映えしない将来に不安を覚えるサラリーマン」が登場した。私みたいにまともな仕事をしたことが無い人間が見ると「うへぇ、一年中、これから死ぬまでタイヤのCGと格闘するなんてマジ勘弁して、1日で飽きるやんけ」って思ったが、考えてみりゃ世の中のサラリーマンなんて大なり小なりこういうことしてるんだよな。世の中の社会人のうち、「クリエイティブな仕事をしている」なんて実感を持って臨んでいる人間なんてどれほどの数がいるものだろうか。

 今回の主役である美沙ちゃんも、そんな有象無象のサラリーマンの1人といってしまえばそれまでである。ただ、彼女の場合は「3D関係の仕事」というカテゴリだけは若い日の夢が叶っているわけで、その中でやっている作業が「おもてたんと違う」だけなのが悩ましい。もう少し別な会社に入っていれば自分のやりたかった「アニメ制作」に近いことが出来たのか? 今から社長に直談判すればもう少し血の通った仕事がもらえるのか? 疑問は尽きず、解決策も見えてこない。意を決して社長に相談はしてみたものの、社長の側もそんな従業員の悶々とした気持ちは理解しつつ、ぐうの音も出ないほどの正論で正面から抑えにきた。「毎月50人もの社員にお給料を払うのって、大変」。……それを言われたら、返す言葉もないよなぁ。仕事ってものが「やりがい」を取るものなのか「実利」を取るものなのか。そのあたりの割り切り方次第でこの会社での仕事も随分見方が変わりそう。第三者目線だと「若いうちは実利を取って、この会社でノウハウを色々と盗んだ後で自分の夢を追えばいいじゃない!」とか考えてしまうのだが、まだまだ若い美沙ちゃんは(頭で分かっていたとしても)なかなか割り切れるもんじゃないよなぁ。

 しかし、その他の面々はもっとストレートな「若いうちの苦労」をし続けているのである。今回再び「新人声優あるある」を披露してくれたずかちゃん。相変わらずレギュラーの仕事は貰えないが、スケジュール開けまくってたおかげでなんとかガヤの仕事で滑り込む。必死に練習し、なんとか「アニメデビュー」を飾ろうと奮戦するも、やっぱり色々と初めてのことが多すぎて空回り。どうせあそこで頑張ったとしてもなかなか音響監督とか上の人の目にとまるって展開もないだろうしなぁ。苦しいお仕事ですわ。それでも、「新人声優はほんの一瞬の仕事でもとにかく全力でぶつかるぐらいの気持ちが必要なんだ」っていう「良く聞く訓話」は伝わってくるし、どういう風にガヤ録りしてるか、なんてのも自然に分かって面白い。そういや音響スタジオが土禁で云々ってのは、誰か実際に話してる人がいたような気がする。あとあの現場にいた永井つかさっていう「主役声優」のモデルは誰なんだろう。パッと浮かばないのでここは単にフィクションかしらね。

 そして、再び戻ってくるのは宮森のところ。最終13話を任されて前途多難な宮森だが、諸悪の根源である木下監督はまたまた暴走。ぷる天のことを抜きにしても、やっぱりコイツ問題児やな。情熱は人一倍あるのだろうが、それでもタイムリミットを守れないのは業界の人間としては致命的な問題点だろうに……実力はあるってことなのかしらね。今回もシナリオライターの人の度量の広さと対応力の高さのおかげでなんとかなったが、その余波は当然原画以降の直接的なスタッフへの負担に。大丈夫かえくそだす。スタッフが逃げ出すんじゃないか、えくそだす。ここはアレかな、突然宮森が絵麻に大量の馬原画をオファー、テンパった絵麻ともども「手描きじゃ無理だからCGだろ?」ってんで下柳さんのとこに持っていき、なんやかんやあって美沙ちゃんのところに助けを求めて……いや、ないな。車メインの制作会社に馬は外注せんな。オメガフォースとかに頼んだ方がいいだろうしな。何にせよ、せっかく発注したはずの空母は無駄になっちゃったね。そもそも元のシナリオはなんで空母だったんだよ。「日本に空母ないじゃーん」って、あんたが一番分かってるやろ水島監督。大洗だけは例外かな? ちょいちょい入れてくる自虐がずるすぎる。

 そういえば、今回は木下監督の思惑とは別に新しいアニメの仕事を取りに行くムサニの首脳陣の様子も描かれていたっけ。スタジオでは仕事が終わらなくてひーひー言ってるけど、いざ新作タイトルのオファーが出たら当然スタジオどうしで取り合いにはなるのね。そのあたりの様子も見ていて興味深い。「監督は木下でいきますから」とかいうアピールがあるってのが面白い。やっぱり大体の監督はどこぞのスタジオについているもんだからね。僕の作品がアニメ化するなら、やっぱりP.A.で、監督は安藤真裕氏でお願いします、次点でディーン+大森貴弘、WHITE FOX+元永慶太郎。「僕の作品」ってなんだっていう疑問はおいといて。

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