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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 90年代以降の魔法少女縛りだとどれくらいの時間保つだろう、と真剣に考える第2話。……えーと、「大魔法峠」はOKですか? 「これはゾンビですか?」は?

 相変わらず賑々しい展開。ただ、流石に開始2話目ということで視聴者への配慮は考えているようで、シナリオを進めながらも、要所で世界設定を復習してくれているのはありがたい。原作ではシームレスに繋がっている部分であろうから、おそらくそこまで親切な導入はないんじゃないかな。帝人とダラーズの関係性とか、杏里と罪歌の関係とか、そういうところは一応今回の導入が復習にもなっているのはそつのない出来。いや、やっぱり初見だとさっぱり分からないとは思うけども。残念ながら私も久しぶりに観るから細かい人間どうしのつながりについてはうろ覚えなんだよね。ワゴンチームと帝人たちが接点をもってるのはいいんだけど、帝人が顔をつないでるのってどのあたりまでだっけね。杏里と森厳は今回が初対面? 今回の様子だとそんな感じだね。何故あのおっさんがカラオケボックスで大事な商談してたのかは謎である。相変わらず神出鬼没で油断ならない奴だ。

 1期とのつながりがほとんど関係無く、今回のお話の中心になっていたのが、臨也のところのお騒がせ双子姉妹である。中の人絡みのせいでどうしてもどこぞのファイヤーシスターズに見えてしまうわけだが、キャラクターの作り方はあの姉妹に負けず劣らず実に阿漕。何ともラノベ的。ファイヤーシスターズは非常に観念的で、ラノベ設定としてもひねた作り方になっているのが作者の性格の出ているところだったが、こちらはとにかく人間関係をつないでつないで絡ませていくのが作品のアイデンティティになっているので、色んなところでやっかいごとを巻き起こせるように、様々な設定のパッチワークのような造形になっている。もちろん、その根幹にあるのは「折原の血」というすこぶる面倒臭いものであるので、設定が阿漕とはいっても一筋縄ではいかないようだ。

 まず、今回最大の見せ場となった謎の跳躍アクションシーンを披露したのが妹の舞流。設定は「活動的」「セーラー服」「あけすけエロ」くらいだろうか。「わざとパラメーターを両極端に極振りした」という能力値は身体の方に向けられており、意味の分からない身体能力は既に人智を越えている。まぁ、この池袋の人間連中は化け物も山ほどいるのでこれくらいではそこまで驚かんでもいいが。「身体」にステ振りしたんだったら頭は悪くてもいいはずなのだが、残念ながら結局は折原の者であるので、単なる筋肉馬鹿ではなく、「直感で動く危険因子」という、兄の面倒さに機動力が加わった形になっている。波江さんの言っていた臨也の「黒幕性」みたいな陰湿さは少ないのかもしれないが、その分だけストレートにおっかないというキャラ。キタエリズムの真骨頂である。

 かたや、姉の九瑠璃は「内向的」「体操服」「巨乳」というセッティング。わざとキャラを分けることで性格に差が出来るところまでは分かるが、プロポーションまでが双子で全然違うのは一体何故なのか。人体の神秘である。2人の通う学校はそこまで校則に厳しくもないのだろうが、ブレザー制服の中でセーラー服という異端と、体操服という異端。そりゃいじめられるだろうよ。あの乳のサイズで一日中体操服って、同じクラスの男子生徒の精神衛生上あまりよろしくない。しかも内向き文学少女だし。この世界の控えめな女の子はみんな巨乳じゃないといけない決まりでもあるのだろうか。もちろん、そんな「控えめ」はあくまでも外面でしかなく、決して舞流のように表立って暴れたりはしないが、その分兄の持つ「黒幕」性は強く受け継いでおり、ちょっかい出してきたクラスメイトの器物を破損、そして将来を破損することなどお茶の子さいさい。質の悪い高校生である。「どっちが積極的か」という問題で舞流と言い合っていたが、まー、あの様子だとどっちもどっちだよな。この2人も「人ラブ!」なんでしょうかね。

 そんな双子姉妹と自然に接点を持ってしまったのが、ちょっと不思議な造形で登場した新キャラ、黒沼青葉。安定のヒロ・シモノボイスなので単なるパンピーなのかと思いきや、どうも彼も随分したたかな人間のようで。積極的に帝人とダラーズに接触を持ち、これから何かしでかすつもりなのか、それとも単に好奇心と野心の旺盛な青年なのか。まだまだ見えては来ないだろうが、トラブルを起こす側に回る雰囲気は既に匂い立っている。ダラーズって既に1期の時点でその特性を活かした活躍はやりきってしまった気がするのだが、帝人はここからその力をどのように駆使していくことになるのだろうか。圧倒的力という意味では罪歌の方が強いからねぇ。おかげで今回も杏里さんはトラブルに巻き込まれるのは必定であるようだが。罪歌絡みだと贄川春奈さんには今後出番はあるんでしょうか。是非出てきて欲しいんだけどなぁ。

 そして、前回の事件でテンションだだ下がりだったセルティさん。謎の「繭」を精製し、いつも以上に熱烈に新羅とのラブラブを見せつけてくれる。落ち込んで甘える理不尽な女王様の愛らしいこと。新羅が尽くしたくなるのもよく分かります。あの繭、居心地は良いのだろうか……。

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