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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 イイハナシダッタナー、最終話。もう、大団円ってのはこういう時のためにある言葉ですわ。まさかえとたまに泣かされるとは思ってなかった。いや、多分泣く奴あんまいないとおもうけども。

 綺麗にまとめてみせました。前半はチュウたんにゃ〜たんによる圧倒的CGバトルを中心としたシリアス展開。最終話は単に殴り合って拳で理解し合うだけかなーと思っていたのだが、ここで神楽遷偶を巡る過去の秘密が明らかになるという最後のサプライズが用意されていた。なるほど、神楽遷偶は必ずしも干支魂を破壊する負の技というわけではなく、他人の傷つき穢れてしまった干支魂に直接触れて浄化する手段としても用いることが出来るわけだ。諸国漫遊していたにゃ〜たんは、過酷な任務で心に負のエネルギーを蓄積させていくチュウたんを見かねてこの技を(どうやってか)会得。チュウたんを休ませるために行使しようとしたが、既に負のモードに突入していたチュウたんにそれを返されてしまい、結果的に記憶を失って今の状態へいたったと。その過程でチュウたんは「猫は敵」という認識を得てしまい、その後記憶を失ったにゃ〜たんが相変わらずブラブラしているのを見ても、「あいつは裏切り者」という認識だけが残り、更に負のエネルギーから解放されることもなかったためにあのような状態になってしまったわけだ。

 非常に明快な伏線回収でほぼ謎は残らなかったわけだが……他の干支神はもう少しなんとかせーよ、とは思うな。チュウたんが負担を抱え続けたのは回りの11人にも責任があるわけだし、メイたんやシャアたんみたいにある程度チュウたんと肩を並べて話し合えるメンバーもいたんだから、もう少し負担を分け合って彼女を救ってあげる方向で動ければ良かったのに。あー、でもウマたんも似たような負担を抱えて参ってたしなー。案外役立たずが多いのか、それとも他の干支神も自分たちの仕事で手一杯なのか(とてもそうは見えないが)。特に犬と猿、てめーら仕事しろ。

 まぁ、そんなわけで過去の全てが詳らかになったわけだが、今回一番嬉しかったことは、ここまで溜めに溜めたチュウたんというキャラクターが一気に噴き出し、それが見事に最終回のカタルシスへと繋がったことである。これまで完全に「悪役」だったチュウたん。その傾向は前回モーたんを滅殺することで決定的になり、流石にここから平和的な終幕などあり得ないと思っていたが、見事にこの「悪のチュウたん」をわずかな時間で「本当は愛しい奴」にスイッチさせることに成功している。あれだけ強がって虚勢を張っていたはずの人間がこれほどまで見事に萌え方向に転換出来るというのは、にゃ〜たんの言葉を借りれば「キャラがブレ過ぎ」のはずなのだが、不思議と違和感はない。これまで「ねずみの猫に対する情念」はずっと描かれてきたファクターであり、彼女がデレることもしっかりと織り込み済みで話が進んでいたため、最後の見事なデレがハマる結果になったのであろう。生まれ変わった白チュウたんはとても素直で、真面目で、よい奴だということが分かる。その上でもう1人の「最強」であるにゃ〜たんともしっかりキャラが描き分けられており、オチまで転がり続けるラストのギャグパートにもすんなり落ち着くことが出来たわけだ。良いキャラになって本当に良かった。エンディングの浄化イラストも最高です。

 もちろん、最終回ということでアクション成分も増し増し。これまで以上にてんこ盛りのCGバトルは、見たこともないような動きが満載で、チュウたんの使う鞭の動きがユニークなので非常に見映えがする。ラストの大技対決、力と力をぶつけ合う神楽遷偶の打ち合いなど、緩急のついたモーションがCGでここまで表現出来るというのはすごいことだ。また、クライマックスの人情芝居までもがCGの表情で描かれるわけだが、ここもきちんと入り込めるようになっているのは素晴らしい仕事だと思う。どっちのデザインも可愛いのよね。

 というわけで、最後は「チュウたんのキャラが良かった」というお話なわけだが、何故ここまで手放しで褒めるかといえば、そりゃ中の人のことですから。もうね、大原さやかの全てが見られましたね。たまりませんね。これ、さぁやファンは必見必聴ですよ。最近は色んな作品で「おっかなくて強い役」か「純正お母さん役」が多かったので、なかなか「かわいい系」の役を聞く機会が無かったおかげで、デレチュウたんの破壊力は当社比70倍。やばい、こういうノリは久しぶり。ホントに全部持ってかれます。また「チュウたんVSにゃ〜たん」というのが俳協の同門対決になってるのも良いところで、稀代の爆発物村川梨衣が、大先輩にぶつかり、謎のビッグバンが起こっているのです。事務所の先輩っていうか、もう完全に娘を見守るお母さんみたいなスタンスですけども。りえしょんに向かって「うるさい!!」って言ってるさぁやが本当に楽しそう(そしてウザそう)でよろしい。

 あー、終わってしまうかー。でもラストのCパートを見れば、ギリギリで続編期待してもいいのかなー。このままわずか一本で終わってしまうのは勿体ないコンテンツだと思うよ。いくらでも掘りさげようがあるんだから、是非とも今後の展開を期待したい。

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