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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 田島と大地が並ぶと身長差がでか過ぎる第3話。約20㎝差か……田島すげぇな。

 今回も本当にじっとりと、原作に忠実に脚本がくみ上げられている。どうしたって漫画はネーム部分が多いのでともするとダラダラと台詞ばかりが多くなってしまう気がするのだが、それを紙一重でかわしているのがこの作品の最大の見どころ。

 今回注目すべきは2つのシーンで、1つ目は栄口による「三橋の過去の想像」のシーン。「全部俺の想像だけど」と締めくくっているので勝手な妄想といえばそれまでなのだが、あれだけの複雑な三橋の内面を、栄口は哀れみと共感をもってほぼ完璧に理解しているように見える(実際は三橋本人の解答が無いので正解とは言い切れないが、原作や今回の描写を見る限りこの「妄想」は三橋の本音だろう)。グラウンドでの練習中という実際の場面に、過去の三橋の記憶(の妄想)を重ね合わせ、それに栄口の早口のモノローグが入るという、何とも奇妙な構成なのだが、これがきちんと流れに組み込まれているのは素直に感心した。原作でもこのシーンは少し浮いてるんだもの。

 そしてもう1箇所は、スクイズ成功後の花井のモノローグ。ベンチに戻って田島に声をかけられた花井が悶々としながら台詞を並べ立てる場面で、ここも原作では何とも窮屈な印象なのだが、アニメでは、このときに周りの情景も並行して描き、長くていじましい花井の悩みを「原作そのままに」表出させている。

 ほんと、ここまで「実際の野球シーン」と「大量の心情説明」が並行して垂れ流される作品というのは希有である。それもこれも、全てそれなりの説得力を持つ絵があればこそだ。大地のものすごい牽制球や、「おお振り」ではすっかりお家芸になった「キャッチャーマスクの中からのグラウンド」など、説明力を落とさずにきちんと動きを見せてくれるシーンが秀逸だ。モモカンが久し振りに投げたスクリューなんかもたまらない臨場感がある。

 あと、視聴前から個人的に凄く気になっていたのが、田島が漏らした「満足してんなよ」という台詞。あの台詞だけは、原作を読んでも「田島がどんな意図で、どんな風にあの台詞を言ったのか」が想像出来なかったのだ。今回実際に田島がそれを言っているシーンを見て、すとんと何かが落ちた気がした。田島は確かに、そういう奴だ。

 やっぱり実際に動いてしゃべると、面白いなぁ。 

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