最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
何故殺した、最終話。あそこで晴風が沈む必要は欠片もなかった気がするのだが……敬礼ポーズで締めたかったのか、はたまた「続編なんてねぇよ」と伝えたかったのか……港湾で接岸してる状態なのにあんなに綺麗に沈むもんですかね? 水深どんだけあるんやろ。 最終話は流石のドンパチバトル。「ラスボス」武蔵との対決シーンはそりゃもう、これまでの蓄積が活きる最大の見せ場であろう。実際、最後の勝負を決めた接触シーンなんかは他作品では見たこともないような映像になっており、頑張って艦のモデルを3Dでしっかり描き起こした甲斐があったというものだ。同様の戦艦バトルは「アルペジオ」があったが、あちらはトンデモ戦艦ミラクルフォームに変形してしまうために完全なファンタジー。こちらの作品は、「もし武蔵と戦うならどうやって勝つ?」という、「もし熊が襲ってきたら」的な男の子ドリームがあるのだ。ホント、さっさと方向性を定めて、「ちっちゃい晴風でどうやって日本軍が誇る数多の戦艦を打ち倒していくか」っていうバトルものにすれば、今回みたいな盛り上がりが毎回演出できたと思うのだが……それじゃ駄目だったんですかね? 他にもバトルは各所に見応えのある部分もあり、明乃も咄嗟に舵の代用を思いついて実行するなど、「ひらめき型の天才」的な挙動をようやく見せてくれた。最初からこうして「敏腕艦長」っぷりが見えるバトルが演出されていれば「空のストパン」「陸のガルパン」にならぶ「海のハイフリ」になった可能性もあったのだが……。 確かにバトルシーンは見どころが多かった。だが、やっぱりこの期に及んで今作は謎シーンが多すぎる。せっかくなので最終回まで首尾一貫して文句を書いていこう。まず、結局ブルマーや教官たちにとって晴風ってのがどういう存在だったのかが分からなかった。今回、冒頭部分では「3分でいいから足止めして」と言われていた晴風。そりゃ当然のことだ。実際に武蔵と接触したシーンを観ればそのサイズ差は明らか。とてもじゃないけど正面からぶつかって太刀打ち出来るマッチメイクではないし、それは晴風側も重々分かっている。足止め程度なら何とかなる、ってのが校長の判断だったのだろうが、しかし、ことは言わば「戦争」である。最後に晴風が沈んでいったことからも分かる通り、一歩間違えば多数の人命を犠牲にしたかもしれない状況なのだ。そんな中、たかだが「3分の足止め」程度を依頼するために、幼気な女子生徒たちを数十人単位で死地へ向かわせる判断はどうかしている。3分稼いだからって何が変わるもんでもないだろうに。さらに、その後比叡やらなんやら、主力クラスの艦隊が武蔵に追いついており、やっぱり晴風いらないじゃん、ってなる。「晴風が足止めしたから間に合ったのだ」ってことなんだろうけど、別に武蔵が陸に近づいてから追いついてもそこまで問題無いのでは。いくら武蔵とて、接岸してすぐに壊滅的な被害が出せるわけでもないだろうし、そもそも何で陸に向かってたのかも分からんし。 さらに加えて、加勢に来た増援部隊が晴風に対して見せた姿勢もひどい。「晴風の援護を!」じゃねぇ、お前らが行くんだよ。なんで満身創痍の晴風に最後の仕事させようとしてるんだよ。とっとと場所入れ替われよ。明乃も明乃で援軍が来たのを見て「これならまだ行ける」とか言って方針変えちゃうしね。下では必死に艦が沈まないように頑張っているクルーたちがいて、ギリギリのところで延命を図っているというのに、「大した戦力でもない」はずの晴風を突撃させるため(おそらく武蔵艦長に会いたいがため)に転身しているのである。みんなして積極的に晴風を沈めたがっているようにしかみえない。 そして、この転身に至る前のシーンの描写が本当に分からなかったので、ここで細かく記載しておこう。どういうシーンかというと、機関室に浸水が報告され、もうどう頑張っても保たないと思われた後のシーン。「副長が離艦を促す」→「艦橋クルーでも意見が割れる」→「ぽけ〜っとした後、泣き出す明乃」→「なんかちょっと口元が笑ってる」→「副長も笑い返す」→「離艦命令を出す」。このシーン、なんで2人して笑ってたんだ? 命の危機に瀕して笑っちゃうのか、「やっぱり私たち程度じゃ駄目だったね」っていう諦観だったのか。何にせよ、一番緊迫していて笑顔なんか見せるシーンじゃないと思うのだが……誰か納得のいく説明プリーズ。 まー、最後は一応狙った通りのゴールに入ることが出来たのかな? 陸に上がって喜ぶクルーたちを見ると、本当に明乃艦長は沢山の人たちに迷惑かけてきたな、ってしみじみ思う。まぁ、前にいっぺん陸に上がったときはトイレットペーパーだけ抱えてさっさと乗船しちゃったし、あんまりありがたみ無いんだけどさ……うーむ、消化し終わったはずなのに消化不良だな……。 PR |
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