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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「うしおととら(第2期)」 5→4

 頑張ったアニメ化だったとは思うんだ。製作スタッフも手を抜いてないはずだし、1枚絵のクオリティはそれなりに高い。でもまぁ、最初から無理な勝負ってのはあるもんで。

 やっぱり世間で散々言われているように尺の問題はそう簡単に解決出来るものではない。色々とすっ飛ばしたことにより、最終決戦で一気に集い来るカタルシスはどうしても弱くなってしまうし、(私自身はあんまり分からなかったが)シナリオに具体的な無理が出来ているところもあるという。もちろん、どれだけカットしたと言ってもそれで万全の尺が確保出来たというわけでもなく、駆け足気味の部分も多く見られたのは分かりやすい難点だろう。改めて、「なんで3クールだったんだろう」という部分は問わねばならない。また、3クールでまとめるにしても、休憩を挟んだのが2クール目終わりってのは分からない。2期目となった今回はほとんど全ての尺を白面との直接対決に割く必要があり、それまでに用意してきたものを全て「回収する」フェイズ。その「回収する側」が「される側」と時間的に隔たってしまったことは純粋にマイナスに作用したんじゃなかろうか。

 動画の質などは特に驚くようなものは出ていない。どちらかというともっさりした演出の方が多かった気もするが、まぁ、そこは藤田らしい大仰な演出方向ってことで悪くはないか。止め絵の質は高く、あの暑苦しさを要所要所で見せてくれていたし、塗りの濃さなんかもいかにもな感じ。これであとはメリハリを付けて動けば完璧なのだが、「藤田絵のイメージを残しつつ、それをシャキシャキ動かす」って割と無理ゲーなんだよな。線が多すぎるからさ。そこはもう二者択一で、ある程度原作の風味を犠牲にするか、それとも開き直ってそういう味にするか。今作は後者を選んだわけだが、その部分についてはある程度成功してたとは思う。勿体ないアニメ化だったかもしれないが、決して無駄なアニメ化ではない、と。ま、そんなとこ。

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