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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 栄口は頼りがいがありすぎる気がする第4話。泉も強いし巣山も打つし、西浦って本当に強いチームなのでは……

 今回も当然、原作にぴったり張り付いた形で進行するシナリオ。ただ、今回はこれまでに比べてちょっと脚本の詰め込み方がきつくて、早回しで見ているような印象の部分も見受けられたのは気になるところか。もちろん、だからといってすぐに質が下がっているというわけではないのだが。何しろタイさんと市原、三橋に花井と、割と濃くて面倒な連中の心情描写を休むことなく描き続けているわけで、どうしたってネーム部分が多くなるのは仕方ないところ。阿部の外道っぷりも克明に描かれているので、きっと腐女子はたまりませんね(?)。ここまでコロコロと主観視点が変わるのに破綻を来さないのは、それだけでも充分労作と言えるレベルである。

 高校野球の試合(しかも観客の少なく、内容的には地味な試合)を延々描き続けているので本来ならばものすごく盛り上がらない画面になるはずなのだが、主観視点の移動で常に最も盛り上がっている心情に画面がリンクするので飽きることがなく、ガンガン視点が移動するからこそ出来る無茶なアングルが要所要所でいいアクセントになっている。今回面白かったのは、ものすごくさりげない「一二塁間からの煽りでピッチャーを眺める」というファーストの守備位置を意識したアングル。この視点って、普通の野球アニメではなかなか出てこないと思います。

 また、クライマックスとも言えるタイさんのヘッドスライディングでは、まさかの「スライディングする選手の視点で迫り来る1塁ベースを描く」という構図を、実にダイナミックな動画で描写している。確かにこのシーンで最も盛り上がるのはタイさんの心情であろうし、それに肉薄できるカット割りが一番見どころにはなるだろうが……なかなか出来ないよ、こういう思い切った作画って。ほんと、あの手この手で画面に変化を付けて「野球をやっている感じ」を出そうとする手練手管には感心させられる。

 他にも大きく振り回してして体勢を崩す泉のスイングシーンとか、何も言わずにアウトコースを要求した阿部が遠景でもスッとミットを動かす描写とか、ものすごく細かい部分まできちんと「原作通り」に伝えようとする描き込みに信念が感じられる。号泣する大地の涙だけはやたらアニメチックになっていたのも面白かったし、ベンチで花井が落ち込んでる時もちゃんと音声でグラウンドの様子は伝わってくるしねぇ。やっぱりすげぇ原作だし、すげぇアニメだ。

 あぁ、花井……

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