最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Ancient Brontodon 古代ブロントドン (6)(G)(G) C クリーチャー・恐竜 9/9 我々が「次の次元は恐竜次元!」と言われて真っ先に思いつくタイプのクリーチャーってこれだったんじゃなかろうか。蓋を開けてみれば予想以上に賢くて可愛い恐竜が多かったけども……。でかい、重い、強い(かもしれない)という恐竜のイデアが詰まったバニラ。8マナバニラというだけで相手にしない人も多いかもしれないが、これはこれで事件なんですよ。MTGwikiには「バニラクリーチャー一覧」なんて便利な記事もあるのでそちらで見てみると、過去のバニラクリーチャーで最も重いのがこの8マナ域であり、そこに鎮座していたのはわずかに1体だけ。そう、言わずと知れたあの最強最大、氷河期の災厄様である。そんな神をも超える存在と比較するのもおこがましいが、なんとこちらは同じコスト域でパワーが2、タフネスが3アップ。……おこがましいよね。どっちがだかわからないけど……。あ、ほら、でもこっちの恐竜はダブルシンボルだからさ! このコスト域のダブルシンボルに意味があるかわからないけど……。とにかく、ここが恐竜のゴールだ。マナ加速などを駆使して一度はその姿を実際の戦場で拝んでみたいものである。ちなみに、かなりのこだわりがあるのだろう、英語版のフレーバーテキストのデザインが実に格好いい。これ、絶対に配列も考えてデザインしてるよなぁ。
Atzocan Archer アゾカンの射手 (2)(G) U クリーチャー・人間、射手 1/4 到達 〜が戦場に出た時、あなたはこれが他の対象のクリーチャーと格闘することを選んでも良い。 どことなく和風な響きもある言葉、アゾカン。それがなんなのかはわからないが、どっかの地名とか種族名なんだろうな。さておき、そんなあぞかんが誇るアーチャーが登場。タフネス4の到達持ちがしっかりと空を見据え、今環境で暴れまわるであろうフライヤーたちをきっちりマーク。ついでに登場時にタフネス1までなら屠ることができるので、2/1フライヤーなんかが出ている場は大好物だ。これだけでもそこそこの仕事ぶりではあるが……なんか、過去の先輩アーチャーたちに比べると随分地味。「戦利品狩り(RAV)」とか「フェメレフの射手(10E)」みたいな「フライヤー絶対殺す」という殺意の波動は感じられない。そこでもっとよく見てみよう。なんとこのクリーチャー、緑の呪文には珍しく、格闘する相手が敵クリーチャーに限られていない。やろうと思えば自軍のクリーチャーといきなり取っ組み合いを始めることが可能なのだ。普通の環境ならばなんの意味もない変化だが、この世界にはちょっとでもダメージが与えられると大事件な恐竜たちが跋扈している。この射手は、空の見張りをするふりをして、こっそり後ろから恐竜の尻に矢を打ち込むのである。……どさくさに紛れて相手に追いダメージを食らって殺されないように気をつけよう。
Blinding Fog 目隠し霧 (2)(G) C インスタント このターン、クリーチャーに与えられるすべてのダメージを軽減する。あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで呪禁を得る。 「この環境のフォグ」のコーナー。毎度あまり注目されない枠であるが、さすがに毎回無視されるのは問題があると思ったのか、なんと今回は全軍呪禁という全く別次元のボーナスをつけることで一気に使用価値を引き上げた。というか、もうこれフォグじゃないな。単なるカウンター呪文だな。よく見れば「戦闘ダメージ」ではなく「クリーチャーに与えられるダメージ」なので、全体火力からみんなを守ることができるし、こちらから殴っている場合、クリーチャー戦闘だけチャラにして本体ダメージだけしっかり通すなんて小技も可能。使ってみれば色々便利な1枚。あとはまぁ、この3マナっていうコストが許容できるかどうかだ。相手が恐竜の場合、下手に激昂させないための安全弁として用意しておくといいかも。
Blossom Dryad 開花のドライアド (2)(G) C クリーチャー・ドライアド 2/2 (T):対象の土地をアンタップする。 この世界における「草原のドルイド僧(9ED)」。一応先輩カードと比較すると上位互換だが、あんまり昔のカードと比較しても意味はないかな。この手のカードでの成功例というと、「ニクスの祭殿、ニクソス(THS)」と同じ環境にいたおかげで大活躍した「旅するサテュロス(THS)」だろう。このクリーチャーに比べるとパワーが1低い分、2マナで出せるので2→4マナのステップアップが果たせるのが大きかった。こちらのクリーチャーは最低限の戦闘力を確保したために初動が遅い。3→5というステップアップでももちろん強力には違いないが、さすがに構築レベルではもっと他に使いやすいマナクリーチャーがたくさんいるはずだ。もちろん、リミテッドの場合はマナクリは何であれ貴重。今回もいつものように土地に張って加速するオーラ(「新たな地平」)が収録されているので、コモン2枚でのお手軽コンボから一気に7マナ8マナの恐竜パラダイスを目指せ。万が一「太陽の揺籃の地、イトリモク」とか手に入るとえらい騒ぎ。まぁ、そこまでマナを出して何がしたいかはわからんが。
Carnage Tyrant 殺戮の暴君 (4)(G)(G) M クリーチャー・恐竜 7/6 トランプル 呪禁 〜は打ち消されない。 説明不要、理不尽の塊。リミテッドで大人気だった「板金鎧の破壊屋(BFZ)」が、コストを軽くした上にカウンターされる心配もなくなるというスーパー進化を遂げた状態だ。流石レア。リミテッド弁慶だったアンコモンとは訳が違う。とにかく一度着地してしまったらコントロール志向のデッキではほぼ対処不可能。あとは蹂躙を待つばかりだ。まぁ、最近は「大災厄」みたいな呪文も搭載されているらしいけども。これで6マナってなぁ。
Colossal Dreadmaw 巨大な戦慄大口 (4)(G)(G) C クリーチャー・恐竜 6/6 トランプル コモンの特攻隊長。カードリストでは神話レアの「殺戮の暴君」と並んでしまうために「いじめだ」と同情の声が寄せられているが、こうして神話と並べても、せいぜい「打ち消されない」と呪禁とパワー1点が足りないだけ(だけ?)なのだからコモンにしちゃぁ大したもんである。現在も「猛り狂うカバ」がその充分なボディで暴れまわっているのだから、さらに決定力が増し、部族シナジーもてんこ盛りのこの恐竜がリミテッドで何人もの人間を血祭りにあげることは確定事項である。ここに到達できるかどうかで、緑がらみの恐竜デッキは1つの指針になるんじゃなかろうか。もっと上を目指したい人は、あとは8マナのブロントドンに手を伸ばせ。……こいつでまだ足りない状況ってあるかなぁ……。
Commune with Dinosaurs 恐竜との調和 (G) C ソーサリー あなたのライブラリを上から5枚見る。その中から、恐竜カードか土地カードを1枚公開し、手札に加えても良い。残りをライブラリの下に好きな順番でおく。 毎度おなじみ、緑のめくって入れるシリーズの新作。カード名と効果からはこの手のカードの大先輩である「自然との融和/Commune with Nature(10E)」へのリスペクトが感じられますね。ただ、残念ながらこれまで数々の次元で活躍してきた同型呪文の中ではやや使いづらい方。先輩呪文は最低限クリーチャーならばなんでも確保できる保証があったものだが(「古きものの活性(ROE)」を除く)、今回は恐竜しか認められていない。まぁ、その分重たい恐竜デッキのサポートとして土地がキープできるようになっているのでトントンなのかな。どちらかというと、「サテュロスの道探し(M15)」みたいなマナ調整呪文だと思った方がいいのかもしれない。そう考えると、序盤は確実にマナを伸ばし、中盤以降は伸びたマナから出すべき恐竜をわずか1マナで探せる。最悪の場合でも土地が選べるなら「ハズレくじ」の可能性はかなり低い。あれ、悪くないな。強いです(手のひらクルクル)。
Crash the Ramparts 塁壁壊し (2)(G) C インスタント 対象のクリーチャーはターン終了時まで+3/+3の修正を受けるとともにトランプルを得る。 「熊の覚醒(KTK)」の名義変更再録。この世界ではさすがに「クマー!」と言われてもさっぱり迫力がないので名前の変更を余儀なくされたのだろう。タルキール次元だと「高山の灰色熊」に「熊の覚醒」っていうすごくしっくりくるプレイングが出来たんだけどね。「熊の覚醒」も出番はそこそこのコンバットトリックだった。コスト分の働きはきっちりこなしてくれるのだが、やっぱり戦闘中に構えるトリックとして3マナはやや重い。特に攻められている状況の場合、「クリーチャーを展開して、なおかつ守るためにトリックも構える」という動きになるとどうしてもコストがかさばってしまうのである。まぁ、トランプルがついている時点で守りに使うカードではないのだが……存分に恐竜を味わい尽くしたい人が叩き込むための呪文だし、あまり慌てて揃える必要はないかもしれない。
Crushing Canopy 押しつぶす梢 (2)(G) C インスタント 次のうちから1つを選ぶ。 ・対象の飛行を持つクリーチャーを破壊する。 ・対象のエンチャントを破壊する。 一瞬「あ、再録呪文だ」と思ったのだが、よく見ると違った。「闇の隆盛」で登場したモード選択型の呪文の名前は「押し潰す蔦/Crushing Vines(DKA)」。コストも同じ緑のインスタントだが、よく見ると下のモードで壊せるものがこっちはエンチャント、あっちはアーティファクト。難度の高い間違い探しである。まぁ、確実にモチーフにはしているだろうけども。何度も書いている通り、どうやら今回の世界はフライヤーが割とやばい。特に緑をやっている人間は今まで以上に注意を払う必要があるが、与えられたカードはこれと3/4到達の「葉を食む鞭尾」の2枚(あとは格闘除去)。だいたい今まで通りの質と量である。幸い、このカードならエンチャント除去を兼ねられるおかげでメインで投入しても無駄になることはほとんどなくなったので、とりあえず入れておいて、相手の動向次第で破壊対象を選びたいところ。エンチャントもフライヤーもどっちもたくさん出してくる相手は……事故るように祈るとか……。
Deathgorge Scavenger 貪る屍肉あさり (2)(G) R クリーチャー・恐竜 3/2 〜が戦場に出るか攻撃するたび、対象の、墓地にあるカードを追放してもい。それがクリーチャー・カードであるなら、あなたは2点のライフを得る。それがクリーチャーでないカードであるなら、〜はターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。 ほんのりウーズ風味の恐竜。さすがにやりすぎエースの「漁る軟泥(M14)」先生に勝っている部分はほとんどないが、まぁ、そこは正しい調整の結果であり、これだけでもそれなりに存在感はある。まず、出た時点で(割と)2ライフくれる。優しい。アタック時にも2ライフくれる。優しい。場合によっては4/3で殴ったりもするけど、いうてもタフネス3だし、次のターン以降にカウンターが残ったりもしない。優しい。そしてこの世界は特に墓地ギミックもないので相手も「あ、どうぞ」と快く墓地を差し出してくれる。優しい。……あれ、リミテッドですら優しさに溢れてるな……これ、レアか……。ウーズ見習えよ(優しくない)。
Deeproot Champion 深根の勇者 (1)(G) R クリーチャー・マーフォーク、シャーマン 1/1 あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。 緑マーフォークのレア。その性能は確かに緑らしいし、ギミックだけ見ればやっぱり青っぽくもある。なんと果敢能力持ちなんだけど、その果敢がターンエンドに終わらないという仕組みだ。当然、諸々のカウンター応援ギミックとのシナジーというか、もうこのカードのためだけにマーフォークはカウンターを支援してるんじゃないかとか、色々と贅沢極まりない一品。かつて「ミラクルグロウ」を支えた「クウィリーオンのドライアド(M13)」のようなミラクルな成長が可能かどうかは分からないが、とにかく今後のマーフォークが生きていくための1つの指針には違いない。どんなデッキが出てくるんでしょうかね。
Deeproot Warrior 深根の戦士 (1)(G) C クリーチャー・マーフォーク、戦士 2/2 〜がブロックされた状態になるたび、これはターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。 赤の熊クリーチャーがやたらと優秀だったこの次元だが、緑の熊も負けてはいない。パンチしているだけならば単なる2点クロックだが、クリーチャーで対処しようとすると難度が一段上がるのだ。幸い2点のタフネスをぴったり殺せるような火力や除去がこの世界にはほとんどないので、この能力が役に立たなかった、というタイミングはかなり少ないはず。2マナで堅実なステータスのマーフォークであることを利用し、カウンターをのせて育成する候補にも最適である。参考までに並べておくと、緑に与えられた他の2マナコモンクリーチャーは0/3で探検する「イクサーリの卜占師」と、守り手サイクルの「イクサーリの守り手」の2枚。緑だけは2マナに恐竜が与えられていないことに注意だが、今後の世界の2マナ域はマジで激戦区だ。
Drover of the Mighty 大物群れの操り手 (1)(G) U クリーチャー・人間、ドルイド 1/1 〜はあなたが恐竜をコントロールしている限り+2/+2の修正を受ける。 (T):あなたのマナプールに好きな色のマナを1つ加える。 マッスる可能性があるマナクリーチャー。まずもって2マナで出てきて制限なしの色マナ出し放題は、世が世ならレアである。世界中の「ユートピアの木(9ED)」が悲しみのあまりに枯れ果ててしまいそうだ。これだけでも昨今のマナクリーチャーとしては及第点なのに、さらに太陽帝国的バージョンアップモードも搭載。恐竜と仲間になるには、強き竜の者、つまりキョウリュウジャーにならなければいけない。1/1なんかで獣電池は使いこなせないのだ。最高のブレイブを見せることにより、見事3/3になり上がればパンチャーとしても一線級だし、除去される可能性も低くなる。より高みの恐竜を目指すためにせっせとマナを出し続けても良いし、その後は戦士として戦ってもいいだろう。在りし日の「熊人間」を思い出させるそのタフネスは要注目だ。別にそこまで重たい恐竜を目指さずとも、マナクリとしての性能を無視して3ターン目に恐竜出してパンチが充分強いっていう。
Emergent Growth 創発的成長 (3)(G) U ソーサリー 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+5/+5の修正を受けるとともに、このターン、可能ならブロックされなければならない。 ある意味では緑除去。「ブロックされなければならない」という緩い強制力と増強効果のセット販売ということで、近いところでは「大型化(M14)」なんかがあるのだが、どうもこちらのスペルは色々中途半端だ。「大型化」は5マナとはいえ、+7という爆裂増強にトランプルまでついているので「踏み荒らし」とは別種のフィニッシュブローとして機能したのだが、こちらはわずか1マナの差ながら、トランプルがつかないので場合によっては1/1トークンを差し出されてハイおしまいという展開になってしまう。相手が出してきたクリーチャーを召喚酔いしているうちに強制的に巻き込んで除去するムーブが一番利益が大きいだろうが、なかなか狙ってそうした調整をするのも難しいだろう。決まれば大きいけど決めるのが大変な呪文。イラストに描かれているのはマーフォークなので、いっそのことブロック強制機能は無視して回避能力持ちから5点を叩き込むのが正解なのかもしれない。
Emperor’s Vanguard 皇帝の先兵 (3)(G) R クリーチャー・人間、スカウト 4/3 〜がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、探検を行う。 コスプレした松尾伴内みたいな濃い顔のおっさん。装飾の意味はわからんが、これ、強そうに見えますかね……。まぁ、実際のカードとしては並の強さだ。4マナ4/3ってのはコモンレベルで、そこからうまいことダメージが通れば少しずつサイズアップしたり、手札が増えたり、色々と気の利いたことをしてくれる。……でもさ、レアなんだからもうちょっと何かあってもよくない? このサイズでトランプルもなしにダメージ通せるかな? 普通にコモンと相打ちで終わりな気がするんだけど。なんでレアなのさ。なんで通った後もサイズアップが確定しないのさ……。うまいことボケてさんまちゃんに拾ってもらえ。
Grazing Whiptail 葉を食む鞭尾 (2)(G)(G) C クリーチャー・恐竜 3/4 到達 結局アモンケットではあんまりお世話にならなかった「大蜘蛛」さんが引退し、今回はパワーアップしたこちらの恐竜が空の番人を務めます。「大蜘蛛」さんのおかげで4マナ到達のベースは2/4のイメージが強いが、過去にも「雲冠の樫(LRW)」や「高楼の弓使い(DTK)」など、ダブルシンボルにしてパワーを上げたコモンは存在しているので、今回は恐竜に種族変更しての再録ということになる。「大蜘蛛」サイズの場合はどうしても「飛行対策」の色合いが強いのでメインからの投入に抵抗があるが、このステータスならば積極的にアタッカーにも使っていけるのでかなり使いやすい。どうせ今後も緑は飛行に頭を悩ませなきゃいけないのだし、多少重たい恐竜デッキが木っ端のような適当なフライヤーに畳み込まれないよう、しっかり採用しておこう。
Growing Rites of Itlimoc イトリモクの成長儀式 (2)(G) R 伝説のエンチャント 〜が戦場に出た時、あなたのライブラリを上から4枚見る。あなたはその中からクリーチャー・カードを1枚公開し、それを手札に加えても良い。残りをあなたのライブラリの下に好きな順番で置く。 あなたの終了ステップの開始時に、あなたが4体以上のクリーチャーをコントロールしているなら、〜を変身させる。 ↓ Itlimoc, Cradle of the Sun 太陽の揺籃の地、イトリモク 伝説の土地 (T):あなたのマナプールに(G)を加える。 (T):あなたのマナプールに、あなたのコントロールするクリーチャー1体につき(G)を加える。 緑のレジェンドエンチャントサイクルはなんとも不思議な出来。まず表の効果が実に即物的だ。出した時点で損をしない(可能性が高い)のは偉いのだが、その程度の効果でレジェンドってどうなのよ、誓った時のニッサさんを見習えよ、という気がしなくもない。しかし、そうした大人しさも次に訪れるフィーバータイムの前振りでしかない。クリーチャーカードを手にし、めでたく並べることに成功すれば、そこから芽生える伝説の土地は、リアルレジェンドの名にふさわしい「ガイア揺籃の地(USG)」。かつて様々なデッキで猛威を振るったその能力は、土地の概念をぶっ壊す、まさにウルザブロックの申し子であった。そんな伝説の土地を手に入れるクエストなのだから、多少地味でもしょうがないのだ。裏返った時点で土地1枚から4マナ出ることが確定している。あとはもう、好きにしちゃってください。そうなると、このクエストクリア条件がどの程度のハードルになるかだが……さっさとマナクリーチャーを並べるデザインなら、その後のデカブツにつなげるプランにも矛盾しないかも。「希望守り」がいると変身後の爆裂マナライフがより快適に。イトリモクランプ、来るかもしれませんよ?
Ixalli’s Diviner イクサーリの卜占師 (1)(G) C クリーチャー・人間、ドルイド 0/3 〜が戦場に出た時、これは探検を行う。 軽量の探検持ち。2マナ1/4 or 2マナ0/3キャントリップ。まぁ、2マナでドローができるならそれだけでも充分という気もするが、どちらにしてもあまり主義主張がはっきりしないカードである。探検デッキだったら手軽に出していける部分がプラスに働くが、そこまでフィーチャーしていない場合、緑は他の2マナ域がいるので優先順位は低そうだ。
Ixalli’s Keeper イクサーリの守り手 (1)(G) C クリーチャー・人間、シャーマン 2/2 (7)(G)(T)、〜を生贄に捧げる:対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+5/+5の修正を受けるとともにトランプルを得る。 守り手サイクルの最後を飾る緑は、サイクル中では唯一の2マナで与えられ、おかげで(これでも)最大サイズになった。なんで1人だけ足並みを揃えなかったのかはよくわからないが、これで1/1トランプルとか出されてもしょうがなかったし、使う側からすれば助かりますね。まぁ、そうは言っても十中八九単なる熊でしかないのだが……。グダッた後のトップデッキ対決でこいつだけ出てきても結局熊なのが寂しい。
Jade Guardian 翡翠の守護者 (3)(G) C クリーチャー・マーフォーク、シャーマン 2/2 呪禁 〜が戦場に出た時、対象の、あなたのコントロールするマーフォークに+1/+1カウンターを1つ置く。 コモンで出撃できるカウンター配達人。お仕事だけを考えれば4マナはあまり軽くはないのだが、自身の呪禁が説得力を増してくれている。特に準備がなくとも3/3呪禁は保証されているのだから、「原初の狩猟獣(M13)」相当は確定しているのだ。悩みがあるとしたら、どうせならこいつを育てるのが一番現実的なんだけど、その割には登場が遅いのでちょっと手間がかかるということくらいか。まぁ、回避能力持ちにカウンターを託す使い方の場合、こいつ自身は呪禁とか関係なしにチャンプブロックで死んでいきそうな気もするが。
Jungle Delver ジャングルの探査者 (G) C クリーチャー・マーフォーク、戦士 1/1 (3)(G):〜の上に+1/+1カウンターを1つおく。 「新緑自動機械(AER)」の緑なりの姿。設置コストが軽くなったものの、成長を始めるまではタフネス1と脆弱なのでありとあらゆる除去で殺されるのが悩みの種。まぁ、相手もわざわざ貴重な除去をこいつのために使っていいものかどうかは悩む気もするが……。ロングゲームになれば思いの外うざいのは「新緑自動機械」が証明した通りなのだが、「アーティファクトならなんでもいいから!」みたいなカラデシュ環境とはわけが違うので、マーフォークであることに存在意義を見いだせるデッキでないとわざわざ声はかからないだろう。
Kumena’s Speaker クメーナの語り部 (G) U クリーチャー・マーフォーク、戦士 1/1 〜はあなたが他のマーフォークか島をコントロールしている限り+1/+1の修正を受ける。 ちょっとサイズの大きな1マナマーフォーク。ギミックとしては「密林の猿人(9ED)」「壌土のライオン(WWK)」を踏襲しているが、残念ながら修正値は+1/+2ではなく+1/+1止まり。マーフォークに1マナ2/3のマッチョボディは似合わないという判断なのだろうか(一応「陽刃のエルフ(M15)」と同じギミックとは言えるが)。その代わり、こいつが要求する条件は基本土地以外にも「他の仲間」という選択肢が増え、サイズアップの機会は増えている。今回は緑だけでもたくさんのマーフォークが用意されているので、頑張れば緑単色のデッキでも1マナ2/2を維持できるかもしれないのだ。まぁ、正直そこまで頑張る必要があるクリーチャーには見えないのだが。やっぱり手っ取り早いのは1ターン目に出して2ターン目に島セットだろうからなぁ。2ターン目から「検閲」なんかを構えて徹底したクロックパーミッションを狙ってみるのは面白いかもしれない。かなりハードだけど。緑のマーフォークは、下の環境のマーフォークデッキに入れにくそうなのが惜しいんだよなぁ。今後は青緑系が標準になったりするのだろうか?
Merfolk Branchwalker マーフォークの枝渡り (1)(G) U クリーチャー・マーフォーク、スカウト 2/1 〜が戦場に出た時、これは探検を行う。 シンプルに探検だけを楽しめるクリーチャーだが、なんとこれがアンコモン。なるほど、確かに2マナでドローが1枚進められるクリーチャーか、2マナで3/2のクリーチャーであると考えれば、コモンであることは許されないか。こうして見るとやっぱり探検ギミックって素体が強いんだよな。2マナで3/2のマーフォークが手に入る可能性があるというなら下の環境のマーフォークデッキですら検討の余地はあるかもしれないし、+1/+1カウンターが乗っているというのも今後を左右する重要なポイント。マーフォークもひょっとして馬鹿にできないスピードが出る種族?
New Horizons 新たな地平 (2)(G) C エンチャント・オーラ エンチャント(土地) 〜が戦場に出た時、対象の、あなたのコントロールするクリーチャーに+1/+1カウンターを1つおく。 エンチャントされた土地は、「(T):あなたのマナプールに任意の一色の色マナを2点加える」を持つ。 おなじみマナ加速オーラ枠。現在も「楽園の贈り物」が3ライフという絶妙なサポートと相まって活躍中だが、なんと新たな1枚はさらに魅力的なセット販売で強烈にアピール。+1/+1カウンターを置くだけなら1マナインスタントくらいの効果とはいえ、あんまりホイホイ提供されてもゲームが壊れてしまうリソースである。それがマナ加速のついでにプレゼントされるというのだから、お値段そのままのセールス文句にもつられて、思わずポチりたくもなるというものだ。まぁ、とにかくマナ加速しか考えてないような向こう見ずなデッキの場合、ゲームをグダらせるライフゲインなら絶対に無駄にならないが、このカードの場合はどうしても2マナまでにクリーチャーを用意しておきたくなるのでデッキはむしろ制限されることになってしまうんだけども。いや、そういうデッキにしなさいよ。
Old-Growth Dryads 老樹林のドライアド (G) R クリーチャー・ドライアド 3/3 〜が戦場に出た時、各対戦相手は自分のライブラリから基本土地・カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出しても良い。その後、そのプレイヤーはライブラリを切り直す。 なんとも愉快なデメリットを持った1マナファッティ。「相手に何かしてあげるからちょっと大きくてもいいよね」というのはクリーチャー色の緑ではちょこちょこ試みられているデザインで、個人的に印象深いのは始祖とも言える「狩り立てられたウンパス(MMQ)」だろう。そして、これが突き詰められると「誘うワーム(ONS)」になる。今回のドライアドはそこまで派手ではないが、相手のマナ加速という、正確に計りづらいけど確実にマズいデメリットを持っている。一応損得で考えれば「はぐれ象(WTH)」と同じなんだけども、なんだろ、こっちの方がまずい気がするんだよね。相手は色事故を大きく改善できちゃうし、相手がマナで先んじてしまえば3/3程度の脅威はさっさと対処されそうだし。それすら気にならない速度のビートで使えば「野生のナカティル(ALA)」クラスの戦力なのだが……うーむ。あ、「レオニンの裁き人(SOM)」と一緒に使えば……いや、なんか違うな……。とりあえずリミテッドでならチャレンジする価値はあるかも。なお下の環境だと「基本土地1枚も入ってないよ!」みたいなデッキも割とあるので、そういう相手にならそれなりのファッティ。ただ、そういう相手専用のサイドボードってのは流石に無理がある。
Pounce (1)(G) 襲撃 C インスタント 対象のあなたのコントロールするクリーチャーは、対象の、あなたのコントロールしないクリーチャーと格闘する。 今までありそうで無かった、緑単色でのシンプル格闘インスタント。これの上位互換となる「闘技(GTC)」は存在していたが、なぜか単色には切り出されてなかったんだよね。今回ようやく新規で設定され、その名前は「襲撃」に落ち着いた。ソーサリーでじっくり格闘するのが「捕食」でいきなり殴り合いになると「襲撃」。どういう違いなんだよ。シンプルな名前なので、おそらく今後はしょっちゅう再録されるカードになるんじゃなかろうか。リミテッドでも当然お世話になる呪文だが、「待ち伏せ」に慣れてしまった贅沢な身には物足りなくもある。贅沢は敵だ。
Ranging Raptors 群棲する猛竜 (2)(G) U クリーチャー・恐竜 2/3 激昂 - あなたのライブラリから基本土地・カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出しても良い。そうしたなら、あなたのライブラリを切り直す。 一体どういう原理でそんな能力になっているのかは分からないのだが、とにかく緑っぽさを前面に押し出したチート臭い激昂恐竜。「土地を手札に入れる」くらいならまだドロー能力と似たようなもんだから理解できるのだが、タップ状態とはいえ置いちゃうのはやんちゃが過ぎるな。これが立ってるだけで相手も殴る気はかなり削られるんじゃなかろうか。強いて難点を挙げるなら、3マナパワー2とクロックが低いところ。相手からすればブロッカーとして立たれている方がよっぽど嫌なはずで、殴ってくるなら2点くらいは献上してスルーしてしまう可能性も高い。そうなってしまえばコモンレベルである。やっぱり恐竜がいるなら積極的に自軍ダメージを狙うべきだろうねぇ。モダンに「紅蓮炎血(PLC)」恐竜デッキとか出てこないかな。
Ravenous Daggertooth 貪欲な短剣歯 (2)(G) C クリーチャー・恐竜 3/2 激昂 - あなたは2点のライフを得る。 「いてェなコラァ! ライフ回復すんぞ!」って、どんだけ優しい恐竜なんだよ。なんでそんな効果なのかはやっぱり分からないし……激昂能力って恐竜のフレーバーを表す能力としては優秀だけど、本当にフレーバーの準じようと思ったら効果自体は割と制限されそうだな。まぁ、とにかくこいつは叩かれると悶え喜んじゃうM気質なのだろう。3マナクリーチャーがそこそこ戦闘行為をこなしながら2点のライフをくれるといえば、個人的には2点どころじゃなかった「放牧の林鹿(ZEN)」の印象が強い。この恐竜はどうせダメージを食らったら一回の戦闘で死ぬだろうから回復量は大したことないだろうが、重くて攻めの起点が遅い恐竜デッキを相手にする場合、さっさと削り切りたいのにこうしてちょろっとでも回復されるのは存外嫌なはずだ。これと加虐持ちの「呪文織りの永遠衆」あたりで喧嘩して、残りライフが2の初心者プレイヤーを混乱させてほしい。
Ripjaw Raptor 切り裂き顎の猛竜 (2)(G)(G) R クリーチャー・恐竜 4/5 激昂 - カードを1枚引く。 シンプル イズ ストロンゲスト。レアという特権を好き放題に活用した骨太新兵器。4マナ4/5の時点で色々とOKだが、これが一度戦闘に絡めばもうアドバンテージが止まらない。まぁ、ワンパンで相打ちになればそこまで大きな得にはならないかもしれないが、このサイズを1対1で打ち取るのは容易ではなく、黒除去でもない限りは相手のリソースが2枚以上削れるはずだ。さらに赤と組み「焼け付く双陽」あたりの火力で自軍にもダメージを与えつつ相手を薙ぎ払えばバンバン美味しい思いができる。積極的にそうしたシナジーを組み込んだステロイドタイプのデッキは割と現実味があるんじゃなかろうか。格闘呪文とのシナジーも組み込みやすいため、緑単色でもラプタービートができるかもしれん。「待ち伏せ」とかだと「ッかー! ドローできなくてつれーわー!」ってなる。プレイマナーはきちんとね。
River Heralds’s Boon 川守りの恩恵 (1)(G) C インスンタント 対象のクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1つ置き、最大1体までの対象のマーフォークの上に+1/+1カウンターを置く。 緑コモンではヤバさの筆頭にある気がする1枚。マーフォークが1体いることが最低条件だが、それさえ満たせばなんとインスタントの「旅の準備(ISD)」。クリーチャーのサイズをそんなにホイホイ上乗せしちゃダメでしょうに。さらに、独特の書式がこのカードを興味深いものにしており、1つ目の対象と2つ目の対象には「他の/another」という記述がない。つまり、「対象のクリーチャー」と「対象のマーフォーク」は同じクリーチャーでもなんの問題もないのである。インスタントでカウンターが2つ乗る呪文は、ちょっとした回避能力持ちと合わせて簡単にフィニッシャーを生み出すことができるだろう。リミテッドで相手が森を立てていたら真っ先に警戒すべき1枚だ。
Savage Stomp 凶暴な踏みつけ (2)(G) U ソーサリー 〜を唱えるためのコストは、それがあなたのコントロールする恐竜を対象とするなら(2)少なくなる。 対象の、あなたのコントロールするクリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。その後そのクリーチャーは、対象の、あなたのコントロールしていないクリーチャーと格闘する。 レアリティあげれば何やってもいい定期。恐竜とか関係なしに、どこに使っても「弱者狩り」の上位互換。まぁ、コモンとアンコだから1マナくらいの差はよくあることですよ。しかし、これがさらに恐竜を対象にするモードだと1マナとかいう訳のわからないコストにまで激変する。「捕食」と同じコストで+1/+1カウンターがおまけについてくるのだ。まぁ、そもそも恐竜ってのはでかい生き物なので、格闘の勝率を上げるカウンターはそこまで大事な要素ではないのかもしれないが、それでも増強+除去のパッケージで1マナは価格破壊極まれり。カウンターが乗ることでマーフォークデッキでもシナジーが期待できるのでどんな状況でも速やかにピックされるぞ。え? トランプルもつけてほしいって? もぅ、カルトーシュのことは忘れなさい。悪い夢だったのよ。
Shaper’s Sanctuary 形成師の聖域 (G) R エンチャント あなたのコントロールするクリーチャー1体が対戦相手のコントロールする呪文や能力の対象になるたび、あなたはカードを1枚引いても良い。 何そのわがまま。元々クリーチャーに触るのが苦手で、除去カラーとしては一番の後発である緑。その分、何とか自軍クリーチャーを守ろうと様々な防衛手段を講じることになり、最近はすっかり呪禁という防御スキルを色特性として定着させた。しかし今回はそうじゃない。殺されるものは殺される。オーラで封鎖されたらその時は残念でしたと手も合わせよう。でも、その分の損失補填はガッツリいただきますからね、という新手の保険金詐欺みたいな文面が書かれている。対象にするたびに問答無用のカードキャッシュバック。これはあの一気に禁止カードにまで駆け上がった「トレストの使者、レオヴォルド(CNS)」が持っていた理不尽の極みである。流石にどれだけ除去が優秀なデッキでも、あらゆるクリーチャーに保証金がついている状態では対処しきれるもんではないだろう。そしてこのエンチャント、掛け金は最低限度でたったの1マナ。とりあえず置いとけば自軍クリーチャーのホスピタリティが極限まで向上するのである。やってられねぇな。まぁ、全軍呪禁とかよりはまだマシなのかもしれないが……タッパーみたいなカードはとりあえずゴミクズになるな。
ダイナミック再録シリーズ。まぁ、これはそこまでダイナミックでもないけど。「帰化」にキャントリップをつけたらセオリー通りに2マナ重くなったというわかりやすい一品。ただ、キャントリップの公式は「元コスト+(2)」なので、色拘束が厳しくなったこれは若干コスパで落ちる。万能対策カードにアドバンテージまでついているのだから弱いはずはないのだが、どうしてもこの手のカードはメインで使われる効果ではないので、万能性が求められることは多くはない。特にこのカードはアーティファクト対策華やかなりし傷跡環境で登場したこともあり、構築で見かけることはなかった。スタンダードレベルだと現在は「造反者の解放」が真っ先に候補に上がるが、エンチャントの地位向上があればこちらも候補にはなるだろうか。リミテッドならとりあえず入れとけばいいんじゃない。
Snapping Sailback 噛み付く帆背びれ (4)(G) U クリーチャー・恐竜 4/4 瞬速 激昂 - 〜の上に+1/+1カウンターを1つおく。 激昂能力はだいたい理不尽なものだが、瞬速と組み合わさるとその理不尽さが大きく加速する。突然曲がり角から飛び出しておいて、ぶつかったら「オイワレ、どこに目ぇついとんじゃ」と絡んでくる。なかなか最低の恐竜だ。ちなみに、激昂能力は割と新鮮なイメージがあるのだが、こいつの場合能力は「キノコザウルス(8ED)」と全く同じだったりする。もちろん、4マナ2/2だったせいでカウンターがのる間も無く死んでいった先輩クリーチャーと違って、こちらの恐竜は瞬速+タフネス4でしっかり将来を見据えている。コスパもかなり優秀で、リミテッドレベルならさほど考えずとも「瞬速でブロックして相手クリーチャーを一方的に除去」→「5/5が残る」という絶望的な状況を演出できるだろう。さらに恐竜シナジーにカウンターシナジーに……やりたい放題やな。
Spike-Tailed Ceratops 棘尾ケラトプス (4)(G) C クリーチャー・恐竜 4/4 〜は各戦闘で追加のクリーチャーを1体ブロックできる。 なぜかわからないが突発的に多重ブロック能力を持つ恐竜。この能力って基本的に白だったよなー、と思って確認したら、最近では「巣網から見張るもの(SOI)」とか「絡み爪の人狼(EMN)」みたいに緑にも導入されてきてるのね。まぁ、ベースとなるクリーチャーサイズの大きな緑の方が「1体でまとめて面倒みるぞ」っていう能力は活かしやすいか。ただ、この恐竜の場合はコモンの基本サイズとなる5マナ4/4なので、飛び抜けてサイズが大きいというわけでもない。2体を受け止めて生き残るのも困難だし、まとめて2体を殺すという挙動もそこまで狙えるものではなさそう。いつものことだが、おまけ程度に考えておく方がいいかも。まぁ、恐竜デッキの穴埋めに。
Thundering Spineback 轟く棘背びれ (5)(G)(G) U クリーチャー・恐竜 5/5 あなたのコントロールする他の恐竜は+1/+1の修正を受ける。 (5)(G):3/3でトランプルを持つ、緑の恐竜・クリーチャー・トークンを一体生成する。 恐竜・ロード。基本サイズのでかいクリーチャーが1点くらいサイズを増したところで今更という気もするが、その後も4/4の恐竜が生まれ続けるなら何考えてるんだお前。1体でゲームが決められるやんちゃレアなのは間違いない。もちろん、そのぶんコストもやんちゃ。まぁ、恐竜ならなんとかしろ。中盤の守りをしっかり固めれば、そこからの怪獣惑星を盛り返すことは可能なはず。この1引きからスタートして、立て続けに7マナ8マナのレア恐竜が流れてきたりしたらどう判断したものかな。
Tishana’s Wayfinder ティシャーナの道探し (2)(G) C クリーチャー・マーフォーク、スカウト 2/2 〜が戦場に出た時、探検を行う。 探検カードの基本デザイン。戦場に出る一回こっきりの起動なので、動きとしては「土地が1枚ドローできる」か「こいつが3/3になる」のどっちか。その過程で「だいたい占術1」くらいのことが起こる。総じて見れば決して3マナで悪い効果ではないだろう。マーフォークデッキ、探検デッキのベースに。
Verdant Rebirth 新緑の再誕 (1)(G) U インスタント ターン終了時まで、対象のクリーチャーは「このクリーチャーが死亡するたび、それをそのオーナーの手札に戻す」を得る。 カードを1枚引く。 死出の旅路に出たクリーチャーと強引に再雇用を結ぶ社畜精神に溢れた1枚。相手が除去などを使ってくれていればめでたくアドバンテージ、そうでない場合でもキャントリップなのでカード損は絶対に発生しないという安心設計ゆえのアンコモンである。直接場に戻ってくるわけじゃないし、破壊不能をつけるような呪文と違うのでもっさりした印象はぬぐえないが、187能力持ちのクリーチャーなんかをこれで回収できれば2度3度と美味しい。そこまで熱烈に欲しいというカードではないが、クリーチャーの多いデッキなら潤滑油として自然に投入できるだろう。
Verdant Sun’s Avatar 翠緑の太陽の化身 (5)(G)(G) R クリーチャー・恐竜、アバター 5/5 〜か他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはそのクリーチャーのタフネスに等しい値のライフを得る。 恐竜・アバターサイクルの緑。こうしてみるとやっぱりサイクルでの共通点は特にないな。レジェンドのギシャスさん以外は「場に出た時に何かする」3枚か。単にでかいのだが、むしろ7マナ5/5とかレアにしてはちっちゃいというイメージすらある。さらに与えられた能力を見ても……うん、そうか……緑のレアで持ってる能力がライフゲインだけって、「寛大な麒麟(SOK)」の頃の緑いじめを思い出すな……。いや、出るだけで5ライフゲインだし、その後の回復量も割と馬鹿にならないとは思うのだが、わざわざ7マナも払って雇ったクリーチャーにそんなことして欲しいのかっていう。リミテッドだと……流すんじゃねぇかな……いや、いっそ白と組んで吸血鬼の後見人を任せるか。
Vineshaper Mystic 蔦形成師の神秘家 (2)(G) U クリーチャー・マーフォーク、シャーマン 1/3 〜が戦場に出た時、対象の、最大2体までのあなたがコントロールするマーフォークに+1/+1カウンターを1つずつ置く。 レアリティを下げてマナが出なくなった「ピーマの改革派、リシュカー」。黒緑系で猛威を振るったやりすぎレジェンド・リシュカーさんのあのムーブが手軽にアンコモンで楽しめるようになった。流石にそれでも強すぎるので増強先は同族のみに限定されてしまったが、リシュカー同様に最低限自分におけるわけで、あとは味方が1体いれば条件はクリア。そうでなくとも最悪3マナ2/4(カウンター持ち)というだけでもコスパは高いのだからなんの問題もないだろう。一応マーフォーク専門デッキ以外では優先度が下がるので、純正マーフォークを狙っている人からすれば遅めで引きやすいのもありがたい。2体3体と集まればそれだけで恐竜をも凌ぐサイズが実現可能。回避能力持ちや探検による素のサイズに恵まれた味方をサポートすれば、ほら、骨太なビートの出来上がり。なんで蛇って青緑じゃないんでしょうね(わがまま)。
Waker of the Wilds 原野を目覚めさせる者 (2)(G)(G) R クリーチャー・マーフォーク、シャーマン 3/3 (X)(G)(G):対象の、あなたのコントロールする土地に+1/+1カウンターをX個置く。その土地は0/0で速攻を持つエレメンタル・クリーチャーになる。それは引き続き土地でもある。 こちらもやはり+1/+1カウンター絡みの魔術を駆使するマーフォーク。普通の次元ならエルフがやってる仕事だな。素でも4マナ3/3とそれなりの能力だが、なんと土地を費やせばいくらでも「クラキリン(TMP)」ばりの戦力を投下可能。普通に土地を展開していても、こいつが出た次のターンには土地が3/3になるというのだ(タップしてるけど)。そしてこのクリーチャーの面白いところは、次々に土地をクリーチャーに変えることも可能だが、マナの注ぎ先を一箇所に絞り込んで大物クリーチャーをじっくり育てるという選択肢があること。少し前の覚醒能力を持ったカードでも似たような挙動ができたが、こいつはカードを消費せず、ただひたすら土地だけでもゲームに勝つことが出来るのだ。緑単色で運用出来るので、下の環境のカウンター絡みの何かとシナジーを形成する可能性もあるし、直近の「ハリマーの潮呼び(BFZ)」みたいな覚醒サポートと手を組んでもいいだろう。とりあえずリミテ番長からスタートだが、何か面白いデッキが組めそうである。「ラムナプの採掘者」と一緒にどうです?
Wildgrowth Walker 野茂み歩き (1)(G) U クリーチャー・エレメンタル 1/3 あなたのコントロールするクリーチャーが探検を行うたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置き、3点のライフを得る。 セットギミック応援クリーチャー。探検1回につきカウンター1つに3ライフと、ボーナスはかなりお得感があるが、それだけ探検ってのが発生しにくいイベントということだ。比較対象としては、例えば上陸で1ライフを得られた「ジャディの横枝(BFZ)」、そして手がかりや現出とシナジーを形成する「血茨(EMN)」なんかが思い浮かぶ。探検も「1枚のカードで発生するのは1回だけ」という点で「血茨」に近く、「血茨」はしっかり狙ったデッキなら2点3点と増強することが可能だった。こちらは2マナで序盤にさっさと設置しておくことが可能だし、何より探検ってのはやって損する能力ではないので、ガンガン積み込んでぐるぐるカードを回していけば、勝手にこいつがゲームを終わらせてくれるかもしれない。終わらなかったとしても少なくとも死は遠ざけてくれるのだし。大きなテーマではないのかもしれないが、一度狙ってみたいギミックである。
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