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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「クズの本懐」 6

 エンディングが怖すぎて一気に本編の中身がかき消えそうになったんだが……なんか、猟奇殺人の趣がありますね。

 個人的には今期期待の一本。いや、原作も読んだことないし、どういう展開になるのかはさっぱり分からないのだが、単に「安済知佳久しぶりの単独主人公作品」としてである。ちかぺの演技プランは割と相性が良いものが多くて、チャイカにしろ麗奈にしろ、色々とストライクゾーン。そして、彼女の真骨頂は声に籠もった「情念」みたいなものの強さ。声の振れ幅、バリエーションで見せるタイプの役者ではないのだが、一言一言がボディブローのように突き刺さる印象がある。そんな彼女が今回担当するのは、「クズ」を自称しひたすらにエゴイスティックな情念を燃やし続ける、何とも倒錯したスタンスのヒロインである。直球しか投げないにも関わらず豪速球で相手を打ちのめした高坂さんとはまた違った意味で、安済知佳の最大値を引き出せそうなヒロインではないか(番組ラジオは聞いたので作品の概要は分かっているのです)。

 とはいえ中の人要素だけで話を進めるわけにもいかないので当然その他の部分にも注意を払って観ていくことになるが、1話目を観る限りではしっかりと中の人の良さを楽しめるだけのクオリティに仕上がっているように思える。天下のノイタミナ枠なのだから大崩れなどするはずもないのだが、タイトルが提示するような「クズ」方向での押しつけをあまり強くせず、画面の色付けを極力抑え、モーションよりも情景の積み重ねで心情芝居を見せていく方向性は作品のテイストにマッチしているように思う。制作はラルケ、そして監督は「WHITE ALBUM2」を担当した安藤正臣。こういうドロドロとした青臭い情念の描写ならば面白い映像を用意してくれそうではないか。

 まぁ、1話目の場合はどっちかっていうとベッドシーンの赤裸々な印象の方が強かったわけだが……。……これ、エロアニメだ! うわー。ちかぺの喘ぎ声だ! もう、その時点でノックアウトですよ。ごちそうさまですよ。いや、別に毎週これをやられても困るんだが、一発目の「餌」としてはこんなものに釣られクマー。でもさ、こうして肌を重ねてしまってる時点でさ、2人はさ。なんかもう……本当に1話目からグルグルとヒロインの内面を想像してしまうアニメである。いいぞ、こういうのは大好きだ。いや、別にNTR好きだからとかそういうのではなしに、救いようのないあけすけな「気持ち」の問題っていうだけでもワクワクするじゃないの。しかし、野郎の方は性欲があるような無いような……。ここからヤツがどういう動きを見せていくのか、普通にシナリオ面でも楽しみな作品です。

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