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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 完 全 決 着! な第9話。全く予想外のことは起こらない展開なわけですが、このスピード感は他の作品には無いこのアニメの売りであり、悩みの種でもある。もう少しラストバトルにけれん味を持たせても良かった気がするんだけどねぇ。

 前回ぶっ飛ばされたジョーイが、何故か冒頭で1回だけ復活。しかし、「ヒーローマンはジョーイが操っている」という見たらモロわかりの事実を看破したゴゴール様のテンションは高く、とどめとばかりに全力パンチで今度こそジョーイをぶっ飛ばす。「第1部完!」と高らかに勝利宣言するゴゴール様だったが、何のきっかけなのか、ヒーローマンが暴走。デューオっぽかった外見に更にファイアーマンの要素も加え、圧倒的な膂力と暴力でもってゴゴールをフルボッコにしてしまう。

 とどめにアイアンクローからの首へし折りというおよそヒーローとは言えないフィニッシュホールドに入ろうとしたヒーローマンに対し、意識を取り戻したジョーイは必死のストップをかけ、すんでの所でヒーローマンは意識を取り戻す。後は完全に事後処理の流れで、改めてブラスト一閃、哀れゴゴール様は居城の塵と散った。Dr.ミナミの思惑を見事に裏切るデントンの運ゲープレイも見事にきまり、核の炎もかくやという大爆発の中でも、4人はあっさりと帰還。やっぱりアメリカ人のヒーロー補正は伊達じゃないね!

 とまぁ、勧善懲悪のお手本のような筋立てだったわけだが、バトルシーンがそこまでバリエーションをもっておらず、今回目玉となる暴走シーンも静止画メインであまりアドレナリンがでない構成になっていたので、一つの結末としては「まぁ、こんなもんか」というレベル。怒りにまかせて首をへし折ろうとすると「君は僕のヒーローなんだから!」という乙女チックな理由で制止したのに、最後に自分の命令で顔面がひしゃげる程の拳骨ならぶち込んでいいという英雄観もなんだかよく分からない。いや、多分あのまま暴走していたらヒーローマンが悪の心に魂を売って暴れ回っていたのだろう。ジョーイにとって、あくまでヒーローマンは「白いひと」でないと駄目ってことだな。

 暴走によって見事な勝ちを拾ったおかげで、一応今回のMVPはヒーローマンということになるはずなのだが、何故かインパクトが強かったのは勘とセンスのみでタマを止めてしまった教授の方だろう。キーボードなのかどうかもよく分からないインターフェースを初見で操り、「彼らの技術体系に触れたことがある」とはいうものの、あれだけ巨大な施設と兵器をコントロールするシステムを曲がりなりにも操れてしまうというのは、ひょっとしたら天才の片鱗なのかもしれない。そもそもコントロールルームに移動するエレベーターを使えた時点で驚きだ。

 そして、そんな一般人の活躍の陰で完全に割を食ったのがDr.ミナミ。先週出てきたでっかい手はどこで使うのかと楽しみにしていたのだが……結局彼の秘密兵器もお披露目前にお蔵入り。今後は彼を中心に物語が進むだろうし、リベンジに期待したいところですね。そしてゴゴールの残した落とし種と、それを回収した謎の人物……たかが10話では終わらせねぇよ!

 ところで……ウィルはあのまま日常生活を送るのかい?  

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