最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
抜き身の感情で容赦無く斬りつけてくるのマジ勘弁して、第3話。もう、どこを切り取っても超濃い味しかないんだけど、片や砂糖菓子みたいなだだ甘いシーンで、片や豚骨ラーメンみたいなギトギトの油分で。満干全席に殺される。 まずは砂糖パート。前回衝撃の引きを見せたえっちゃんこと絵鳩早苗ちゃん。彼女と花火の馴れ初めが語られ、彼女の切実な想いも明らかになった。どうやら花火は持ち前の我の強さがプラスに働いたらしく、えっちゃんの中では救世主的な存在。ついでに花火の場合は割と見た目もよさげなので、元々そっちの素質があったえっちゃんはコロッと落ちてしまったということなのだろう。しかしまぁ、そんな秘めたる思いの桜Trickならずっと秘めたままで終わらせても良かったのだろうが、熱視線を送っているうちに気がついてしまった花火の「違和感」は、どうしても無視出来るものではなかった。花火と麦の間の「恋人」関係に疑念を持ったえっちゃんは、ブレーキをかけなければいけないとは分かりつつも、同じ布団の中、辛抱たまらず暴走モードへ。でもまぁ、この状況で我慢出来なくなるのはしょうがないだろう。相手が無意識なのも本当にたちの悪いことで。 今回の暴走について、えっちゃんは自身で「賭け」と評している。麦との関係が「怪しい」というその一点のみを理由に、もしそれが例えば「麦と嫌々付き合わされている」みたいな状況であれば、自分が花火の助けになり、そのまま「おいしい」ポジションに入り込むことも不可能ではないかもしれないのだ。もちろん全て打算で動いたわけでもなかろうが、えっちゃんにはそうした希望があった。何しろ「ピュアな」花火なのだ。彼女が好きでもない人間と付き合っているなら、きっとそこには「花火の悩み」の本質が隠されているに違いない。 しかし残念ながら、花火の悩みはえっちゃんの想像の斜め上を行くものだった。彼女の本質はピュアはピュアでも純正の「クズ」。麦との関係性は納得づくのもので、そこにえっちゃんの立ち入る隙間はなかったのだ。結局、感情を吐露するだけで終わってしまったえっちゃんの暴れ損。花火からすれば新たに「好意」が自分に叩きつけられたことで、その重さを初めて認識し、悩まされることになる。「興味のない他人からの好意は害悪」と以前言い切っていた彼女。そこに、「恋愛対象になるとも思っていなかった友人」という領域外からの刃が突き刺さり、さらにモカからの悲痛な懇願を叩きつけられることで、自身がこれまで唾棄すべきだと思っていた存在と大差無かったという事実を叩きつけられる。好きという感情は圧倒的な熱量を持った「情」であり、それを無下に蹴ることも出来ないという窮地。そして、自分はそんな感情を抱えながら、それを本来の対象にぶつけずに、麦という代替物でまかなっていたのだ。感情をぶつけられる麦のことを考えれば、改めて自身の「クズ」っぷりを認識せざるを得ない。 えっちゃんとの関係性がこの先どうなるかはまだ分からない。しかし、改めて麦との関係性を考え直すことは迫られたのだ。そして、麦の部屋にシーンを移し、今度は砂糖から一転して「油分」のパートである。過去の火遊びの記憶を夢に見て身体の一部が元気になってしまった麦と、たまたまその現場に居合わせて男の何たるかを見せつけられる花火。興味が無いわけではないし、むしろここで麦が襲い掛かってくるような人間だったら話は簡単。麦に主導権を握られたことにして、あとはズルズルと「駄目な」関係を深めていけば良かったのだろう。しかし麦は未だブロックを崩さない。花火が「楽になりたくて」布団に潜り込んで接近を試みたというのに、この圧倒的物量の据え膳をも、彼はギリギリのところで食わぬ選択に至ったのである。条約通りの清い(?)関係性。しかしそれは、「楽だった」はずの麦との関係性において、初めて非対称を成した歪みでもある。「好きになれば楽になれる」と歩を進める花火に対し、「恋は盲目」の麦は全く動かない。そして、精神的にも肉体的にも、自分と麦は違うのだということを見せつけられて花火は窮するばかり。このまま麦との歪な関係を続けることは、親友であるえっちゃんの訴えを無視することにつながってしまうのだ。 そして、そんな悩みを抱えたある夜に訪れる3つ目の味わい。酸味か、えぐみか。関係性の渦中にある麦の憧れの人、茜先生の「真実」の暴露。そりゃまぁ、花火たちだって人のことを言えた義理でもなかろうが、彼女は思った以上にアレな人。まぁ、男をどう転がそうと彼女の人生なのだから自由には違いない。元々麦だって中学生男子の青い恋心をこじらせただけの関係性であり、現在見える茜の「真の姿」とは別次元に憧れが存在していたのだ。しかし、そうして「見えない」「見ない」麦と違って、花火は同性のよしみもあり、茜の姿がどこまでもくっきりと見えている。あけすけな彼女の、自分とはまた違った人生観を見せつけられる。花火は茜に対する感情を「嫌悪」と表したが、さて、彼女が「嫌う」のは茜のどんな部分なのだろうか。2人の男の間で飛び回る彼女を「嫌う」権利は花火にはない。自分だって、思い人とは別の男に肉体関係を強要する「クズ」であるのだ。しかし、それでも彼女は嫌わずにいられない。そんな関係を謳歌している茜を。そして、麦の気持ちに気付いているだろうに、それを弄び一瞥に付さない彼女のコトを。この怒りは、自分のためか、麦のためか。 グルグル回る花火の気持ち。そしてそれを取り巻く数々の情念。一筋縄ではいかぬ世界。そろそろ胃もたれも限界レベルだぞ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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