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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 やったねビーチ回! 第11話。まぁ、描かれたのは野郎の海パンが数秒程度でしたが……。ターニャさんの水着姿見てみたかった……。

 ビーチ回は冗談として、クライマックスのアクション回である。コンテ演出の担当はなんと立川譲氏。圧倒的なカメラワークと爆裂描写で、作中屈指の魔道戦闘を余すことなく描ききっている。とにかく今回はそれに尽きるお話である。結果だけを見てみればフェアリー大隊は全員が生存し、ターニャさんも大した怪我も無しに逃げおおせているのだから、やはりターニャの俺ツエー状態は変わらないはずなのだが、少なくともバトルシーンのあいだは手に汗握る緊迫感がビシッと張り渡され、初めてピンチらしいピンチが描かれることになった。復讐に燃える賢雄さんの迫力がお見事で、ターニャが常に身にまとっている「神の寵愛を受けた者特有の狂気」が、ついに相手側にも乗り移るのである。神に背く者と神の加護を受けた者の戦い。一触即発の戦場は、からくも主人公サイドの勝利に終わるのである。土壇場のシーンでのヴィーシャちゃん登場のタイミング、冷徹な至近距離からの連射、そして最後の自爆シーンと、一連のシーケンスの無音のせめぎ合いがたまらない。やっぱり今作のキャラクターは良い顔をしてくれる。ふんづかまえられて「離せぇ!」って叫んでるターニャさん、「OVERLORD」のクレマンティーヌさんの死に際を思い出してちょっとドキドキしましたよ。

 こうして、大戦を締めくくる魔道士対決も何とかターニャの勝利で幕を閉じ、帝国軍は敵本拠地を制圧、見事に大勝利を収めた。あとはターニャさんの望んだ通りの終戦、そして平和な世の中へ……という展開になればよかったのだが、まぁ、残念ながらそんなことを存在Xが許すわけもないし、共和国軍側がただで転ぶわけもなく。停戦を決定し、大人な交渉で帝国軍はそれなりの見返りを取得。ここで一息入れたいのは疲弊した両軍に共通の思いだったのだろう。しかし、共和国サイドはやられっぱなしで終わりたいはずもなく、「次弾」を装填するための戦略的撤退を秘密裏に決行。聡明なターニャさんだけはこれに気がついたが、一度決定した「停戦」を末端の立場であるターニャさんがどれだけあがこうと覆るものではない。ここで敵戦力を根幹から叩き潰しておけば「停戦」もいずれ「終戦」へとつながる根絶の一手になっただけに、半端に相手の生き筋を残してしまう決定は愚策の極み。しかし、組織というものは効率だけで動けるものではないのだ。「分かっているのに戦禍の火種を止められない」というあまりにも残酷な現実に、ターニャさんは打ちのめされてしまうのである。

 今回のサブタイトルは「抵抗者」であり、Aパートでは襲ってきた復讐者のおっさんのことを表し、Bパートでは停戦の決定に抗い本当の意味での終戦を目指したターニャさん自身のことを表している。なかなか上手いダブルミーニングだ。結局、これでまた戦争は仕切り直しになってしまうのだろうか。次でラスト1話だろうが、果たしてどんな幕引きになるやら。

 最後にヴィーシャちゃんの水着姿だけでもどうにかなりませんかね?

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