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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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MARGINAL#4 KISSから創造るBig Bang」 5→6

 男性アイドルもいいよね!(錯乱) 銀河の果てまで焼き肉一丁。

 いや、アホだとは思うけどさ、なんかね、嫌いじゃないよね、むしろ好きな部類だよね。野郎アイドルアニメも、ここ数年で一気に多角的になり、攻め方も多種多様。個人的にはアイドルアニメで研ぎ澄ましすぎちゃって明後日の方向へ飛んでいった「少年ハリウッド」に勝てるアニメは無いと思うのだが、このマジフォーも、そこまで尖らずとも受け入れやすい不可思議なアニメになった。タイトルは「男子高校生の非日常」とかでいいと思うけども。

 今作の特徴をピックアップしてみると、真っ先に気付くのは「鬱要素がほとんど無い」という部分だ。アイドルアニメの場合、謎の復讐劇がどんでん返しになって何かをぶっ飛ばしてしまった「B-PRO」は極端な例かもしれないが、ライバルチームとの抗争とか、上層部との軋轢とか、ファンとの接し方とか、チーム内の不和とか、何かしら揉め事ってのは欠かせない要素。馬鹿一辺倒だと思っていた「マジラブ」も過去話なんかで個人の鬱要素を掘り下げていたし、普通のドラマだったらそういう作りになる。しかし、今作はあくまで「アイドルをやりたい男子高校生の馬鹿な日常アニメ」なので、深刻にダメージを負うような事件がほとんど無い。そりゃまぁ、個人レベルで色々悩んではいるのだろうが、基本的にメンバーは温かく、トラブルはネタ振りで、ライバルチームだって一緒にギャグをやるお友達。アイドルの大変さみたいなものはほとんど感じられない。本当に「明るく楽しいアイドル生活」を、どこか近しいポジションのまま、だらりと描いているのである。サンジュースや勝負パンツといったアホみたいなネタも、何故か繰り返し登場してこの世界観を構築するのに一役かっており、「あんまり真剣なアニメじゃないですよ」ということを伝えてくれる。いや、でも勝負パンツは最終話でもキーになったしな。割と真面目に脚本やってる部分もあるのかも。

 1話目を見始めた時にはルイの方が主人公だと思っていたのだが、気付けば実はアトムが主人公だったというのも独特のセールスポイントかもしれない。普通、アイドルアニメってどっちかと言ったら優男系が主人公になるよね。元気いっぱいの馬鹿キャラって、ユニットに1人はいるけど絶対にメインじゃない。しかし、マジフォーを支えているのはアトムなのだ。彼の色がはっきり出ていたおかげで、周りの人間もそれを見ていれば良かったし、振り回されることにも決して不快感がない。わずか4人という小所帯なので、なんだか似たような造形の顔でも見分けをつけるのが簡単で、人数が少ないおかげで1人1人に割ける話の割合も多い。新しいアイドルグループを提供されるときは、このくらいの人数の方がありがたいですね。

 最後までアホを貫き通しながらも、どこか夢見がちで、しっかりと「アイドル」という非現実も維持してくれたマジフォーの4人。アイドル戦国時代の現在、なかなか個性を発揮して生き残るのは大変かもしれないが、是非とも次なる活躍を見せてほしいものだ。

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