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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<白>

 

Accorder Paladin 調和者隊の聖騎士 (1)(W) U

クリーチャー・人間、騎士

3/1 喊声

 我々の中では「ティンベー」の名前ですっかりお馴染みになった「調和者隊の盾」をもっていた集団、調和者隊。白の剃刀ヶ原在住の連中(オーリオック)の一群のようだが、今回は鉄壁の防御を誇るティンベーではなく、積極的に攻めに出るカードで荒々しさをアピールだ。2マナ3/1といえば未来予知で登場してリミテッドの場合は割と簡単に9点とか削っちゃった恐怖のバニラ「第六隊の刃(FUT)」と同じステータスで、そのスピードは折り紙付き。相手がちょっとでもまごついたら、その瞬間にあっという間にコスト分の元は取れる。そして、今回はアンコモンってことで喊声能力まで手にし、仮に2ターン目に出られずとも、自身のパワー3と広範なサポートで充分に嫌なアタッカーとなってくれる。これまでの白は「ケンバの空護衛」などのフライヤーを基盤とする戦術だったが、こいつがいればフライヤーは勿論、2ターン目からちゃっちゃと地上の戦線も維持出来るのである。みんな、「板金鎧の海うろつき」の用意だ! 俺は「煙霧吐き」を集めるから!

 

Ardent Recruit 献身的な補充兵 (W) C

クリーチャー・人間、兵士

1/1

金属術 - 〜は+2/+2の修正を受ける。

 一回り小さな「甲殻の鍛冶工」。シンプルイズベストなデザインかと思いきや、基本的にアーティファクトの数が前提となる金属術カードにおいて、絶対的なコストの軽さはそこまで大きな意味をもっていない。どうせ1ターン目に出したところで1/1からは動きようが無いからだ。よって、最終的なサイズが大きな「甲殻の鍛冶工」の方がよほど有益な生物である、という結論が出る。3/3程度では後から出てきた「ヴァルショクの模造品」などで相打ちしやすいし、「ニューロックの模造品」「ガルマの保護者」など、タフネス4の生物であっさり止められるのも難。よほど金属術に自信がある前のめり白ビートとかならマナカーブを埋める上質な生き物といえるが、そこまでソリッドになっていないのなら、慌てて採用するほどのものでもないだろう。ま、「回収の斥候」を入れていたならコンセプトを統一するためにこちらに入れ替えた方がすっきりするとは思うが。親和などの下の環境のデッキだとそこそこ面白そうだが、どうせ一気にアーティファクトを並べる親和デッキなら「頭蓋囲い」なんかでパワーは爆上げするわけで、3/3になったところでそんなに差はない気がする。

 

Banishment Decree 消失の命令 (3)(W)(W) C

インスタント

対象のアーティファクトかクリーチャーかエンチャント1つを、そのオーナーのライブラリの一番上に置く。

 「ライブラリの上に置く」は元来青の能力であり、代表的なところでは「時の引き潮(9ED)」や「追い返し(ODY)」などのクリーチャー戻しがあるし、変わり種ではスペルをカウンターする代わりにトップに戻す「記憶の欠落(7ED)」なんてものもある。これはおそらく、使役者であるプレイヤーの脳内を表すライブラリに呪文そのものを押し込めるのが、精神を司る青にふさわしいと判断されたためだろう。しかし、この効果が「元いた場所に押し込める」「懲罰する」というイメージに合ったのか、例によって次元の混乱のカラーバイ調整後に、白にも移植されてきた。「記憶の欠落」は「確実性の欠落(CON)」へと渡り、「時の引き潮」は「破門」になった。さらにライブラリの奥底に押し込める「失脚(ROE)」なんてスペルもある。今や、ライブラリに追い返す仕事は白のものである。で、そんな白の新たな誇りを存分に発揮してもらったカードがこれ。青には出来ない特性としてアーティファクトやエンチャントすら押し込めることが可能で、インスタントなのでトリックとしても悪くないカード。5マナと重たくなってしまったのは難点だが、実質的なアドバンテージを失わずにテンポを刻めるだけでも、リミテッドならばかなり優秀である。出来れば時間稼ぎを有効利用出来るよう、自軍有利の状況を一気に畳みかけられるデッキで使いたいところだ。多分やらないとは思うが、「知性の爆発」とのプチコンボとかに期待してもいいかもね。

 

Choking Fumes 窒息の噴煙 (2)(W) U

インスタント

各攻撃クリーチャーに、−1/−1カウンターを1つ置く。

 ジワジワとファイレクシアに浸食されつつある白は、既に−1/−1カウンターを置くことに全く躊躇いがなくなっている。そして、それを白なりのシステムに組み込んでオリジナリティを出したのがこのカードだ。お得意の「攻撃クリーチャーだけディスる」効果に−1/−1カウンターを絡め、狙い撃てれば敵軍だけに甚大な被害を与えることが出来る。全体に−1程度だとそこまで効果がないようにも見えるが、これを使ったあとで当然ブロックも出来るわけで、計算を狂わせる効果はかなり高い。リミテッドで相手が数を頼みとしたビートだったり、全体的に線の細い連中だったりした場合の効果は覿面だろう。つまり、喊声を武器にしたデッキに強いってことだ。……白は白を目の敵にするのか……

 

Divine offering 神への捧げ物 (1)(W) C (5版などから再録)

インスタント

対象のアーティファクト1つを破壊する。あなたはその点数で見たマナコストに等しい値のライフを得る。

 随分古いところからの再録。アーティファクトだけでエンチャントに触れないようになっているのは白インスタントとしては珍しいカードだが、これは同じセットに「解呪」も一緒におり、後に続くテンペストでこれと対になる「穏やかな捧げ物(TMP)」が登場することで実現した特殊なスタイルだろう。当然同じセットには「粉砕」もいたわけで、この当時は色の棲み分け云々以前に赤の破壊能力が冷遇されていたことが確認出来る。そして、この世界では実に14年ぶりにこのカードと「粉砕」がまた同じ土俵に上がってきた。「粉砕」が1引きされる環境なのだから、当然このカードも同じ。おまけにライフゲインまで出来るが、まぁ、そこはホントにおまけで。現時点では「存在の破棄」の追放能力が割と便利だったので、あれに比べるとちょっと見劣りするくらいか。まぁ、インスタントだから文句無しなんですけどね。

 

Frantic Salvage 大あわての回収 (3)(W)

インスタント

対象の、好きな数のあなたの墓地にあるアーティファクト・カードを、あなたのライブラリの上に置く。

カードを1枚引く。

 墓地にあるアーティファクトならば何枚でも引き直すことが出来るようになる、アーティファクト版の「足の底の饗宴(LRW)」。最低限インスタントタイミングでの「墓暴き」と同じ効果くらいにはなるので、効果としてはそこそこ。1枚でゲームを決められるような鬼カードがある場合には何枚か確保しておくと安定感が増すだろう。「好きな数を」拾ってこられるところも強そうに見えるのだが、「足の底の饗宴」の時にはこの効果はそこまで有効利用されなかった印象がある。結局、これをキャストする前に墓地にあるカードということはそれなりにコストが低くて「それ以降に引かなくても良いカード」であることがほとんどだからだ。どちらかというと後のドローが阻害される不安感の方が高い。結局、せいぜい2枚くらいを積んで回すのが一般的な使い方になるのではないか。一応「シルヴォクの模造品」のような生け贄効果が高いカードを多く所有している場合には価値が上がるので、「炉の式典」デッキのようにぐるぐる回すことに意味があるデッキなら多少加点してもいいかもしれない。

 

Gore Vassal 流血の臣下 (2)(W)

クリーチャー・猟犬

2/1

〜を生け贄に捧げる:対象のクリーチャー1体に−1/−1カウンターを1つ置く。その後、そのクリーチャーのタフネスが1以上であるなら、それを再生する。

 白とは思えないグロい生き物。イラストを見た瞬間にどこぞの封印能力を持つ天界の生き物とか挙動の怪しい淫獣を思い出しました。怖い怖い。3マナ2/1というステータスは割とどうでもいいが、白にあるまじき「屍百足」能力はリミテッドなら喉から手が出るほどほしいもの。貴重な白除去として、それだけでも使われることになりそう。また、一応白っぽさをアピールするためなのか、こいつの肉を喰らった人間は病にこそ侵されるが、一時的に再生することが出来る。単純な損得勘定として、「こいつ1体が死んだ上にタフネスが1下がったとしても生き残らせたい」レベルの生き物を救うためならバリケードとしても使用出来るわけだ。まぁ、多少弱っても「太陽の槍のシカール」や「ガルマの保護者」が立っていた方が良い場合もあるしね。「マイア鍛冶」なんかにはごめんなさいだけど。ただ、増殖持ちの相手だと結局時間稼ぎにしかならない場合も多いので、運用は個人の判断で。これだけグロいんだからちゃっちゃと除去にした方がいい気もするな。

 

Hero of Bladehold 刃砦の英雄 (2)(W)(W)

クリーチャー・人間、騎士

3/4 喊声

〜が攻撃に参加するたび、1/1で白の兵士・クリーチャー・トークンを2体、タップして攻撃している状態で戦場に出す。

 新キーワードである喊声のお披露目となった神話レア。4マナ3/4は充分なステータスであるし、殴ることに成功すれば出てきた殴りトークンもパワーがあがり、最低でも実質7点分の打点をマークできる。なるほど、弱くないのは間違いなさそうだ。ただ、神話レアとしてどうかと言われるとやや疑問で、4マナというコストは半端に重い上、自分が攻撃しなければ能力が活かせず、対応して除去された時の見返りがない。そして、除去されずともはっきり効いてくるのが1ターン後と、タイムラグがあるのも気になる部分。うまくこれらの条件をフォローしつつ、数でたくましく攻める白ビートなんかを作ることは可能なのだろうか。一応「遊牧の民の召集」や「征服者の誓約」があるうちに何かをやってみたい気にはさせるが……とりあえず「清浄の名誉」からだな。

 

Kemba’s Legionケンバの軍勢 (5)(W)(W)

クリーチャー・猫、兵士

4/6 警戒

〜は、それに付けられた装備品1つにつき、追加で1体のクリーチャーをブロックできる。

 とりあえず重いレオニン。アーティファクトには同じく7マナで5/7の「六角板のゴーレム」がいるが、色々とついているせいでそれよりもサイズが小さくなってしまったのは残念なところ。いくら警戒持ちで固いとはいえ、7マナパワー4はちょっと手を伸ばしづらいカードだ。一応、装備品大好き能力によってディフェンスには定評があるわけだが、どうせ飛行クリーチャーなんかは止められないわけで、時既に遅し、もしくは屋上屋を架すだけ、という展開が多い気がする。一応到達をつける「縒り糸歩き」を張ればかなり強固にはなるが……いるかなぁ。

 

Leonin Relic-Warder レオニンの遺物囲い (W)(W) U

クリーチャー・猫、クレリック

2/2

〜が戦場の出たとき、対象のアーティファクト1つかエンチャント1つを追放しても良い。

〜が戦場を離れたとき、その追放されたカードを、そのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

 2マナ2/2の基本ボディに、ちょっと限定的な「忘却の輪」を搭載したイカした生物。普通の肉として問題無く使える上に、相手が先に出したマナマイアを一時的に封じつつ進軍することが出来るようになる。この世界には1マナアーティファクトも多いので、普通に2ターン目召喚でも案外テンポアドバンテージを刻めるのが良いデザインである。「忘却の輪」と違ってクリーチャーなので対処されやすいが、その分デッキを選ばずにとにかく放り込むことが出来るし、中盤以降に出しても無駄にならないウィニークリーチャーというのはそれだけで充分価値が高い。微妙なテクニックとして、これを挟むことで「決断の手綱」みたいなオーラは帰ってきた時に対象を選び直せたりもする。とりあえず引けたら小ラッキーの、「微光角の鹿」くらいのアンコモンだな。

 

Leonin Skyhunter レオニンの空狩人 (W)(W) C (ミラディンなどから再録)

クリーチャー・猫、騎士

2/2 飛行

 前期ミラディンでも優雅に空を舞っていた飛行の雄。当時は2マナ2/2フライヤーというだけで衝撃をうけたものだが、あれから時代は流れ、2年後には同じアンコモンに2マナ2/1でシングルシンボルにした「北風乗り(DIS)」が登場し、さらにその4年後には「嵐前線のペガサス(M10)」と名前を変えてコモンにまで強化された。今の時代には、2マナでパワー2のフライヤーなど、コモンで充分というわけだ。そうしたクリーチャーインフレの流れを受け、このクリーチャーもレアリティがアンコモンからコモンに変わっている。もちろん、稀少度が下がったといってもその価値に変わりはない。コモンでかき集められる骨太戦力は「ケンバの空護衛」との共同戦線で白の飛行ビートを力強く後押しすることは確実である。3ターン目に「ダークスティールの斧」や「シルヴォクの生命杖」を握り締めて敵陣に特攻をかけるこいつの姿を、今後よく見かけることになるのではなかろうか。



Loxodon Partisan ロクソドンの非正規兵 (4)(W) C

クリーチャー・象、兵士

3/4 喊声

 アンコモンにいた「調和者隊の聖騎士」のタフネスを3あげたら、その分マナコストも3マナ重たくなったカード。鈍重なのはいかにもロクソドンだが、3/4はそれなりに満足できるステータスであるし、喊声能力自体はどちらかというと生存率が高くて重たいクリーチャーに付いていた方が有効に機能するため、決して2マナのカードに見劣りする存在ではない。白ならば「レオニンの空狩人」や「ケンバの空護衛」をテンポ良く並べて、これでビートのラインを締める速攻喊声デッキなんかも機能させることが出来るし、バランスがいいので中盤の壁役にも適している。フラットなコモンだからと馬鹿にせずに、マナカーブに合わせて入れてやれば与えられた仕事はきちんとやってくれる奴だ。

 

Master’s Call 主の呼び声 (2)(W) C

インスタント

1/1で無色の、マイア・アーティファクト・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。

 白が得意とする「急報(MRD)」タイプのインスタントの新作。思えば「急報」は過去のミラディン世界に生み出されたスペルだったんだな。今回は1マナ重たくなっての登場だが、生まれるのが兵士ではなくマイアになっただけで劇的に性能が変化している。何しろインスタントタイミングで金属術の調整が簡単にできるのだ。現在のリミテッド環境にはインスタントタイミングで金属術のオンオフをいじるカードというのがほとんど無いのであまり気にならなかったが、今後は「錆びた秘宝」や「オーリオックの太陽追い」がボーッと突っ立っているからと言って油断出来なくなる。金属術を絶対条件とする白ビートなどでは、兵員の補充とトリックを兼ねた優秀な底上げとして機能するだろう。まぁ、「マイア鍛冶」がいれば片手間でやってた仕事ではあるんですけどね。

 

Mirrodin Crusader ミラディンの十字軍 (1)(W)(W) R

クリーチャー・人間、騎士

2/2 

二段攻撃 プロテクション(黒)(緑)

 ミラディン軍の象徴ともなる、「ヴェクの聖騎士(10ED)」の系譜を受け継ぐ質実剛健のレア。プロテクションの対象が単純に敵対色から感染ファイレクシアカラーである緑に変更されたのは分かりやすいが、時代の流れからか、先制攻撃が二段攻撃に純正パワーアップしているのが驚きだ。二段攻撃はそんなに簡単に手に入る能力ではなかったはずなのだが……すごいわねぇ。黒除去で死なないボディはもちろん超優秀だし、「カルニの庭」に阻害されないプロ緑だって役に立つ機会は多い。良いカードなのは間違いないが、あとは世界に何万枚も印刷された「紅蓮地獄」や「稲妻」をどう乗り越えていくのかが目標となるわけだな。よし、そろそろ「模範の騎士」に声をかけてこようか。

 

Phyrexian Rebirth ファイレクシアの再誕 (4)(W)(W) R

ソーサリー

全てのクリーチャーを破壊する。その後、X/Xで無色の、ホラー・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。Xは、この方法で破壊されたクリーチャーの数である。

 今回のラスゴ枠。白のプライドをかけて守り続けてきたこの枠であるが、今回はなんとカード名に「ファイレクシア」があり、テキストの中にも「ホラー」と書かれるなど、確実に侵略が進行してしまっている状態。こんなんでラスゴられても嬉しくないねん! そしてラスゴとしての性能はそこそこ。6マナラスゴは伝統的にそこまで強力なカードが多くなく、「アクローマの復讐(ONS)」が記憶にあるくらいだが、今回のボーナスも飛び抜けて強いわけではない。確かに全体除去の後に自軍だけクリーチャーが残るのは偉いだろうが、最近だとミシュラランドも多いし、「ガラク」「エルズペス」「ギデオン」といったプレインズウォーカー連中にもそのくらいの芸は使えるのである。全体除去と言っても白との試合なら相手は「審判の日」を警戒するわけで、そこまでずらりとクリーチャーが並ぶということも無いだろう。「エルフ」とか「青緑トークン」みたいな特定の相手には面白いアクセントになるかもしれないくらいか。現状、こうした効果が欲しいようなコントロールデッキは「審判の日」で安定だと思うが、さらに追加のラスゴが欲しいとか、これ1枚の力で勝つんだ、といった男気溢れるデッキならひょっとしたらニーズはあるかもしれない。

 

Priests of Norn ノーンの僧侶 (2)(W) C

クリーチャー・クレリック

1/4 警戒 感染

 何をどう間違っちゃったのか、白に突如現れた感染クリーチャー。イラストもやたら不気味だし、何よりクリーチャータイプが単に「クレリック」っていうのが怖い。多分元は人間とかだったけど、密かにファイレクシアの侵攻を受けて物言わぬ病原体になっちゃったんだろうなぁ。おっかねぇ、のーん。で、いくらカラーチェンジしたとはいえ、まだまだ白には感染クリーチャーが少ない。こいつ1体だけが毒カウンターを載せにいっても、デッキとしては成立しない。このステータスを見ても分かる通りに、こいつはあくまで防御用兵器だ。がっつりと相手の攻撃を受け止めながら、隠し持った毒の短剣で相手を少しずつ蝕んでいくのである。まぁ、そんな役目ならいっそ警戒もいらなかった気もするのだが、ひょっとしたらこいつがチクチク殴って白い毒殺、なんてことも無いとは言えない。感染はアーティファクトにも多いので、ひょっとしたら青の増殖と組んで白青毒殺なんてのも実現するかもしれないぞ。

 

Tine Shrike 枝モズ (3)(W) C

クリーチャー・鳥

2/1 飛行 感染

 「疫病のとげ刺し」のパワーを上げたら2マナも重たくなってしまったカード。確かに、回避能力と感染の組み合わせは強力であり、あまり低マナに集めてしまうと環境を壊しかねないのは分かる。実際、「シルヴォクの生命杖」を握った「疫病のとげ刺し」にボコられて毒死したことがあるプレイヤーも多いだろう。ただ、それもやはり刻めるテンポがあってのもの。4マナということは各色でこのレベルのフライヤーや防衛線を張り終わるマナ域であるし、タフネス1を殺す手段は少なくないので、失った時のロスは「疫病のとげ刺し」の比ではない。そして、白はこれに先んじるフライヤーに感染が無いために、どうしてもデッキコンセプトはちぐはぐになってしまうのである。カラーシフトの影響でちょっと浮いてしまっている印象は否めない。デッキを組むとしたら、緑から黒で下のマナ域を埋めて、さらにこいつで追撃する形の感染ということになるだろうか。あんまり色を広げるうま味は無い気がするがなぁ。

 

Victory’s Herald 勝利の伝令 (3)(W)(W)(W) R

クリーチャー・天使

4/4 飛行

〜が攻撃するたび、攻撃クリーチャーはターン終了時まで飛行と絆魂を得る。

 このセットの天使のコーナー。「悪残の天使(M11)」が出てからというもの、ある意味お飾り的要素が強かった天使枠もガンガン実力主義が採用されるようになってきており、「天罰の天使(TOR)」やら「銀の熾天使(JDG)」が得意げに空を舞う光景も今は昔の感がある。構築採用レベルなら「静寂の守り手、リンヴァーラ」や「太陽破の天使」がいるし、ミラディン産の「不退転の大天使」だってスペックだけ見たら半端じゃない。で、そんな品質改良も著しい天使枠に、今回はちょっとホッと出来る人材が現れた。6マナ4/4フライヤー。そう、このサイズだよ、弱くもないけどパッとしない天使のサイズってのは。ラスゴ内臓なのに4/5とかちょっと調子に乗りすぎ。もちろん、ステータス小さめってことは能力が強いってことなんだろうけど、その内容は「エルドラージの碑」と「真実の確信」を足して4で割ったくらいのもの。そりゃトークンがずらりと並ぶとかいうデッキなら強かろうが、こいつがワンパン入れるまでにそんな準備を整えるのは結構至難の業だ。現在、白のデッキで殴っている率が高いクリーチャーといえば「太陽のタイタン」「ギデオン・ジュラ」そして「天界の列柱」あたり。別にこいつのサポートはいらない。一応、デザインとしては喊声能力との相性を見越してのものだろう。「刃砦の英雄」あたりと組めばかなりの突破力になるし。でもなぁ、6マナ4/4じゃなぁ。

 

White Sun’s Zenith 白の太陽の頂点 (X)(W)(W)(W) R

インスタント

2/2で白の、猫・クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。〜をオーナーのライブラリに加えて切り直す。

 ミラディン世界を象徴するものは、「純粋なマナの具現化」であるところの5つの太陽。旧ミラディン世界は太陽が4つしか存在しなかった(それ故に剣は「光と影の剣(DKS)」「火と氷の剣(DKS)」の2本しかなかった)が、フィフスドーン(第5の夜明け)によって聖地ラディックスから緑色の太陽が爆誕し、それをきっかけとしてグリッサ・スロバッドのコンビがメムナークの打倒に成功したわけだ。そんな素敵なマナの象徴である太陽が一番高く昇った時に起こるミラクルを表現したのが、このZenithサイクルである。Xを含む爆発的なコスト設定で太陽の力強さを表し、太陽が何度も沈み、昇ることがライブラリに戻る能力で表現された。そして、そんなサイクルの白は、剃刀ヶ原で生み出されるレオニンたちの誕生の様子を描いたもの。レオニンはこうしていつの間にか生まれるものなのだね。最初の情報ではソーサリーだと報じられたので「あんまり迫力のない、サイクル1使えなさそうなカード」という印象だったのだが、改めてインスタントであることが判明し、グッと使いやすさが増している。コントロールタイプのデッキで使いやすくなったし、相手の出方次第でトークンの数が選べるのは便利。「弱者の消耗」以外の全体除去なら確実に1回は乗り越えて突撃できるので、「正義の命令(SCG)」のようなコントロールのフィニッシュホールドとしての運用がそこそこ期待できそうだ。

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