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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 実家に猫がいるなら帰れやぁ! 第19話。猫がいるのに撫でに行かぬなど信じられない。真希さん、甚大な機会損失ですよ。

 第2クール「祭り実行編」を進行させつつ、個別エピソードも2週目で決着を見せる展開。前回までの教授編では早苗が生き方の手掛かりを見出したわけだが、次は真希の番だ。常々「真希は間野山にいる限りゴールにたどり着けない」という話をしていたわけだが、流石にそのあたりはきちんとけじめをつける展開になった。おそらく、これまでの流れを考えるに真希はオーディションに受かるだろう。早苗が「間野山に来る者」であり、真希は「間野山を去る者」という対比になるはずだ(凛々子も出ていく可能性はあるが、その話はまだ先だろうか)。

 今回は何とも愉快な緑川家の様子がしっかりと描かれており、真希のバックグラウンドを補強するとともに、「家族もの」のドラマとしても完結するシナリオラインが構成されているし、真希が外へ飛び出すためのとっかかりとしても機能している。以前からちょこちょこ登場していた親父さん、「堅物だけど悪い人ではない」というぼんやりしたイメージがあった程度だったが、今回の活躍でめっちゃいい奴であることがはっきりした。もう、奥さんのこと大好きだし、娘のことも大好きやんけ。弟さんとの関係性も良好みたいだし、緑川家、ひょっとしてすごく微笑ましい良い家庭なのでは。跳ねっ返りの真希ちゃんだけがちょっとしたすれ違いでギスギスしているように見えているが、これって本当に真希の勝手な思い込みだけで、親父さんも、おふくろさんも、娘の幸せを願って精一杯応援している様子がとても微笑ましかった。親父さん、地元で放送してない深夜のバラエティ番組までどうやって情報を得ていたんでしょうかね……まぁ、駆け出しの役者の卵がテレビに出る機会なんてほとんど無いだろうし、全力でオンエアをチェックしまくればどうにかなったのかもしれないけども。

 親父さんの後押しが得られ、さらに萌ちゃんの紹介だったオーディションの一次審査も突破していた。おそらく真希の人生ではこれが最初で最後の大チャンス。これをものにするだけの実力が彼女にあるのかどうかは正直定かでないが、以前の映画エピソードでは一発で求められた芝居を見せていたし、凛々子に対するコーチングも的確だった。萌ちゃんほどではないかもしれないが、真希だって頑張ればやれる子なのではなかろうか。あとは一発でこのチャンスをものにできるかどうかだが……。

 難しいのは、12月という時期の問題である。もしオーディションを通過した場合、彼女は東京での活動を余儀なくされるため、間野山からは退去しなければいけないだろう。そのタイミングが、祭りの前なのか、後なのか。責任を持って仕事をすると言った手前、真希は絶対に祭りの準備を投げ出すことを良しとしない。二者択一の面倒な選択にならないことを祈るばかり。出来ることなら盛大に祭りを成功させて、最終話で町を離れる真希を見送るところで終わってほしいもんである。あと、こっそり真希の陰に隠れて自立心を育んでいる凛々子もどうなるかね。彼女の場合、飛び出すとしたらいきなり日本を飛び出す可能性すらあるからなぁ……。

 廃校になった中学校を舞台に更なる町興しも進行しており、王国の人間は通常通りの町興しプランに加え、完全に別枠で祭りの準備も進行させているのでなかなかの重労働だろう。真っ直ぐな由乃の思いが結果につながるとよいのだけども。あと、サンタはゴキブリじゃねぇ。

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