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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんなの、ホント何なのこのアニメ、第6話。延々高校生が授業中に机に向かって妄想してるシーンが最高にエキサイティングという謎過ぎるアニメである。

 まー、上手いこと絡む……いや、絡まないもんだわね。最後の千秋の妄想はいささか無理矢理感があったが、それ以外の上原・亜玖璃コンビの「誤解」のきれいに収束していく感じは本当に誂えたかのよう(いや、誂えてるのだが)。きっちり最悪の展開に誘導してくれる人非人の景太の行動選択も見事なもので、周りにいる人間を全員不幸にしなければ気がすまないという最強のド鬼畜の本領発揮。やることなすこと全てが誤解につながっていく負の螺旋は、見ていて本当に痛快である。

 そして、どうやら本作のキャラクターたちは色んなことに(余計なまでに)一生懸命なのだ。元々は友達への思いやりから行動を起こしたはずの上原さんですら、次第に問題が自分や亜玖璃のことに関わるようになり、景太の面倒を見ているとはいえ、その実余計な邪念を混ぜ込みまくりで暴走。景太のことになれば途端にポンコツとなる天道さんは当然のように暴走、元々景太と同じ思考回路を持っているコミュ障の千秋も当然まともな思考など出来ずに暴走、そして基本がお馬鹿でしかない亜玖璃も暴走。みんなして思考回路にブレーキが無いんだもん。そりゃ突っ走るよ。グルグルと脳内で最悪のことばかりが浮かび、最終的に目の前の現実がその「最悪」に重なるという地獄絵図に打ちのめされる様子が同時進行で描かれるせいであまりにもカロリーの高い展開。下衆顔の上原さん、義憤に燃える千秋さん。よだれダラダラの亜玖璃さん。みんな、もうちょっと周りのことも気にして下さいよ。なんなの、ゲーム好きってこんな連中しかいないの?(偏見)

 今作を見ていて気になるのは、原作の小説ではこの恐ろしいまでのテンポをどのように文章で表現しているのだろう、という部分。今回もっとも盛り上がったのは景太と天道さんが対面する前に余計なことを考える3人がグルグルと妄想を加速させるシーンと、その妄想が現実のものになり、(5人)全員が景太の一言を契機にぶっ壊れる「ループ」シーンだと思うのだが、あのあたりは文章で書こうと思ったらものすごく大変なんじゃなかろうか。これが構成をこなしたアニメスタッフの功績なのか、それとも原作の時点ですでに内包していた見事なテンポの良さなのか。こればっかりは原作を実際に読んでみないと分からないなぁ。とにかく、「そんなアホな!」と思えるような無茶な思考回路のポンコツたちの見事な共演が、息もつかせぬ見事な流れでポンポン出てくるところがギャグとして本当に秀逸である。単なる「学園ラブコメ」(?)でこんだけ笑える作品は久しぶりな気がする。

 多分、こうして何の心配もなしに笑ってられるのは、ちゃんとヒロイン勢が可愛いし、上原さんのクールでサイコな思考回路もついていけるものになっているおかげだと思うのよね。本当にキャラが活き活きしています。そしてそんな中でもやっぱり僕は亜玖璃さんが好き。ここまでこじれても一途に上原を思い続ける亜玖璃さんは最高のヒロインだと思うし、コワレ方まで上原とおそろいになっているあたりは本当に献身的。LOVEの綴りさえ間違っちゃうような脳の弱さなのに、景太に愛を説く時にはなんだか随分悟ったような意義深いことも言ったりする。本当に彼女は愛のために生きているのだろうなぁ。本当の本当に、亜玖璃さんだけは幸せになって下さい。

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