最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
血は争えぬ、第12話。流れ的には今回がクライマックスって言ってしまって良かったと思うのだが……ぬるっと終わったなぁ。結局この作品って、何が主題なんだろうか。 ヘタレのリクは結局親父に連絡が取れず、絶望の身投げ(マリア主体)に興じているうちに、開発計画は中止。その影には藤原啓治ボイスの謎の男が……ってんだけど、ここでまさかの村長オチかぁ。落としどころとしては「あぁ、なるほど」という感じではあるが、正直いうと「なんか違わねぇかな」と思ってしまった。 今回の一件で描かれるべきはリクの成長物語だと思うのだが、最後の最後まで父親に介入できなかったことで、結局リクはヘタレのままで終わってしまっている。一応最後の勇気を振り絞って電話をしている描写があるのでギリギリ帳尻合わせはしているのだが、その電話口でも、愚にもつかない世迷い言吐いているだけで、状況を打開出来たとは言えない結末。むしろ最後の電話はニノとの恋物語に決着を付けるシチュエーションであると思った方が自然である。 ただ、そうすると今度は「ニノがリクに惚れている理由」が弱いままなのだ。父親相手にのろけとしか言えないような報告をしていたニノだが、結局リクはチキンなままで全くいい格好をしてないわけで、「何でそこまでご執心なんだよ」という疑問は残る。その妙な一途さがニノの魅力ではあると思うのだが、シンプルにおさめるならば、やはりこのクライマックスにリクの勇姿を見せてくれた方が「ふつーのおはなし」としては腑に落ちる展開だったと思うのだが(それとも流星ダイブがよっぽどニノの琴線に触れたのだろうか)。どれだけ好意的に見ても、今回のシナリオラインでは父子の溝が埋まる理由が何一つなくて、最後の親父さんの晴れやかなモノローグに説得力が無いんだよね。むー、相変わらずよく分からん作品である。 でもまぁ、今回はこれまでよりも画面的に面白いものは多かった。特に気合いが入っていたのはニノと親父さんとの対話シーンで、丁寧にカメラアングルをいじってニノの描写を行っていたために、彼女の木訥とした魅力がいい具合に発揮されていた。ぐるぐる回す長い髪の毛なんかも全く意味のない動きなのだが、こういう「無意味な不条理」が画面上にインパクトを与えてこそのシャフト画だと思う。「ひだまり」のヒロさんを見習えってことですね。他にも、1話をトレースしたズボンのくだりなんかもいじり甲斐のあるシーンで、この作品が多用していた「しつこいテンプレ的情景描写」がようやく機能していたといえる。 この作品のコンテワークでいちいち不満だったのは、背景の連続カット繋ぎや目のアップなど、「定型表現」があまりに多く、しかも考え無しに使われているという部分。最初のうちは「何の意味があってやっているんだろう」と思っていたが、毎週毎週しつこく繰り返されることで、もう新鮮味も失せて、単に物語の流れを阻害する要因にしかなっていない。今週分もそれらがかなり多くなっていたのは確かで、「無駄なカットで時間を稼ぎやがって」という印象しか与えない。かろうじて、今回のように意図的に過去の描写とオーバーラップさせることで、ようやくその「しつこさ」に意味が与えられて機能するのである。シャフトはそう言う「意味の持たせ方」に長けたスタジオだと思っているのだが…… あとはやっぱり、ひさしぶりに頑張ってくれたマリアさんですかねぇ。マイク前のみゆきちがどんな顔でしゃべっているかを考えるだけで、2日くらいなら寝ないで生活できそうだ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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