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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「恋と嘘」 4→4

 ホモ特有の優しさ。彼だけなんだか不幸になってる気がするんですが、主人公チームの不貞は許されて同性愛は許されないという、差別が深刻化した未来世界のお話です(嘘)。

 ん〜、なんだろ。思ったよりも悪くなかった作品なんですよ。1話目時点では「このゆかり法っていう設定の意味がわからん。こんなことが出来るような科学の進んだ世界には見えない」と設定に噛み付き、実際にその部分については作中で全く解説は行われなかったのだが、まぁ、ぶっちゃけそういう話はどうでも良かった。もう、「そういう世界」なんだからしょうがない。そして、わざわざこんな妙な設定まで作ってやりたかったお話は、非常にわかりやすい三角関係。かたや真実の愛(?)、かたや与えられた愛。さぁ、健全な男の子はどっちを取りますか? っていう。そして、結論としては「どっちも取る」なんですよね。原作が完結していないらしいので、こういう終わり方になってしまうのはしょうがない。しょうがないのだが……。

 でもさ、そこに決着をつけないんだったら、やっぱりこの世界設定の意味がないんだよ。これ、ごく普通の現実世界の恋愛ドラマでも何の問題もなくて、わざわざ2つの恋愛に質的な差を明示するような設定を設けるなら、ちゃんと答えを片方に定めないと意味がない。わざわざややこしいルールを決めたのに運営側が「まぁ、そのルールはあってもなくても一緒なんですけどね」って言ったら、そりゃ参加者は怒るだろうよ。原作ではこのあとしっかりと「ゆかり法を設定した意味」が出てくるのかもしれないが、わざわざこんな半端で、無意味なドラマになってしまうような区切り方になる時点で、アニメ化は失敗だったと言わざるを得ない。もっと落ち着いて原作消化しようよ。

 まぁ、そうして大筋を見たら「何じゃそら」っていう結末でしかないので、1クール分のあれこれが無駄になってしまった作品ではあるのだが……これ、余計なこと考えずに昼ドラとして見てれば、おきまりのフォーマットに乗っているだけなので問題なく成立はしてるんだ。ヒロイン2人がちゃんと各々の可愛らしさをアピールしてくれているので、萌え路線としても一定の収穫はあるし。キャラの絡みは(ホモの存在は置いとくとしても)悪くない部分も多い。ただ、結局主人公の「恋愛模様」を中心に据えてしまうと「何じゃそら」という言葉しか出てこないのでもやっとする。ベースとなる設定だけが残念という、(それはそれで致命的だが)なんか惜しい作品とも言える。んー、でも結局「何が好きなの?」っていう根源的な部分がわからないままで何となく恋愛やってただけだからなぁ。このまま推し進めても得られるものはないのかなぁ。

 何とも半端でもったいなかった作品。もし原作が好きな人がいるなら、きっちりそちらは追いかけて供養してやってください。

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