最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「メイドインアビス」 6→6 度し難い作品でしたね……。劇場版ユーフォと同じ日に最終話を視聴したせいで、1涙腺キャパが大変なことになった。 多方面に魅力を見せた作品だった。正直いうと、1話で感心はしたものの、そのあとはしばらく意識が離れる期間があった。「背景が綺麗だなぁ」というところからスタートしたけど、本当にそれだけだったら慣れてしまえば毎週張り付いて見たいというわけでもないし、リコたちが地上にいる間のあれこれは、そこまで見どころがあったというわけでもないんだ。あと、リコのキャラクターに関して最初のうちは疑問に思う部分が多かった。何しろ「たまたま拾ってきた超便利兵器であるレグがいるから無茶な探窟を開始するよ」っていう単なる阿呆だったのだから。レグの存在が便利すぎて、こんなん、お前の手柄じゃないやんけ、ってな感じだ。実際、リコはレグにとって事実上のお荷物になるシーンが多く、ヒロインとしてどうなのよ、という印象がしばらく続いた。 そうしてちょっと訝しんでいた印象が変わり始めたのは、やっぱりオーゼンさんの登場後だろうか。オーゼンさんの基地で修行を始める段になってようやくリコが多少なりとも特殊性を見せ始めた、というのもあるが、オーゼンさんのおかげで、「別にリコ&レグだけをみる必要もない」という広がりがあったからだ。考えてみれば地上パートでもこの2人以外には大してキャラも出てこなかったわけで、せいぜいリーダーのキャラが立っていたくらい。そんな状況では物語もなかなか動き始めませんわ。オーゼンさんが登場し、彼女との交流でリコのキャラの掘り下げと同時に、世界観がようやくその全貌を見せる。1話目見た時には「よくわからない場所に潜るって設定だから『マギ』や『ダンまち』と大体同じじゃね?」って思ったけど、そうじゃないんだ。今作の場合、奈落は攻略すべきステージでもあるし、この世界の原理の根幹をなす世界そのもの、そして、すべての不幸を生み出すラスボスでもある。奈落の設定が色々と作り込まれていることがわかると、まさにタイトルの表す通りに、今作は「潜る」ことに大きな意味がある作品だということが分かってくる。 こうして独特の世界が形成され、初めて出会う「濃い」キャラだったオーゼンさん。独特の風貌、しゃべり方、そして芯の強さと心の優しさ。なんかもう、いろんな部分にフックのあるキャラだった(まぁ、当然声がいいというのが第一なんですが)。彼女がヘンテコなことをしてくれればそれだけ奈落のことにも興味が湧くし、ライザという謎の存在、そしてそこから帰結するリコという謎にも興味が接続し、最終的にはレグにそれらがおさまっていく。彼女がいてくれたおかげで、改めて「探窟」がスタートしたのである。 あとはもう、ナナチ編が残ってるだけですからね。物語が怒涛の展開を見せるのはご存知の通り。リコはまたしてもレグに迷惑をかけてしまうわけだが、そこで見せた彼女の執念は、もう「お荷物」なんて呼ばせない立派な主人公(の1人)である。またナナチのキャラが際立ってるしなぁ。こっちも声がいいっていうのが第一にあったけども、あのビジュアル、あの声で「んなー」って言われたら誰だって諦めるしかないじゃない。ついでに触れておくと、ミーティの中の人がキタエリって設定もなかなかショッキングではある。キタエリとシーの師弟芸が炸裂しているのが濃密な聞きどころ。キタエリのミーティ、すげぇ仕事だと思うんだよ。だってさ、あの状況でミーティは「シリアス」やっちゃいけないんだよ? ひょっとしたらミーティだって何か考えていたかもしれないし、少なくとも中の人は現実をすべて理解しているのに、それを声に出さずに「ミーティ」しなきゃいけない。あの仕事は本当にプロの所業。今作は本当に職人芸が光る現場だったなぁ、と思います。オーゼンさんとか、オーゼンさんとか。 中の人トーク多めになっちゃったけど、色々と見応えのある作品だったのは間違いないです。これ、終わり方からすれば当然2期目をやらなきゃいけないはずなのだが……原作溜まってないって話聞いてるし、お預けなのかしら(原作読めばいいのでは)。 PR |
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