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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「妹さえいればいい。」 4

 おっ! 気持ち悪いな!(素直)

 いやぁ、今期は金曜土曜の放送作品がかなり重たかったから……むしろ安心するタイプの作品やな。まだこういう文化も生きている……って、これ「はがない」の作者の新作なのかよ……成長しろよ……。

 冒頭のドン引きレベルの気持ち悪さが流石に妄想オチで一安心とはいえ、その後も主人公はことごとく気持ち悪い。というか、意味がわからない。常々言っているが、私は妹萌えに理解がない。実在の妹がいる人間は架空の妹萌えになる確率は低いのだ(俺調べ。なお、実妹萌えになる可能性はあるらしい)。しかし、そんなこととは別次元に、今作の主人公は意味がわからない。何かと言うと「妹」という単語を出す。出したいだけ。あまりのしつこさになんらかの「病巣」を感じる可能性はあるが、あまりに無節操なのでなんらかの信念につながっているような印象はない。妹とは何かを知らぬまま、ただ「妹って言っておけばいいんじゃね?」というすごく安易な属性設定にしか見えないのだ。この辺りは、古き良きラノベのダメな部分が久しぶりにそのまま形になっている気がする。

 監督は大沼心、制作はSILVER LINKということでこれまでならば手放しで喜ぶスタッフなのだが、今作はあんまりキャラクターに大沼さんっぽさが感じられない。記号を多用したアイコニックな画面づくりは確かにいつもの大沼さんなのだが、もう1つの特徴である「まるまるコロコロとしたキャラ描写」に乏しく、あんまり「かわいい」印象がない。まぁ、1話目はほとんど野郎ばっかりが喋っていたので可愛くされても困るが……でも「バカテス」の明久とかはわりと可愛かったよね。全体的にキャラ造形がぼんやりしていて、あんまり現代アニメっぽくないというか。今後キャラ萌えがメインの売りになっていくのだとすると、このデザインはちょっとネックになるかもしれない。

 お話の方は「エロマンガ先生」を引き継いだかのような作家と作家が集まって作品談義をするという内容で、ラノベ作家が自分たちの書きやすいジャンルでお手軽に設定を濁した感がある。別にこれがリアルな作家像でないことは「エロマンガ先生」と同じではあるが、どうにもこういう内輪ネタっぽいテンションは見ていて盛り上がらないな。そもそも1話目からコタツに入ってだらだらするシーンでどんどん時間が過ぎていくっていう時点でアニメとして惹きつける点はないわけでな。これで「日常系アニメ」というならここから少しずつ馴染んでいくことになるんだろうが、普通に考えたら今作はそういう筋立てにはならないだろう。1話目でもなんだか無駄に雰囲気を出して男女間の関係性は匂わせていたのだし、また「はがない」同様に愚にもつかない恋愛話になっていくんだろう。……誰とくっつくんだよ。いや、今んところ隠語娘しかターゲットがいないんだけど……妹関係ねぇじゃん。

 どうにも盛り上がりに欠ける、「まぁ、やっぱり1クールに1本くらいこういうしょうもないのがあったほうがいいよね」という安全弁みたいな作品だろうか。前クールだと「はじめてのギャル」のポジション(だとしたらそこまでひどいもんではない)。なお、主人公の弟役にのじょさんがキャスティングされているのだが、これ、原作者との関係性を考えると、どう考えても弟じゃなくて妹だよね。

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