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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「Wake Up, Girls! 新章」 5

 えー、ナマハゲーズ解散しちゃったのかよー。あんなにキャラ濃かったのに……。いや、絶対にニーズ間違ってたチームなのは間違い無いんだけども……。

 まだまだ続く2期ものシリーズ。こちらは1期が2014年ということで3年半ぶりのテレビシリーズ(劇場版が2015年)。そして、この2、3年の間にどうやら裏側では様々な動きがあったことがうかがえるのである。まず、制作がミルパンセ,監督が板垣伸に変更になっている。つまりordetの名前も山本寛の名前もどこにもない。「ヤマカンどこいったんや?」と思って調べてみると、現時点でも彼の立ち位置というのは業界で定まっておらず、持ち前の癖の強さでいろんなところでフラフラしている様子。うーむ、何度か書いている通り、わたしゃ個人的に彼のアニメクリエイターとしての手腕は評価しているので、またどこかでアニメ制作に携わってほしいものだが……本人が飽きてしまったのかなぁ。とにかく、原案・原作を務めていた当初の担ぎ役だったヤマカンは完全にプロジェクトから外れている様子。ミルパンセが制作担当になっているのは、なんでも劇場版の制作の際にordetと共同制作の形になっていたかららしい。会社の性格から考えると主にCG部門での担当だったのかな。

 そして、ミルパンセが担当するということで、作品イメージも思い切り更新。なんと全編キャラクターまでもがCG処理(公式によるトゥーンレンダリング処理)になっており、世界のイメージもキャラのイメージもかなり変わっている。そりゃな、あの「ベルセルク」の制作チームな訳だからな。もう、作品の外側だけを見たら旧作とは別物と捉えたほうがいいのかもしれない。脚本部分を誰が担当しているのかは定かでないが……関係者で引き継がれているのって音楽担当の神前さんたちくらいじゃねぇかな。

 このデザインの変更は、良い面と悪い面がある。先に良い面を見ておくと、1期の時に絶望的だった「作画崩れ」とは完全におさらばしたという部分。なにせトゥーンなので、モデルさえ作っておけばなかなか「作画崩壊」という現象にはぶつからない。最近のCG技術は本当に凄まじく、日常パートでのアイドルたちの表情もコロコロ変わって本当に可愛らしいデザインが実現している。モブも含めて全てのキャラのモーションにメリハリがつき、鮮烈なイメージの映像が実現しているのだ。

 転じて、悪い部分としてはその異質さが処理しきれていないという問題が挙げられる。極端なモデリングなので、どうしてもキャラから「人間味」は失われており、特にライブシーンではやたらと細い手足がシャキシャキ動くのがどうにも落ち着かない。また、キャライメージが全体的に均質化しており、メインの7人もかなりイメージがかぶるようになった。もともとロリによっていたメンバー(菜々美、実波、藍里あたり)は違和感なくこれまで通りのキャラが維持できているのだが、逆に大人っぽさを前面に押し出していたキャラは丸っこさのせいでかなり幼い印象になっており、特に佳乃は「お前、そんな顔だっけ?」っていうくらいに印象が違う(不思議と夏夜ちゃんは夏夜ちゃんな気がする)。まぁ、ひょっとしたら3年分のブランクのせいで勝手に脳内で修正されてるだけなのかもしれないが……この変更は、慣れるまでちょっとかかりそう。

 総じてみると、「異質さ」をポジティブに受け入れられれば、今後の作画崩れが無いと分かっている分、期待感はあるし、モーションだってCGならでは見せ方で今後の新曲などは見応えのあるものが作れるだろう。ただ、今回のライブシーンはまだあんまりこなれているという印象ではなかったので、このままのクオリティだと「ライブアニメ」としては物足りないもので終わってしまうかもしれない。まぁ、この作品に何を求めるか、ですけどね。個人的には「土着型アイドルもの」という他のアイドルとは一線を画す泥臭さが魅力だと思っているので、今後の展開次第では映像のディスアドバンテージは充分覆せるとは思う。映像部分だって単にマイナスでは無く、コロコロした映像部分は可愛いと思える要素もあるんだし(アイキャッチの実波の表情なんか、もう「てーきゅう」にしか見えなかったけども)。オープニングの今までにない高めのテンションもいいと思います。やっぱり夏夜ちゃんが好き。

 そしてもう1つの見どころは、やはり中の人要素。この数年で「WUGの中の人」も随分色々な変化を見せており、声優としての一本立ちに成功した面々は、なまじ「キャラとキャストの名前が同じ」という設定だけに中の人がかなり透けて見えるようになってしまった(善かれ悪しかれ)。作中でも実際とほぼ同じ2年の歳月が流れているが、どのキャラも随分自然に聞こえるようになったもんである。その分、あの時の気持ちを忘れてはならぬとばかりに、さらなる新キャラ・新キャストを追加。再び実写次回予告で新たな次世代声優を売り出していく姿勢も忘れてはいない。ま、ぶっちゃけ、最後の実写パートで配点を1点下げる決意をしたわけだが……ちゃうねん、そういうのアニメにいらんねん。動画配信とか、別なところでやってくれればええねん。なかなかこの辺りの機微って難しいですよね。さぁ、目指せ次世代アイドル。

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