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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「3月のライオン(第2シリーズ)」 6

 無事に今期最後の新番組に到着した。ここまで見てきた新番組の本数は39。これに継続視聴の10本を加えた49本が今期視聴本数ということになる(ショートアニメのぞく)。スタート時点で50本を割ったのは久しぶりな気がする。取捨選択ができている証拠やね! まぁ、今期はもう少し途中でリタイアしそうな作品もあるし、あとは余力を見ての調整である。ただ、今期は逆に力がある作品も多いので、恒常的に感想を書きたい作品が何本あるかも気になるところだ。

 というわけで、こちらも余力があれば毎回しっかり見ていきたい作品の1つ。1期目も序盤は感想書けてたんだけど、途中から力尽きてしまったので少し後悔している。2期目もおそらくは1期と変わらない丁寧な作劇を見せてくれるだろうし、期待感は高いのだが、いかんせん金曜土曜はアニメラッシュが尋常じゃないからな……。もっと分散してくれればいいのに(個人的な都合です)。

 さておき2期目。一体どんなスタートを切るだろうと思っていたが、幸い鬱方向からの導入ではなく、零が多少なりとも明るい表情を見せてくれるお話からスタート。重たい話は本当に重い作品なので、最初くらいは明るいところから始めてくれる方が助かります。零が学校でどんな生活を送るかというのも気になる要素の1つで、「科学部と将棋部が合体」というとんでもない展開を迎えた前クールの時点で「これ、成立するんかいな?」と不安がっていたわけだが、科学部部長の野口君が想像以上の人格者であり、見事に将棋文化も科学部に定着し、さらに零が「部活」に参加できるほどに科学部の活動もフレンドリー。これまで川本家くらいしか癒しの空間がなかった零の生活に、新たな救いが生まれたのかもしれない。もちろん、川本家が人生最大の癒しであることは揺るぎないけども。

 他にも宗谷名人の対決の様子など、様々なシーンが多角的に描かれる本作、アニメーションとしての特徴は、多くの画風が1つの画面に同居し、様々な側面を違った風合いで見せてくれているということ。テレビをつけた時に映っていた謎画面は置いとくとしても、にゃー将棋のようなほんわかあり、ダイナミックショートケーキのようなガチバトル描写もあり、さらにオープニングやエンディングまで加えれば、本当に一本のアニメとは思えないくらいに刺激が多く、制作側が色々と工夫をこらしながら見せ方を考えていることがよくわかる。その上で、きちんと「羽海野チカ風」のデザインベースは守られているし、活かすべき要素は遵守しているのも嬉しいところ。改めて、シャフトの制作理念と相性の良い作品である。

 例の藤井4段ブームの時だけ放送時期じゃなかったり、なぜか微妙にはずしてしまったあたりが絶妙に勿体無かったが、あれから世間の将棋への興味関心は高まっているだろう。これを機に、多方面にアピールできる、懐の深い作品になれば良いと思いますよ。

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