最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
#25 Collateral Massacre
別に新番組でも何でもないのだが、せっかくテレビ放送されたので触れておきたい。「クェイサー」が終わって「来週のこの時間はBLACK LAGOONを放送します」って出たときには「何でこんな半端なタイミングで?」と、てっきり再放送が入るのだとばかり思っていたのだが、なんとOVAが出るのでその宣伝のための先行放送だった。そして映像化されるのはなんとあのロベルタ編である。こいつはすげぇ。サンデーGXなんて読んでなかったから全然知らなかった。 まぁ、正直言うと、「5巻までの内容を2クールでやってるんだから、3巻以上続いたロベルタ編をOVA5本で描ききれるわけないだろうに」とは思う。今回放送された1話目も、冒頭の事件の発端部分がまるで切って詰めたような急転回で、かなりキツキツの内容であることがはっきり分かってしまうのが難点。この作品は台詞回しが独特なので、普通の間尺で掛け合いをやられると何がなんだか分からなくなりがちなのが、尺のきつさに拍車をかけている。そして、個人的にはあそこのラブレス家家訓のシーンは本作屈指の名シーンだと思っているので、もう少しじっくりと、腰を据えて描いて欲しかったもんだけど。まぁ、台詞などは極力そのままになっているみたいだし、製作側の苦労が伺えるので許せる部分ではある。 あとは後半のメイド大活劇シーンですかね。ファビオラの慇懃無礼な態度から、一転しての銃撃戦の大騒動まで、実に賑やかで、何も考えずにぶっ放す、いかにもこの作品らしい見せ場。「散弾片手に大見得を切る少女メイド」っていうおかしな絵面が何故か夜のイエローフラッグに溶け込んでいて、何とも奇妙な説得力があるのは面白い。 その他のシーンでは、相変わらず蒸し暑いロアナプラの空気感がよく出ているのは既存のシリーズ通り。熱帯のむわっと暑い雰囲気の中にも、レヴィとロックの間には日本の湿気を思わせる一筋縄ではいかないドロリとした感情が横たわる。ロックが雪緒の写真を見せるくだりは原作で挿入されていなかったオリジナルのシーンで、アニメ版では日本編との繋がりをロックの心情を形成する一要素として、早くからフィーチャーする方向にあることが分かる。日本編も印象深いエピソードだし、おそらく今回の物語を十全に描くことが出来ないだろうことは予測の範囲内なので、過去のエピソードの「思い」をうまく使って、少ないシーンからロックたちの行動原理を不自然でないように切り出してほしいものである。あと、鷺峰雪緒は大のお気に入りキャラなので、回想でもいいから再登場希望である。「真っ直ぐ生きて不幸に死ぬ」という、桑島法子ボイスの王道を行く女の子なので、「私の選ぶ桑島キャラクターランク」では五指に入るのですよ(残念ながら3本の指には入らない。多分上から夕叢霧香、フレイ・アルスター・魔女メデューサがトップ3)。 まぁ、残りのOVA買うかって言われたらキツいけどね……最後にやっぱりキャストのこと。ほんと、この作品のキャストは端役に到るまで、不思議と「はすっぱハードボイルドもの」の空気が出るんですよ。ベニーとダッチのコンビが一番分かりやすいだろうけど(何せ外画吹き替えのベテランだからね)、他のアニメではめっきり名前を見かけなくなった富沢美智恵や伊倉一恵の声が聞けるのもこの作品ならでは。ファビオラに雪野五月っていう配役もうまい。 そうだ、あとはオープニングの話だ。OVAということで、オープニングは一応描き下ろし。そして、曲はあの「RED FRACTION」のリミックス。うーむ、相変わらず格好いい。このバージョンでフルをつくってどこかに収録してほしいんだが……OVAだけのサントラとかが出るのかなぁ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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