最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
猿さん、山奥で修行してる時が一番可愛かった、第4話。なんであんなどうでもいいデザインのヘッドホンやら訳の分からないヘアスタイルに変身してしまったんや……。 パターン覆りましたね。次回はどうなっているか分からないが、少なくとも今回は死者が出なかった初のエピソードということになった。さすがにあれだけ大見得を切って中心に居座った猿はそう簡単に殺されたりはしないか。しかし、今回たっぷりと30分かけて描かれた猿さんの人となり……思った以上に普通だったな……。てっきり「超高校級の交渉人」みたいにしてとんでもないネゴシエイトスキルでも持ってるキャラなのかと思ったら、過去に行った停戦交渉なんてすげぇ普通。一応戦争の規模を考えればそれなりに偉業だったのは間違いないのだろうが、そのあとの顛末のしょっぱさはメインを張るキャラとしては情けないレベルだし、過去3話で積み重ねてきた猿の評判が過大評価だったようにしか見えなくなってしまった。まぁ、ここで「普通の人間」っぽさをアピールすることでかえって生き残りフラグになったと見ることもできる訳だが……。 そうした「仕事の上では割と常人」という猿の遍歴は、彼女が山籠りして三猿の下で身につけた驚異の格闘能力とのギャップもあってさらに際立つことになる。物質を自由に変質、解体するというとんでもない能力は、本人の言葉じゃないが、「自力で大抵の願いは叶ってしまう」代物。これだけの能力を持っているのだから、世界中の紛争地帯を飛び回って片っ端から悪の病巣を排除するような立ち回りだって出来たはずなのだが、今のところ彼女が仕事上でその腕を振るった描写はない。実のところ、宝の持ち腐れである。いや、とんでもない技を身につけたからこそ紛争地域にも平気で乗り込むことができるのだろうし、使わずとも意味のある武力ってのはあるだろうが、やはり彼女のいた戦場でこっそり指揮していたイノシシのおねーさんのような使い方の方がわかりやすいはず。それが出来ないという彼女の「性質」こそが、猿の最大の特徴なのだろう。前回鳥の人が完全にイカレてしまったことについて、「なんらかの猿の能力だろう」と思っていた訳だが、ネズミの分析によると「あまりの悪意のなさに毒されてしまった」ということらしい。うーむ、よく分からんが、確かに思想の面で彼女はあまりにも特殊すぎて、権謀術数を巡らせてなんぼみたいな生き方をしてきた鳥の人の理解を超えてしまったということなのだろう。そう考えると、あの子も随分偏狭な生き方をしてきたもんである。 絶対無二の武力・度を超えた平和主義・そしてそれらを支えるにはいささか頼りない常識的な物言いという3本柱がなんともアンバランスに猿という一人の人間を構築している。そう考えると、これまた西尾維新らしいキャラクターデザインなのだと言えるのかもしれない。台詞回しだけでみたら全キャラ西尾風味だしな。しかし、そんな彼女も残念ながら彼氏持ち。まだ所帯持ちというわけではなさそうな様子だったので、あくまでも「理解のある男性と同棲中」くらいなのかな。だとしたら、彼女の「これもまた戦い」は完全に遺言であり、ちょっと形を変えた「俺、この十二大戦が終わったら結婚するんだ……」なので、普通に考えるなら彼女は助からないだろう。まぁ、ひねた原作者ならあえてそこをいじって来る可能性もゼロではないけども。 そういや馬の人ってまだ生きてましたね。まぁ、すぐ死にそうだけど。 PR |
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