最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
マジでこのアニメのキャスティングなんなの?! 第4話! 本当にどこまでいっても私の心を撃ち抜くキャストしか登場しない。ヘンテコナメクジキングは、イロモノ傑物なんでもござれ、皆様ご存知、怪物斎藤千和である。 ここまで毎度毎度刺激的なストーリー展開だったにも関わらず、あまりにも先行きが見えずになんとも言いようのない作品だったのだが、今回色々と真実が明かされ、一気に世界観が見やすくなった。「魂・肉・骨」。なんとも意味深なサブタイトルであるが、その内実は、この世界を分け隔てる3つの「成れの果て」であった。 宝石達の世界は狭い。何百年、何千年という時を過ごしているらしいのに、何故か彼女達(彼ら?)は世界についてあまりにも知らないことが多すぎる。その原因は宝石という生まれ自体にも起因しているようで、今回ユークレース(CV:能登麻美子)も「私たちは鈍感だから」と自分たちの短所を嘆いていた。おそらく、彼女たちはあまり「外の世界」に興味を示さず、鉱物としての「普遍性」「永続性」を生命体としても維持し続けているのだ。移ろい、変化する生活などというものは求められるものではなく、自然と生活は単調なものになる。好奇心を持ち、新たな世界を掘り下げようとする者は過去の歴史においてほとんど存在しなかったのだろう。 そして、そんな歴史にいよいよ風穴が空いてしまったのが、宝石の中でも比較的「変化しやすい」性質を持ったフォスと、なんとなく美味しそうだったフォスを食べてしまったナメクジの王様の出会いであった。なんの因果かナメクジ語が通じるようになってしまったフォスは、柔軟性を持ち、人間同様に生と死の概念を持つナメクジたちと初めて交流を持った。そこで語られる歴史がどれほど真実を含むものであるかは定かでないが、絶妙なバランスでおちゃらけとシリアスを交えてくるナメクジ王のことだし、あまり嘘はついていないのではなかろうか。ナメクジたちの柔軟性は人間の「肉」に由来し、宝石たちの普遍性は人間の「骨」に由来。そして残る1つ、「魂」を引き継ぎ、この世界で唯一荒事を起こしてしまう罪深い存在こそが、月人である。 こうして世界が三分されたという背景がわかると、月人たちのただ無機質な侵略攻撃もその意味が理解できるようになる。殺意でもなく、悪意でもない。月人たちが宝石を攻め、奪おうとするのは、ひとえに「回帰」を望むためだったのだ。争い、滅し、奪う。それが人間の魂の業であるというのならばやるせない話ではあるが、互いに理解できずにぶつかり合うのもしょうがないところ。そして、そんな差異は月人たちとの間だけでなく、ナメクジとの間にも横たわっているのだ。苦労して海の底までやってきたフォスは、人質を取られたかわいそうなナメクジの手によって、月人たちへの供物と……なるのかどうか。しかし、毎週確実にぶっ壊されるメインヒロインってのもすごいよな。 そしてまぁ、やっぱり千和だなぁ。強力な宝石たちのキャスティングに負けず劣らず、油断すれば一気に全てを持っていってしまう驚異の剛腕、これこそが声優・斎藤千和である。薄気味悪いナメクジキングの、得体の知れないところ、飄々としたギャグメイク、人間態になった際の慇懃さや底の見えない不気味さまで。千変万化の千和スタイルを余すことなく堪能できる。中でも金剛先生との絡みで見せたのは伝統芸となったギロロ・夏美のコンビ芸。この2人の絡みの圧倒的な安心感。お見事としか言いようがない。そして、この匠の技にしっかりついていけるのがフォス役の黒沢ともよである。ともよちゃんの演技プランって声優業界の演技の中では割と癖がある方だと思うのだけど、こうして千和と並べてみると、しっかり相手の呼吸も見てシーンを作り上げる純粋な腕があることがわかる。まだまだピチピチ二十歳そこそこのメインヒロインと、もうベテランの域にあるといっても過言ではない乱入キャラ。二人の掛け合いの気持ちよさも今回の注目ポイントである。いやぁ、いいもん見たわ。 PR |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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