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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 いい仕事してますわ……第20話。記念すべき追加戦士爆誕回だが、ほぼ完璧な仕上がりになったんじゃないでしょうか。 これでダブル田村の威名は轟き渡ることになるのです……。ネジルもナグリ女王もプリキュアになったということは、もしかしてネジが島って実質プリキュアアイランドだったのでは。

 新規プリキュア誕生までの軌跡を描いた物語なので今回の1話だけを切り取っても特別驚くような展開があるわけでは無いのだが、史上初(?)の「2人セット変身を義務付けられたプリキュア」という設定が、効果的に画面に落とし込まれているのが見どころになっている。やはり注目すべきは最大の見せ場となる変身バンク。コンビ前提の変身シーンということでこれまでにないシーケンスを見せることになるわけだが、ちゃんとえみるとルールーの信頼関係を存分に見せつけながら、個々のキャラクター性が失われないように彩りを添えているので見方によっては「チーム」でもあり、「二人」でもあり。今後はこの二人がどれくらいのさじ加減で「個人」として見せていくのかも気になるところだ。

 プリキュアの組成でこうして3−2にはっきり分かれているのは初めてのことなので、せっかくなのでチーム戦の大先輩である戦隊シリーズを紐解いてみると、3−2で分かれている作品は結構ある。それらを「どの程度独立しているか」という尺度で並べてみると「ハリケンジャー」>「ゴーバスターズ」>「ゴーオンジャー」くらいになるかな(3-1-1に分かれる戦隊(ゲキレンジャーとか)は除外)。えみるとルールーはどれくらいの分け方になるんだろう。理想としてはゴーバスくらいがいいかなぁ。2人で行動するのがベースだけど、チームとしては同じ名乗りをするような感じ。ゴウライジャーまで行くと別なチームっぽくなっちゃうからね。

 こうして生まれた新しいプリキュア。その成り立ちも独特なもので、「敵サイドからの裏切り」パターンはこれまで何度もあったが、「プリキュアファンの女の子が憧れを実らせてプリキュアになる」というのは初めての事例。「なんでもなれる!」がテーマの「お仕事」プリキュアという特性を体現した展開で、ともすると阿漕な展開になりそうな「なりたい欲求」をルールーとの友情で中和することで美談に仕上げているあたりは脚本のうまさだろう。えみるみたいなキャラってどう考えても狂言回しの域を出ないイメージがあるのに、ここまで自然に「彼女ならきっといいプリキュアになれるはず」と思わせ、奇跡を許容できるようにしている。音楽で繋がった二人の絆もシンプルながら分かりやすく、五人揃ってのアンサンブルが今から楽しみである。

 かてて加えて、今年は「プリキュア15周年」というのでCMなどの様々な展開を見せている年でもある。そんな記念すべき作品で、改めて堂々と「ふたりはプリキュア」というキャッチコピーが唱えられているのも心憎い設計。まさに温故知新。古き良きプリキュアの伝統が、ここにきてまた一つ新しい形を成したと思えば感無量である。

 3人と2人という組み合わせ、そして五人の組み合わせ。今後はどんな展開を見せてくれるのであろうか。

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