最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
良いレースだった、最終話。もう、特に思い残すこともない……。 いや、結局誰やねん、っていう部分はもちろんあるんだろうけど、誰が勝ったところで遺恨が残ってしまうというのはこの「史実」アニメの唯一悩ましいところで、おそらく「下手にスペとスズカの二人対決で決着を描いてしまうより、いっそのこと余計なくらいに人数増やしてうやむやでもしょうがない雰囲気を出してしまおう」っていう戦略なのだろう。実際、この人数では誰が勝っても……というか誰が負けても「それはおかしいやろ!」ということになるので、絶対に決着などつかない。あくまでも夢を見せるにとどまる「if」の作品なのだから、舞台だけを提供して残りは視聴者の想像に任せる、というのは正しい判断だったのではなかろうか。 そして、それだけだったら本当に「なんかレースっぽいことやったけど何もわからずに終わった」になってしまいそうなところを、実際に走るウマ娘のドラマではなく、トレーナー側のドラマにスポットを当てることで回避しているのが脚本のうまいところである。そうだよね、確かにスピカの全員が出走するんだから、トレーナーからしたら誰が勝っても嬉しいし、誰が勝っても残念だし。そんな矛盾した感情を抱えながらも、チーム全員が、ウマ娘そのものが好きなんだ、というトレーナーの贅沢な思いは充分共感できるものだった。その上で、しっかりと「結末」を見届けんとしたトレーナー。そして、その結末が分からないまま次の夢へと続いていく視聴者。この辺りの対比も心憎い。いいじゃない。僕らはトレーナーの頑張りを讃えて、彼にだけでも「ゴール」を与えてあげても。もちろん、それだと本当の「終わり」になっちゃうので、次世代への夢を残すことも忘れてないんだ。何もかもが「終わってない」作品を、ここまで自然に、爽やかにまとめ上げたのは本当に見事な構成であった。 あとはまぁ、細かく個々のウマ娘たちの絡みが見られたのは嬉しいところですかね。個人的には会長とテイオーのコンビが好きだったので、2人がそれぞれに想い合いながらイチャイチャしてくれてるのがよかったです。あとはゴルシかな。彼女は一歩間違ったら主人公になってた可能性もあるんだよな。めっちゃいい奴やん。あいつのおかげでスピカが成立してたって考えたら、今作のMVPはゴルシですやん。まぁ、トレーナーの思い入れの強さは圧倒的にスズカが上だったみたいだけど……。こうして見ると、トレーナーとスズカが最終的にくっつくんじゃないかな、みたいな雰囲気も独特よね。もちろんスペ×スズカっていうカップリングを前提にした上での話ではあるんだけど、本来ならばもう走ることすら叶わなかった悲劇の主人公だったスズカに、せめてこの世界では幸せになってほしい、みたいな狙いも感じ取れる。 これでもいいよね、贅沢な二次創作みたいなもんだし。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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