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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「鹿楓堂よついろ日和」 5→5

 なんだかんだで最後まで観てしまった系の作品。意外とね、好きだったんですよね。

 「イケメンパラダイス?! お呼びじゃねぇな!」「食い物アニメ!? (文字通り)食傷気味だな!」と思いながらスタートした作品だったのだが、「イケメン」要素も「食い物」要素も全くクドくなくて、なんだかするっと受け入れられる爽やかさがあった。少し前に「野郎ばっかりが真ん中にいるとダメなんだよ」って書いた気がするんだけど、今作の場合は野郎ばかりの飲食店でも特に気にならなかったんだよね。いや、途中で「キモ」って思ったタイミングはあるのかもしれないけど、今作の場合は「野郎同士の絡み」っていう店員の内側の関係はそこまで重要じゃなくて、通常の「食堂もの」のセオリー通り、1組ずつのお客さんの物語が中心になっていたので、余計なクドさを感じずに済んだのかもしれない。お客さんだったら女の子もいっぱいいるし(おじいちゃんおばあちゃんもいっぱいいたけど)。

 「異世界食堂」のように「ありきたりの料理に特別な意味を付与してありがたがる」っていう方向性じゃなくて「適切なタイミングで美味いものを食ったらそりゃ美味い」っていう共感しやすいモチーフだったのも良かったのかも。天丼がなぜ美味いかって言ったら、別に「今までみたこともないような調理法で、初めて食べたものだから」じゃないし、「最高級の料理人が、思いもよらない工夫を凝らしたから」じゃないんだ。「天丼は美味いから美味い」でいいんだよ。「外回りでスタミナ切れのところに天丼」、「夏バテ気味でダルい体にカレー」、そういう「よくわかる美味さ」をストレートに出してくれる作品だったから、キャラ云々を差し置いても「美味そうだなぁ」と思って観ていられたんだと思う。実際、近所にあったら行ってみたいもん、鹿楓堂。まぁ、お値段がどれくらいかは相変わらず謎なんだけども……。

 これくらいの濃度で、ゆったりとした「女性向け」は歓迎したいところ。いや、「女性向け」とかいう必要もないんだろうな。そういうレッテル張りをする必要がない、穏やかな心で楽しめるアニメならそれでいいです。

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