最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ハッピーシュガーライフ」 5→6 うーむ、そうだよな、そういうエンディングになるよな……色々と考える余地があるので難しいところだが……今作が簡単に終わったらそれが一番の問題なので、これが然るべき幕引きということなのだろう。 最終話感想と総括記事は分けて書こうかとも思ったのだが、最終回ラッシュで時間と気力に限界があるので同時処理にしてしまう。論旨がとっ散らかるのは申し訳ない。最終話でしっかりと描かれているのは「必罰」の精神。確かにこれで無事に海外逃亡に成功してしまったら倫理的にどうなの、という気もするので、この落とし前のつけ方は無難なものである。ご丁寧にエピローグ部分で担任まで捕まっており、犯罪行為に加担したと言える太陽も人格崩壊でふさわしい末路へと至った。問題になるとしたら、しおちゃんの末路はそれで良かったのか、という部分に集約されるのではなかろうか。しおちゃんは作中では明確に「罪」と言える行為に手を染めておらず、関係者では唯一と言っていい「裁かれる必要のない人間」である。まぁ、いろいろな部分で教唆を疑うことはできるが、基本的には年端もいかぬ子供なのだから、彼女自身の罪を問う意味もないだろう。そうなると、ラストの彼女のあの状態は「理不尽な罰」に見えてしまうわけだ。 「彼女は不幸ではない」という解釈も可能である。というか、本作の性格を考えれば彼女が自らの内にさとうの亡霊を宿し、これからも二人だけの「ハッピーシュガーライフ」を歩んでいくという結末は、2人の愛が成就したまさに「ハッピーな」エンディングだ。ただ、それを幸福だと感じるためにはしおちゃんはあそこで完全に歩みを止めてしまう必要があるし、何よりもそれではあさひが救われない。彼も、今回の一件ではほぼ被害者サイドであり、(若干の暴力行為はありつつも)本来なら裁かれるべきではない人間。そんな彼にとって、しおがさとうに囚われてしまうのはバッドエンド以外の何物でもないはずだ。どうあがいても、彼ら兄妹の双方にハッピーエンドは訪れないのである。まぁ、純愛ってのは非常に身勝手なものでもあり、周りに迷惑をかけてこそという考え方もあるが……。うむ、やはり、しおちゃんのアレはハッピーエンドなのだろう。あれだけ頑張ったお兄ちゃんを見ていると心苦しいが、今作で描きたいのは1つの歪な愛の物語だったのだ。そのためには多少の犠牲には目をつぶろう。まぁ、考えてみりゃ犠牲どころじゃないしょうこの存在もあるしな……。 というわけで、何事も極めればドラマになるよ、というとんでもない作品でした。中盤での一捻りされたネタもあったし、何よりも作中の登場人物が全員イカれているおかげで刺激が非常に多く、なんとも不謹慎でどす黒い楽しみを得つつも、見返りを求めないただ一途なさとうの「純愛」と、それを受け入れていくしおちゃんの関係性(やはりこれを百合とは呼ぶまい)に心を掴まれる。そんなお話。甘いのとしょっぱいのは一緒に食べると味が際立つわけだが、本作はそうした甘味の混ぜ込み方が実に嫌らしく、マゾヒスティックな快楽を得るに充分な苦みばしった部分の味わいを引き立てていた。1クール作品でもとにかくプロットを詰め込んでこれだけの密度のお話を成立させることが出来るんやね。総監督を務めた草川監督は最近安定して(私の中では)ヒット作を出せているので、このまま「一筋縄ではいかない女の子」を描くクリエイターとして方々で作ってしまった汚名を返上していただきたい。 あとはやっぱり無視できないのは限界まで煮詰まったキャスト陣のお仕事。赤血球とマクロファージさんがこんなところでやっちゃいけないお仕事やってる感が尋常じゃない。おばさんなー、あの人の愛はなー。男性陣も花江くん、界人くんがどちらも「頭のおかしい役やっていいんですね?」って楽しくやってそうで実に良い。この世界でいちばんの常識人がぺっちゃんっていうのもなんだか皮肉めいていて(??)良いですしね。そして、物語の中心になり「急に自我芽生えすぎじゃね?!」と我々を困惑させてくれたしおちゃん、つまり久野ちゃん。……トレンドワードは「久野ちゃんの声帯」。そりゃな、道端で久野ちゃん捨てられてたらとりあえず拾ってくるよな。間違いないよな。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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