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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 毎月1日は映画の日。この日は出来るだけ効率的に映画を観たいところ。しかし、11本感想をかいておきたい民なので、1日に観られる映画の数に限界があるのがとても残念……過去に最大3本までは観たことがあるのだが、続けて観ちゃうとどうしても前の作品の印象が薄れてうまいこと記録が残せなくなってしまうのよね。経験的に、1日に観られる限界は2本な気がする。今回も、せっかく劇場に行ったのだから頑張って3本目まで粘ろうかとも思ったのだが、11本で満足してしまったのでもういいや、ってなって帰ってきてしまった。ちなみに今日観た映画は観たかった方から1位2位なのです。3位の映画(「が」)と4位の映画(「F」)は今後観るかもしれないし、観ないかもしれない。一番厳しいのは時間じゃなくてお財布事情だったりするけども……。

 

 

<以下、一応ネタバレとか含むかもしれないけど、まぁ、大丈夫だよね>

 




 

 そんなわけで1本目、ビルドのVシネである。ビルド関係については先日の「FOREVER」があまりにも良すぎたので桐生戦兎の物語としては完全に完結したものだと思っているのだが、こちらは万丈が主人公ということなので、まぁそれはそれで。やっぱりプロテインの貴公子の活躍を観ているだけでもそれなりに満足できますし。万丈の不思議なところは、別にそんなむきむきでもないのに「筋肉バカ」と言われたらそう見えるところだよな。まぁ、1年間繰り返しそう見えるように調教されてきたからかもしれないけど(特にバカの方だが)。もともとボクサーなのだから余分な肉を落としてるのは当たり前なんだけどね。今回、敵キャラ・キルバスの人間態が万丈以上のムッキムキ濃厚イケメンだったので、「なるほど、これが筋肉対決か」と惚れ惚れしてしまった。特撮作品って、本当に敵キャラの造形が濃いことが多いのだが、今回のMr.柿崎はひときわキツくて最高でしたね。冒頭の戦兎フォームの時もノリノリで笑ってしまったが、その後のいちいち芝居掛かったぬるぬるダンス見せてくれるのがクセになりそう。ちなみにCVは勝杏里。エボルトと兄弟とか言われても、そんな変な兄弟いてたまるかよ、と。

 エボルトといえばめでたくCVを担当した金尾さんも出演(?)を果たしたわけですが、改めて、ビルドワールドで金尾さんの果たした役割の大きさを確認できたのもよかったですね。というか、エボルトのキャラがいちいち立ってて、あれだけクソみたいなムーヴだった悪役のくせに、改めて特別編で共闘しようとしたらサラッとそれが受け入れられちゃうのが不思議なんだけどどこか魅力的。今回マスター形態が一度も出てこなかったのが残念至極なのだが、それでも度重なる「チャオ」の挨拶に、どこかマスターの面影も見られるように感じるのである。ラストバトルはもちろんエボルトの最終フォームだったわけだが、それまでの「ちょっと弱ってる状態」はスタークで活動してたのもよかったですね。やっぱりあっちの方が馴染みがあるし、万丈と対話するにはあっちの方がしっくりくる。

 そうして、新しい世界を作った割にはエボルトも記憶も全部元どおりという、いわばテレビ版の設定全部ぶっ壊しちゃうような展開ではあったのだが、まぁ、やっぱり本当にハッピーなハッピーエンドとなるとこちらなのかなぁ、という気もする。あれだけ悲壮な覚悟で戦兎たちが成し遂げたことを軽んじられているようにも感じてしまうが……そこはまぁ、特別編のおまけってことで。やっぱりほら、かずみんはみいたんの隣にいないと落ち着かないでしょ。ヒゲはヒゲだけど。今回げんとくんたちの活躍が今ひとつだったのは尺の問題で仕方ないところかな。ベストマッチTシャツ、どこで売ってるんでしょうか。

 そして、やはり注目すべきは万丈と戦兎という2人の立ち位置。今回はタイトルが「クローズ」ということで万丈を主人公にすることが一番の狙い。改めてエボルトとの関係性などをみると、万丈って世が世なら完全に主人公なんだよな。よくもまぁ、「仮面ライダービルド」っていう作品でビルドの方を主人公にしてあれだけ自然に物語が形成できたものだと感心するくらいに、万丈の方がキャラが強いし、設定も太い。そんな万丈をこれだけ振り回したのだから、そりゃまぁ、盛り上がらないわけもなく。ついでに女の子が出てきてボーナス扱いになったのは、「流石に戦兎とばっかりくっつくのも問題があるか」という采配なんでしょうか。確かに記憶が戻ったことで戦兎には美空という相手ができたわけで、ここいらで万丈の方にもお相手がいた方が座りがいいのかもしれません。エボルトが空に消えたことで、万丈が結婚したとしてもその子供にエボルトの遺伝子が残るなんてことはないだろうし(多分)。そういやエボルト復活はこれで公式設定になったわけで、今後ライダー関係のクロスオーバー作品なんかではいくらでも登場することが可能になったんだよな。便利なやつだから今後もちょいちょい絡んでくるかも(その分、大量消費の適当な復活ボスとして戦わせるのが難しくなったが)。

 そして、もう1人の主人公であるはずの戦兎だが、今回は冒頭でベルトを奪われて一切変身無しという思い切った構成。もしかしたら劇場に観にきた小さいお友達はがっかりしちゃったかもしれないが、一応ビルド(?)もちょいちょいフォームチェンジは見せてくれたので我慢しよう(何故にファイヤーヘッジホッグ? とは思ったが)。今回のお話は、エボルトの遺伝子と男・万丈龍我が決着をつける話だったのだから、保護者(おかん)役の戦兎は脇でサポートしながら見守るだけである。ちゃんと天才物理学者の仕事はしてるんだからそれでいいじゃない。まぁ、てめぇがうっかり作ったスパイダーがなければキルバスがあそこまで暴れまわらなかったのでは、という気もするが。

 でもさ、今回のキルバスパイダー、格好良かったね。ああいうガチャガチャしたデザインでも戦闘時にしゅっと線が見やすいフォームは好きよ。あとラストを飾ったクローズのマッスルギャラクシー、あのデザインも秀逸。きちんとクローズのデザインとエボルト(ブラックホール)のデザインの複合になってるのよね。あれは素直に格好いいと思ったわ。なんだろ、こうして見てるとますますエボルトさんの株が上がっていく気がする。作中では色々グダグダだったくせによう。

 トータルで見ると、しっかり万丈のギャグも見られたし、単に好きだった万丈がますます好きになる良い映画でございました。「新しい世界で、あんな生活力のなさそうな野郎2人で所帯持って生きていけんのかな……」と心配してたんだけど、多分もう大丈夫だろうしね(政府高官とのコネもできたしな!)。

 

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