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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「世話やきキツネの仙狐さん」 5

 ケモでロリで世話やきとか、人類のカルマが凝縮したような概念だよな。これと「盾の勇者」を続けて視聴するというスーパーケモタイムが発生しているという業の深さよ。

 まーたこの手の設定かよ、とは思うものの、実は純正品は最近減少傾向にあった(かもしれない)オチもの系。突然空から何かがふってくる設定はすでに過去のもので、最近はとりあえず主人公が自らトラックにあたりに行く展開の方が増えているのでね。そういう意味でもさらに懐かしさを感じさせる作品。そして、意外とこういう「癒し」が狙いとして設計された作品でも、臆面もなく「癒しを提供するやで」とキャラ本人に言わせてしまうパターンというのは珍しい。癒しというのは「そういう雰囲気」であると解されることが多く、自ら率先して「今から癒すから」と言われたら身構えてしまうし押し付けがましくもなる。癒してほしい現代人も、そのあたりのディティールにうるさかったりして何かと面倒なのである。

 そんな中、今作の癒しはまずまず成功していると言っていいだろう。興味のない人にはかすりもしないような毒にも薬にもならぬ内容ではあるが、属性の何か一つでも掠るものがあれば、それなりに観る動機にすることは可能。かくいう私はもふもふのキツネ尻尾というのはなかなかに魅力的だと考える人間なので、その部分にいくらかでもリソースが割かれているなら価値は見出せそう。まぁ、それにしたって尻尾でかすぎやろ、とは思うが。巨乳とか巨尻に魅力を感じるのはわかるが、巨尻尾ってのは……どうなんでしょうかね。まぁ、ぶっちゃけもふもふに癒されたいならそれこそ猫でも飼えばいいじゃねぇかと思うが、それはしょうがない。あくまでも代償行為のためのフィクションなのであるから。猫もモフる、ケモ娘もモフる。それでいいのだ。

 もちろん、最低限この設計を魅力的に見せるような努力はなされており、仙狐さんも可愛いといえば可愛い。ただ、基本的に中身は無いアニメであり、1話目もとにかくゆったりまったりの雰囲気を優先するためか、非常にテンポが悪くてじれったくなる。よく言えばのんびりだが、流石に間延びしすぎな気もするので、このリズムが合わないとちょっと物足りない感はあるか。ここまで全力で方向性を絞りきった作品なのだから、むしろこの「遅さ」を武器にする演出になれば、もしかしたら今後はこれが独自のセールスポイントになっていくのかもしれない。

 中の人については、「また和氣ちゃんに尻尾が生えているのか」というのが最初の感想だが、やっぱりこの子は色々と器用である。嫌味なところがないし、このまますんなり聞けるようになれば仙狐さんの魅力はいや増すだろう。どっちかっていうと主人公の諏訪部ボイスの方が「この声なのにパンピーかよ」という違和感があるレベル。考えてみりゃ、なんだかんだで諏訪部ボイスって「お世話する」側のキャラの方が圧倒的に多いよな。

 

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