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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ちょっと空いたけど劇場アニメ。また最近は観たいものが溜まってきているが、とりあえず仕事帰りに劇場に寄ったらたまたま一番時間がよかったのがコレだったのでここからの視聴。他のやつは本数が減ってたり、微妙な状況になってるからなくならないうちに観ておかないといけないんだよな……。

 

<以下、一応ネタバレ云々だけど、ネタとか無いし、そもそも俺があんまりわかってないから問題ない気もする>

 




 

 さて、そんな適当な体制で観に行ったアニメなもんで、あんまり事前に情報もなく、「なんとなくリゼロなんやろ」というくらいで観てしまった。後で確認したらこれもOVA扱いになってたから「劇場作品」とはちょっと違うのかもね。最近はそういう線引きがはっきりしなくなってるけども。OVAというとこれよりさらに前に「Memory Snow」という作品があり、こちらは気づいたら終わってたので劇場では観てないのだが、幸いこないだAT-Xで放送していたのでそちらで観ることが出来た。リゼロのアニメ本筋がそもそも間に何かを挟めるような構造ではないこともあり、OVAは完全に独立してどうでもいい話をしているだけのもの。まぁ、雰囲気が好きで観てる人はこれでいいかな、という感じではあったが、「わざわざ金払って観に行かんかったのは正解かな……」くらいの印象だった。

 そして今作。立ち位置としては「Memory Snow」に似た部分もあるが、こちらは流石に「どうでもいい話」ではないし、長さも80分とそれなりのもの。劇場作品らしいド派手なバトル展開も用意されているのでスクリーンで観る意味があることはある。でもまぁ、正直言うと「わざわざ金払って……(略)」という気はした。本当に、最初から最後まで徹頭徹尾パックとエミリアの馴れ初めエピソードにつぎ込んだシナリオになっており、アニメ本編で準備されていたようなギミックは1つも存在しない。っていうか、そもそもスバルが(ほとんど)出てこない。おかげでゼロから始まらないし異世界生活でもない。タイトル詐欺である。まー、エミリアたんラブという人はこうした「キャラもののスピンオフ」(スピンオフっていうか?)でも満足できるのだろうが……個人的にはそこまで今作の世界観そのものに入れ込んでいるわけでもないので、「こんなもんかなぁ」というくらいで終わってしまった。

 最初から分かって行ってれば問題なかったのだが、事前にどんな概要の作品なのかを知らなかったのも問題なのだ。さらに言えば、リゼロは純粋にアニメ本編での視聴だけで外縁部を一切フォローしていないので、アニメで描かれなかった要素については私は何も知らない。つまり、現時点でも「パックが何者で、エミリアが何者なのか」を知らない状態で観ているのである。「この映画でそうした2人の出自が明らかになるのか?」と思って追いかけていたが、結局そこがわからず、「わからないまま」で進行してしまうとどこに焦点を当てて観たらいいかわからない。おかげで終始中途半端なモチベーションで進むことになってしまった。

 エミリアの方は当人も「記憶をなくしている」状態なので視聴者目線で彼女の過去がわからなくても構わないのだが、問題はパックの方だ。彼がいったい何を考えてエミリアに接し、どんな制限から彼女との距離感に思い悩んでいるのか。そのあたりの葛藤がわからないことには、今作で描きたかった「パックとエミリアの絆」を完璧に描き切ることはできないだろう。アニメ本編の場合はそのあたりが「今後明らかになるかもしれませんね(ニヤリ)」くらいの要素になっていたので「2期はまだかなぁ」というモチベーションになるのだが、単発の映画作品で「わからないことはわからないままにしといて」と言われると、それは流石にもやっとするのである。

 まー、そんなわけで私の理解不足のせいで全体像は今ひとつ。ただまぁ、やっぱり丁寧に作って気合が入っている作品なのは事実なので、細かいパーツに分けていけば見どころは少なくない。個人的にはエミリアはどうでもいいけど(ひどいな)パックのファンなので、彼の格好いいところがたっぷり見られるというのはそれだけで悪くない話。常に宙に浮いている状態なのでパックをメインにしたカットはパースもフォーカスも自由自在。本当なら小動物な彼が、カメラの置き方1つでどれだけ大きな存在に見えるかを変化させる様子はなかなか興味深い。あとはまぁ、単純にパックの感情芝居を見てると楽しい。私は手放しで内山夕実を褒めてしまうゆーみんファンなわけだが、パックは良いキャラなので彼女が演じるキャラクターランキングでも20本の指に入るだろう(多いな)。そんなパックが泣いたり笑ったり、いつも通りにおどけてみたりで常に出ずっぱりの活躍を見せるのは、それだけで「パックムービー」という1ジャンルを形成しているわけだ。こうしてみると、私も十分「キャラだけで見てるファン」の1人であることがわかるな!

 というわけで、劇場に行くのはパックファンかエミリアファンのどちらかにしておくべきかもしれない。私のようにアニメオンリーでリゼロを摂取している人は、アニメ2期以降を見るためには今回のストーリーは多分必須要項になると思われるので、見といたほうがいいってのは事実である。コレを見てエミリアの人格形成が理解できると、多少なりとも「まぁ、エミリアがスバルのことをあれだけ好意的に見てるのも理解できるか……」という気持ちにはなるので。まぁ、だとしてもやっぱりバルスは欠点の方が多いと思うけども。

 

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