最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
なんと素朴な英雄譚か、第10話。今時こんなにわかりやすく駆けつけてくれるヒーローっています? レゴシ、今時のアニメじゃなかなか見かけないタイプの主人公だよなぁ。 前回は本当にドロドロとした闇要素ばかりが表出した回だったが、まるでその反動のように、今回は晴れがましい克己と発奮の物語。合間にハルの遺書公開が入ったのでその部分はややドロドロ気味ではあるが、一応彼女のアイデンティティを作り上げた成り行きを描いているわけで、それはそれとして受け止めてあげないと。 今回触れるべきは3匹。まずはゴウヒンからにしようか。彼は闇市の監視人としてたまたまレゴシの無茶苦茶を見つけたから助けに来てくれたわけだが、そこから一度は見放すようなそぶりを見せて、それでも無鉄砲な若者を放っておけなくて助太刀に駆けつけた。以前出会った時の頑なな感じからはとてもそんなことをしてくれる輩には見えなかったのだが、やはりレゴシのあまりのまっすぐさに心打たれたということだろうか。彼がシシ組と表立ってぶつかってしまうと、今後の闇市のコントロールが難しくなる気がするけど大丈夫なんだろうか。 そして、いざ駆けつけてくれたゴウヒンの強いこと強いこと。誰もが目を背けてしまうような超危険集団シシ組、数十匹のライオンのみで構成されてるというわかりやすい「武力」のチームであり、ノープランのレゴシ1匹でカチ込んだところでどうしようもなかったはずなのだが、なんと2人になったら一気にラストステージまで駆け上がれてしまった。「シシ組、意外としょぼいやんけ」という気もするのだが、それを可能にしたってことはゴウヒンのステータスが最強クラスだったってことなのだろう。まぁ、そりゃ犬・猫・熊って並べたら熊が強い……か? まぁ、とにかくそんな彼(+竹ボウガン)の力でこの世界でもっともデンジャーな組織もなんとかなってしまった。やってみるもんだね。 そうして無事にお姫様の下へたどり着くことができたのがレゴシ。彼は本当にマシーンのごとくひたすら自分の目的に向かって突き進むな。これまでは色々と思い悩んでいたのでアクションが鈍かったが。いざハルとの関係をはっきりさせようと決めてからの行動は早い。そしてルイへの失望も彼のエネルギーに変わったのかもしれない。理知的なルイの真逆をいくかのように、何も考えずにただ動ける分だけ動く。シンプルな行動理念だが、今回ばかりはそんな考え無しの行動が正解だったということだ。ただひたすら匂いだけを追いかけるあたりがイヌ科。そのくせ群れじゃなくて単独で動くあたりが、もしかしたらレゴシのこの世界での「異質さ」の表れなのかもしれない。ちなみに、シシ組のチンピラに「お手をする」っていうくだりの罵倒を浴びせられていたけど、この世界で「お手」っておかしくない? 現実世界に置ける人間的な存在がおらんと「お手」っていう文化は生まれない気がするのだが……謎である。 そして、今回の主役は何と言ってもハルだろう。彼女の自虐と諦観。「走馬灯は自分で作る主義」という初めて聞くポリシー。これまでの人生でも散々諦めを繰り返してきたという彼女だからこそ至れる境地なのだろうが、それにしたってとんでもねぇ脳内だ。少し前までの彼女だったなら、そのまま走馬灯を完走してすんなりとライオンの胃の中に収まっていたことだろう。途中まで、彼女自身も自分がそうなると信じて疑っていなかった。しかし、走馬灯を回していったらその中に明らかにおかしな異物が紛れ込んでいたという。英雄は2度くる。走馬灯と、現実と。レゴシの姿を思い出し、ハルの生き様は変わった。それは、「好きな相手」として思い浮かべていたルイにも実現できなかったちょっとした奇跡だ。小さなうさぎの、小さな夢が叶った瞬間だ。彼女の生き様はこの世界の理不尽の塊みたいなものなので全てを理解するのは難しいが、おそらくそんな理不尽な人生だったからこそ、ぶち壊してくれる相手にも同じような理不尽さが必要だったのだろう。無茶苦茶な相手を見つけてしまったハルが、今後どのようにして自分の人生に新しい「意味」を見出していくことになるだろうか。 それにしても、「心を込めて蹂躙してあげよう」っていいセリフだよな……。土師さんボイスでそんなこと言われた日にゃ、おとなしく蹂躙される以外の選択肢は無いわ……。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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