最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「Dr.STONE」 5→5 もう最終回シーズンなんやなぁ……早い……んだけど、今期はあんまりここからまとめて最終回って感じでもないんだよね。何しろ、万策尽きた作品が山のようにあるせいで放送スケジュールがガッタガタだから……。2019年10月期は、深夜アニメ業界崩壊の決定的転換点として歴史に刻まれるシーズンになったかもしれません。 さておき、こちらの作品はそんな業界の惨状もなんのその。特に大きな崩れもなく2クールの放送を終えることができた。ぶっちゃけ原作既読だったせいでそこまで真剣には観てなかったのだが、「ちゃんと求められてるものは提供できてるジャンプアニメ」になってたっていうだけでも不満は無いよね。放送開始時には「なんかあっさりしてんなぁ、アニメ化にあたってはしょりまくるカット地獄は勘弁してほしいなぁ」という心配をしていたのだが、2クールでの進行全体をみるとどうやら杞憂だったようだ。確かにサクサク進んでる印象はあるのだが、このインスタント感はそもそも今作のセールスポイントなんだよね。一部では「ジャンプのなろう作品」なんて揶揄されることもある通り、基本的に千空というチートキャラがあらゆる技術体系を体得しているので、それをアウトプットして「たまたまそこにあったちょうどいい材料」を組み合わせることで技術レベルを上げていく。なろう的なテイストがあるのは間違いない。ただ、今作はそうしたチート要素をきちんと「ジャンプ的な漫画のお約束」と融合させることで嫌味さを中和しており、「技術発展」と「キャラの成長」が程よくブレンドされている。千空以外のキャラクターが何を考えて、どのように動くのかをみる方が、本来の今作の楽しみ方なのだ。個人的に一番「あぁ、ジャンプだなぁ」と思いながら見てたのはマグマの存在。「敵キャラ」「改心」「格好いい見せ場」が綺麗に要素として回収されていき、単なる馬鹿のはずなのに物語の上での魅力をちゃんと構築できているのだ。もちろんクロムだってゲンだって、スイカだってキャラはきっちり立っている。この辺りの見せ方は、やはりジャンプ漫画という悠久の歴史のノウハウがあってこそだろう。 そして今作の場合、ジャンプ漫画が一番苦労して作り上げるはずの「格好いい必殺技」要素を全部科学技術でまとめあげているのがずっこいところ。尾田栄一郎はおそらく「ゴムゴムの何か」を作るときに必死にそのネタをひねり出しているのだろうが、今作の場合、最大の見せ場になるはずのそのシーンを「サルファ剤」で片付けてしまえる。もちろんそうなるようにプロットを構築する苦労はあるのだろうが、ジャンプ漫画でお約束の最強議論とか、どう見ても弱そうな技に対する失望感とか、そういったものが「だって現実の科学だし」という圧倒的後ろ盾のおかげで盤石なものにできるのである。かてて加えて、僕ら男の子はやっぱり「科学の付録で何かを作る」というテーマ設定が大好きなのである。進研ゼミの実験キットなんかがすごく欲しくなっちゃうし、ディアゴスティーニの組み立て工作に憧れてしまったりするのである。漫画の主人公が「さぁ、今から携帯電話を作ってみよう」とかいったら、それだけでワクワクしてしまうのはしょうがないことだろう。 原作時点でこうした体系は完成しているので、アニメはそうした要素を出来るだけ損なわぬように構築していくだけのお仕事。「だけ」といってもそれが簡単じゃないわけだが、例えば一歩間違えば単なるクソ要素にしかならない千空の口癖なんかはかなりデリケートなバランスで不快にならないように見せ方を考えている。コミカルでテンポの良い「サクサク感」はアニメで見せられる最大のポイントで、音や画を入れたことでリズムが崩れてはぶち壊しになる。そのあたりでつまづきが感じられなかったということは、今回のアニメ化は成功したということだ。まー、「ここで終わるのかよ」とは思ったが……分割2期だろうし、制作スケジュールの関係でここでまとめるしかなかったんだろうね。 さて、2期はどこまでいくのかしらねぇ。もしかしたら私がジャンプから離れたあとの部分まで進むかもしれないので、そのあたりまで行ったらもっと真剣に視聴できるかも。
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