最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ハイスコアガールⅡ」 5→6 まっすぐなお話。終わってみれば、実に素直に楽しめるラブストーリーであった。ちゃんとここまでアニメとして放送してくれた制作チームにはまず感謝せねばなるまい。 1期の時点では「のぺっとしたCG作画」の部分だけ見て「あんまり好きになるタイプのアニメじゃないかなぁ」と思っていたのだが、今になって思えば、このデザインのおかげで持ち味である「ゲームキャラとの共存世界」の融和性が上がっていたことを考えると、きちんと狙った上でのデザインだったことがわかる。最大の武器となる「実際のゲームのあれこれ」を画面のそこら中に散りばめるためには、やはりそれ専用の土壌は必要だったのだろう。普通のアニメとして作ることも不可能ではなかろうが、こちらの作画の方が手間も違和感も削減されるはずだ。CGの難点だと考えられる「ディティールの描き分け」についても、今作はすごく細かい表情芝居なんかに気を使って描いていたため、ほとんどデメリットにはならなかった。 そうして独自の世界を構築して描かれたのは、格ゲーというツールを媒介とした、至極真っ当なラブロマンスである。そりゃぁもう背中が痒くなるようなお話であるが、主人公・春雄のキャラがスパッと割り切った「良いゲーマー」であることも効果的に働き、青臭い中高生の恋愛が身の丈にあった物語になっている。春雄がどうでもいいようなちっちゃいことで悩んだり、得意がったりするのはいかにも「子供」で、そこから一歩成長して恋愛関係にふさわしい「男」になる有様を、おっさんたちは羨望や郷愁を持ちながら静かに見守っていく。応援してやりたくなるだけの度量を持つ主人公で本当に良かった。 そして、そんな春雄の思いを受け止める2人のヒロイン。登場時は「単なる暴力ヒロインやんけ」と思っていた大野が、「まぁ、この流れだったら春雄が惚れるのも致し方なしやなぁ」と納得できるだけの女の子に仕上がっているし、大野と春雄の関係をがっちりと補強して身動きできないくらいに固めてくれた日高の存在感があまりに大きすぎる。個人的には、性癖的な部分もあって「負けヒロイン」である日高の方が圧倒的に刺さるんだけどさ。ちょっと良い子すぎて本当にかわいそうになるんだけど、彼女を哀れむのはお門違いなんだろうなぁ。発展的な関係を維持しながら、ちゃんと日高は日高で幸せな結末にたどり着いていると考えることもできるわけだし。春雄は本当に「周りの人間に恵まれてる」っていうのが正直な感想よね。まぁ、そうして良い人たちに囲まれているのも春雄の人徳ゆえなのだろうけども。もちろん、「いい人」には日高姉やかーちゃんも含まれてますよ。あんな風にゲームに接することができるご家庭、日本にどれくらいあるもんだろうな……。 考えてみりゃ、ここまで愚直に「ラブコメ」やって文句なしのゴールインを果たしたアニメ作品って、最近じゃかなり貴重だな。探せばいくらでもあると思うんだが、もっとこういうじんわりくる作品をアニメにしてほしいなぁ。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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