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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「神田川JET GIRLS」 4→3

 秋クールの番組感想はまだまだおわらねぇよ。何しろ放送延期の嵐だったからネ! 今確認しただけでもまだ4本待機してる作品がありますよ。3月に放送予定のやつなんて、それまで覚えてられる自信ねぇけどな!

 さておきこちら。総集編を挟んでの必死の放送。完結したといえば完結したが、正直、何が「終わった」のかはよくわからない。「何もかもが中途半端な作品」というのが正直な感想だ。新番チェック時点で既にその懸念はあったのだが、まずメインになる「謎スポーツアニメ」として中途半端。適当なルールを作って適当な試合描写をすることになるんだろうな、とは思っていたが、本当に最後の最後まで「何が強さを定義するのか」がわからずじまいで、どの辺りに注目してレースを追えばいいのかがさっぱり分からない。謎スポーツだとしても演出次第でいくらでも手に汗握る展開は作れると思うのだが、今作では「面白いレースを描こう」という意識が感じられず、なんとなくボートに乗って、なんとなく銃を撃っている。そもそもどう考えても1クール作品で出てくるチーム数としては多すぎるんだよな。「つうかあ」で何も学んでいないのか。

 まぁ、制作側もスポーツものとしてはある程度見切りをつけていた部分はあったかもしれないのでそこはしょうがないとしても、次に「エロアニメ」として中途半端。百戦錬磨の監督・金子ひらくのお仕事、アホかと思うようなエグい構図の取り方とか、昭和のバラエティみたいなダイレクトなエロネタ、笑いに変える手管は健在ではあるのだが、残念ながらそうした面白みを発揮するだけの体力がない。エロも萌えもアニメなら画力の勝負。作画リソースが追いつかない状態では、乳も尻も絵に描いた餅だ(上手いこと言えてない)。振り切ったエロ要素は既に「ヴァルキリードライブ」で通過した場所のはずなので、ネタを振り切るにしても、もうちょっと気概を見せて欲しかったものだ。

 エロい要素は飾りで、本当はそこに芽生える女の子同士の関係性を書きたかったという見方もあるだろうが、残念ながら「百合アニメ」としても基盤が弱い。最初から最後までずっとそうだったのだが、最も重要なはずの凛とミサの関係性において、なぜ二人がここまでお互いにこだわっているのかが分からない。愛することに理由はいらないとはいうが、出会ってからミサがデレはじめるまでのタメが一切ないので、2人の関係性は単なる百合ボットが醸成したAI的な関係性にしか見えてこない。お互いに「ジェットレースで名をあげたい」というモチベーションは確固としてあるはずなのだから、もっと「レースのありようと、パートナーとの関係性」という2つのファクターを結びつけたドラマづくりは可能だったはずなのだが。あらゆる要素がそれぞれにぶつ切りで、相乗効果を生み出せなかったのが最大の難点だ。

 多分、絶対にありえない話だけどもいっそ2クールあれば話は違ったんだよね。それぞれのペアについて2話ずつくらい使って掘り下げて、ラストレースもたっぷり見せ場を増やして展開する形。それが出来ないなら、せめてチームの数を減らす勇気は必要だった。最終レース観て思ったけど、「川」っていう狭いロケーションでひしめくジェットの描き方が全然定まってないのがもったいないんだよ。

 よかったところを挙げるとするなら……ちかぺのギャルキャラかな……。「クオリディアコード」の時もそうだったけど、気だるげなちかぺボイス好きよ。

 

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