最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「プランダラ」 4 なんだろ、このよく分からない「刺さらなさ」は……見れば見るほどにどんどん冷めていくような不思議な感覚はあまり感じたことのないものだ。自分でも言語化しにくいので点数は最低限のものにしておくが、第一印象はかなり難ありです。 あの「そらのおとしもの」の作者の作品。クレジットでそれを確認して「おっ、懐かしいな」と思い、キャラ絵を見て「確かに面影あるな」と認識。さらに監督に神戸洋行の名前を確認してこちらも「おっ、懐かしいな」となり、なんだか良さそうな要素が多いんじゃないかと期待した。そして、その期待の落とし所が見つからない。この作品は……ここから面白くなるんだろうか? 自分でも何が刺さらないのかは判然としていないが、個性を発揮するための設定がいちいち釈然としない。数字の設定と世界観がかみ合っているように見えない。第1話なのだから何も分からないのは当然のことで、今期だって「ID」のようにさっぱり分からないけどあまり気にせず見られるアニメもあるというのに、今作の場合、「説明すればするほど分からなくなる」という奇妙な現象が起こっている。まぁ、その説明すらも作中のキャラがしゃべっているわけで、もしかしたらどこかに大きな嘘が混ざっており、それが齟齬を生じさせている(つまり意図的に作者が作り出している違和感である)可能性はあるのだが……どうかなぁ……。 手っ取り早く例を挙げるなら、最初にヒロインがカウントのことを説明されるくだりに強烈な違和感があった。酒場の主人から数字の話が出た時に「カウント?」みたいな反応をして「あんたそんなことも知らないのかい?!」と驚かれていたのに、話が進んで「あんたは何をカウントしているんだい?」と聞かれた時にはすらっと「歩数だと聞きました」と答えが出てくる。他にも数字の大小関係を知らないとか、肝心の尋ね人の情報をこれまでの長い長い旅で一向に集めていないとか、この子の持っている知識状態が全然イメージできない。 また、世界設計自体も釈然としない部分が多い。一番の問題は「数字の小さいものは大きなものに逆らえない」という謎設定で、こんなとんでもないルールがまかり通る世界なら、もっとずっと殺伐とした世の中になるに決まっている。人は、自分に逆らえない人間がいると知っているならそこに上下関係を生み出さないはずがないのだ。にも関わらず、女主人は77なんて大したことなさそうな数字をおおっぴらにひけらかして歩いている。しかもでかいおっぱいに貼り付けて。あんなもん、78以上の人間が出てきたらエロ漫画展開待った無しである。普通の感覚を持つ人間なら、自分の数字は極力見えないように隠して生きるはずだ。まぁ、そんなことをしても、出会った人間全てに片っ端から「数字を見せろ」「従え」と言えば従えられることになるので、無意味ではあるのだが……。「逆らえない」がどの程度の条項なのかがよく分からんのよね。 てっきりあの不良騎士がヒロインに命令された時に「そんなとんでもないルールがあるわけないだろ!」と開き直ると思って期待していたのだが、結果は「まぁ、そのルールは基本的に守るんだけどね!」というお利口さんの対応。その上で公式試合を挑むことだけが数字のルールの抜け道だとか言い出す。そんなもん、この世界で受ける人間がいるわけがないのに。つまり、彼はたまたま出会った女の子が数字のルールを全く知らない奇跡的な情弱田舎娘だったからたまたま助かったが、よそで数字の大きなちょっと賢い子に出会っていたらアウトだったのである。そんな奴が、大手を振って詐欺を働こうとするだろうか? まぁ、これらの疑問は全て今後出てくる情報で正当化される可能性はあるのだが……少なくとも1話目ではそうしたフォローの気配は匂わせておらず、「すげぇ適当に設定を繋いでるだけ」という印象が拭えない。うん、だいぶ言語化できたわ。胡散臭すぎて何を見どころに定めればいいのか分からないのよね。やたらと開脚シーンが出てきてパンツパンツ叫ぶことでごまかそうとしてるけど、すでに我々は大量のパンツが空を飛ぶシーンをたっぷり見ているわけで、今更そんなごまかしが通用するわけもない。うーむ、大丈夫なんだろうか……。
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