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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ネコぱら」 5

 猫耳娘がメイド服でスイーツショップを経営しているとな? そこそこキュアマカロンの領域だな……。

 まだまだ押し寄せるケモな流れ。ほんと、何か大きな力が働いてるんじゃないかと思うくらいに一気に来てるんだよな。「猫耳娘なんてテンプレみたいなもんだろ」と思われるかもしれないが、じゃぁここ最近のアニメで「猫耳」を押し出した作品があったかって話で。しかも今作は「猫耳娘」じゃなくて「猫」なんだよ。なんなんだそのこだわりは。

 あまりにも潔く、中身よりも見た目で勝負を仕掛けてきた作品。きららアニメが変質を果たした現代、かつては脳死アニメの代名詞だった「美少女動物園」も、それほど脳死状態ではなくなった感がある。しかし、そんな現代アニメに息苦しさを感じたかのように、ここにきて全力で脳を殺しにくるアニメである。どこぞのうさぎの街の喫茶店同様、ここは猫の街のスイーツショップである。こころにゃんにゃんするかもしれない。しないかもしれない。

 はっきり言って、目立って見るべき点はない。どこまでいっても本当に単なる「猫耳娘」だし、「猫の原点に近づくかのような描写」がもっとあるのかと思ったら、別にそうでもない。せいぜい喧嘩シーンを見て「これ、アフレコ現場楽しそうだな……」って思う程度だ。せっかく微妙なところで「猫の生態はこうだから」みたいなネタ振りしてんだから、せめて喧嘩シーンはネコキックの応酬くらいしてほしかった。なんで取っ組み合いでマウントとってんねん。そんな猫おらんやろ。他にも都合のいいところ(?)では猫になり、それ以外は女の子になり、BEASTARSの爪の垢を煎じて飲ませたいが、飲ませてあんな作品になったらそれはそれで困る。多分正しいツッコミは「5分枠でやれよ」だと思う。

 ただ、そうして「何もないなー」といっそ晴れがましい気分で見ていたら、最後の最後でちょっとストーリーが動き出した。一応、前に進む部分もあるみたいだ。そうしてみれば、実はこの導入の1話目は案外悪くない。何しろあれだけ大量の猫が出てきたのに、特にキャラの多さを苦に感じることもなかったからだ。最初から大量の猫を出すにしても、一度2チームに分けて「メインとそれ以外」がきっちりわかるようにしているのでストレスにならなかったのだろう。このあたりの「中身がなさそうなものでも可愛ければ何とかできる」っていうのは山本靖貴監督の本領発揮ポイントなのかもしれない(イカよりは描きやすいだろうよ)。まぁ、この調子で視聴のモチベーションが1クール保つのかと言われれば甚だ疑問ではあるが、せっかく番組後に実写猫コーナーまでいれてくれてるのだから、せいぜい猫好きが満足できる作品になることを祈ろうではないか。個人的な希望として、どのキャラよりもずっと本人の方が猫っぽい井澤詩織に実写パート参戦させてください。猫耳メイド姿で。

 それにしてもポン酢売ってる店遠いな!!!!(突然思い出したのでつっこむ)

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