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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「はてな☆イリュージョン」 5

 完全に好みの話になるんだけど、オープニングとエンディング逆でよくない? イントロだけでそれとわかるZAQサウンドに歌って踊れる邪神ちゃんのコラボが実に痛快なエンディングが好きなんだ。鈴木愛奈、ランティスの中では確実に推されてるなぁ。

 「迷い猫オーバーラン」や「ぱいこき」、そして「メルヘン・メドヘン」で知られる作者のさらなる作品。この人、亡くなってすでに3年も経つのに、こうしてコンスタントに新作アニメが作り続けられるのはちょっと他では見ない現象なのよね。短絡的に「亡くなった人の名義で勝手に商売してるんじゃ?」みたいに気色ばむ風潮もあるが、どうやら没後の展開を見ると、生前にきっちりプロダクションとしての組織化を完成させていたがための展開なんだろうね。いうたら手塚治虫と同じような形だから、そこに文句を言われる筋合いもないわな。まぁ、だとしても「メルヘン・メドヘン」はどうなんだって話ではあるが。

 そんな少し前の時代のラノベが原作らしいが、それこそ「少し前のラノベ」といってしまえば全てが片付くような作品。主人公とヒロインの関係性、ヒロインの造形、諸々の舞台設定と、全てが懐かしさを感じられるような潔いテンプレ。メイドの性格にちょいひねりが加えられているくらいだが、こうしたオタク文化に馴染むデザインも、数年前の時点で定番といえば定番か。当たり障りのないスタートなのであまり今後の視聴意欲をそそられる部分はないのだが、作画部分についても大きな減点はなく、逆にオープニング映像やエンディング作画など、本編と関係ないカット割りに不思議とひきつけられる部分がある。こういう細かい部分で「ちょっといいな」って思える作品は、もしかしたら今後の作り込み次第では評価が伸びる可能性はある気もするんだよね。おそらく視聴しててもほとんど情報負荷はかからないだろうから、横目で少しずつ追いかけるくらいで構わないだろう。

 興味深い話題があるとすれば、今作の制作スタジオであるChildren’s Playground Entertainmentは、調べてみたら中国系企業、bilibili動画の系列会社であるらしい。実際、エンドクレジットでも明らかに中国人名義のスタッフが多く参加していた。これまで「中国アニメ」といったら独特のクセが強くて、良くも悪くも「やっぱ日本と違うなー」と思わせるものが多かったが、本作の場合、言われなければ「中国資本の会社やで」ということに気づく人は少ないだろう。まぁ、別に気づく必要もないのだが、こうして着実に中華資本が日本で放送するアニメの制作にも大きな影響力を持ち始めているという実情が、いよいよ地上波アニメでも確認できるようになっているのである。

 別にどこの国が作ろうとも良いものは良いので気にしないが、今後の日本のアニメ業界がどうなるのか、そうした動向を伺う意味でも注目したいところである。

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