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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「22/7」 4

 ぼくぁこういう作品好きですよ。だってほら、こういうのがあってこそ、相対評価で「あぁ、職業声優って大切な仕事なんだな」って理解してもらえるし……。

 というわけで、とにかくキャストが気になりすぎる作品。我々の精神の限界に挑戦しているかのような棒と棒の競演。ここまでいくといっそ清々しくて見応えがあるが、SAN値がゼロになる方が早そうだ。メンバーの中には案外達者な子もいるものだが、それだけに出来ない方の印象が強烈である。ただまぁ、こうしたメディアミックス・リアルライブ前提のアイドルアニメってのは構造上致し方ない部分があるのも事実。ライブなどのイベントで露出する時間を確保するためには、どうしたって新人枠から青田買いをする必要があり、シリーズ開始時には声優としての技術は伴わないものである。思い返せばラブライブだってWUGだってバンドリだって、どれもこれも最初は「うえっ」となったものである。そこから「声優」としてやっていきたいかどうかは、あとは個人レベルでの判断になる。声優業界全体の志の問題ではなく、あくまで作品単位、ジャンル単位で長期的に見守る必要はあるだろう。

 そうして中の人問題に必死に目をつぶり耳を塞げば、ぶっちゃけ面白そうな部分は多い。秋元康ってのはアニメオタクからすると悩ましい存在で、現在のアイドル業界の荒稼ぎっぷりはあまり良い印象を持たれていない。ただ、やっぱりそうして毛嫌いしている部分以外に見るべき部分があるのは事実なわけで、流行の仕掛け人として、間違いなく埒外のセンスを持ち合わせた人物ではあるのだ。過去にアニメ作品に関わった事例には「AKB0048」があり、あちらも今作同様の棒問題を抱えながらも、「アイドルアニメって言われてこんなプロジェクトが飛び出す発想力おかしいやろ」と度肝を抜かれたし、デザインそのものの斬新さは評価されるべきものであった。まぁ、個人的には作ってる音楽自体にも疑問はあるんだけど……知り合いの影響で某グループの某曲くらいは聞いたことがあるのだが、全体評価だと、グループとしてのダンスパフォーマンスは良いが歌唱は壊滅的、音楽についても、曲は良いのに歌詞があまりに薄っぺらでバカバカしくなるっていうのが率直な感想。

 閑話休題、今作のプロット自体は面白そうな部分も多いのがなんだか腹の立つところで、これまでアイドルアニメは掃いて捨てるほど存在したが、すべての起点を「そういう運命だから」でばっさり切り捨てたのは初めてみたわ。さらにネルフもびっくりの地下組織に、アダムもびっくりの「壁」の存在。アイドルアニメを打ち出そうとしてこの発想はなかなか出てこないだろ。そういう意味では、今後どんな展開になってくるのかは非常に気になるのだが……ただ、大外の枠で攻めてる分、基本構造で損してる部分は多いと思うんだよね。アイドルものとかソシャゲアニメで、とにかくダダダッと差別化しないキャラを乱立させる導入は印象が悪いってことを、なぜ業界は学んでくれないのか。初見だと本当にキツいんだよな。まぁ、それも中の人エフェクトのせいかもしれないけど……あとは自分のメンタルとの勝負だなぁ。

 ところで、途中で出てきた雪かきのたとえって、何一つうまいこと言えてないよね。最初「どういうことや?」って思って、説明を聞いた後でも「うん……どういうことや?!」ってなった。どうにも台詞選びが拙いなぁ。

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