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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「A3!」 5

 やぁ! P.A.WORKS大好きだけど最近その自信も危うくなってきたしそもそも今作の場合は言われるまでP.A.だって気づかなかったおじさんだよ! 名前が長いよ!

 意外と盲点だった、純正の「舞台役者」をテーマにした女性向けアニメ。これまで「アイドル」っていうステータスを中心に演技方向に仕事を広げるアニメやミュージカルアニメはあったが、純正の「役者」っていうだけのテーマは案外なかった気がする。箱を用意された上で劇場付きの役者を育てるっていうコンセプトなら近いのは「少年ハリウッド」だろうか。一応あっちも「アイドル」ではあったけど。ドブ板感というか、「育てる伸び代しかないわ……」みたいな絶望感は「少ハリ」に似ているといえば似ている。まぁ、リアリティの解像度は全然違うけども。こっちの方は例によってソシャゲ原作とのことなので、かなりデフォルメが強いというか、いかにも「キャラ物」のデザインである。

 基本的にNot for meである前提だが、1話目のむちゃくちゃでなおかつベタな出だしはのみ込みやすくて悪くはない。「借金まみれで潰れかけの劇場を立て直すために個性強すぎのペーペーたちが頑張るんやで!」っていうのはゲームスタートの設定としてはおなじみのものだろう。謎があるとすれなば、どうやらこの世界は現実世界よりもかなり「演劇」というものへのハードルが低いようで、その辺で適当に役者志望が即興芝居をやっていても怒られないし、なんなら民衆から拍手だって起こったりする。普通、路上で衣装も何もなく、単にセリフの読み合わせして突然終わらせたシーンをみても拍手は起こらんだろ。多分、あらゆる民衆が「演劇慣れ」している世界なのだ。まぁ、背景に「演劇の街」って書いてあったから、多分そういう街があるってことでしょう。石を投げたら役者に当たるレベルなので、潰れかけの劇場が泥縄で役者を探してもギリギリ見つかるくらいはあり得る事件なのである。うーん、どうなんだろう。

 まぁ、あとはどこまでこの「よく分からない現実レベル」の中でドラマを真に迫ったものとして掘り下げられるか。リアル路線で攻める作品とも思えないが、だからって「うたプリ」みたいな超現実で展開するわけにもいかない、どの辺りを落としどころにするつもりなのかはちょっと気になる。P.A.が携わっているのだから映像部分での心配はないだろうし、肝心要の演劇シーンがどんな見せ方になるかはまだ分からないので不意打ちはあるかもしれない。過度な期待はしないで見守っていこう。

 それにしても、かもさんは「野郎に囲まれた乙女ゲー主人公」が馴染むなぁ。そしてあのボロボロ支配人にこにたんという謎キャスティング。こういう甲高い声でも面白いな。

 

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