最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「魔入りました!入間くん」 5→6 今期はEテレアニメの終了から進行していくのね。最近はNHK本放送もそうだけど、アニメのスケジュールが割と自由だよなぁ。この作品も23話終わりだったし。やっぱり自由度が高いのは良いことだ。 とにもかくにも、実に愉快なアニメだった。なまじ原作を知っていただけに「大したことないアニメやろ」ってんで侮っていたのだが、1話目の時点で減点要素も特になく、繰り返し観ていくうちにそのテンポが癖になり、いつのまにやら土曜夕方の癒し枠としてすっかり定着した。思えば「境界のRINNE」や「クラシカロイド」と同じ枠なのだから、そりゃご陽気アニメが流れれば嬉しいに決まっている。ヒロアカの裏番組ってんで「流石にジャンプアニメの裏でチャンピオンアニメって……」と思っていたのに、気づけば甲乙付け難い存在になってるしね。 まぁ、動画を中心としたアニメ全般のクオリティで言ったらそりゃぁ「ヒロアカ」に勝るものではなかろうが、別にそんなものは無くても問題なく成立する。アニメの製造過程に関して、ハラハラドキドキ過ぎる昨今ではあるが、今作は大きな崩れもなく、求められる内容を求められる品質で実現していたし、監督の森脇さんを中心とした作劇スタッフの間で雰囲気をつくり上げるための共通認識が強固に作り上げられていたのだろう、2クールの間、常に望ましいデザインでの「入間ワールド」が展開されていた。ギャグをギャグとして面白く描けるってのは、やはり間違いのない才能である。 考えてみれば不思議なもので、入間くんの持つラッキーな性質や、よくわからないうちに全てを成功に導けるステータスはいわゆるなろう系のオレツエーと紙一重であるはずなのだが、今作を観ていてもその部分は一切気にならないんだよね。入間のキャラ設計がイラつかない方向にデザインされているのも大きいだろうが、彼が1つ1つ成功を積み重ねていく過程に嫌味がないんだよね。ラッキーマン体質が中心にあるが、それ以外にも謎の特殊能力がいくつも備わっており(多分そこが一番のどないやねん要素なのだろうが)、さらに彼の持つ本質的な優しさが問題解決に大きく貢献してくれる。人間性から生み出される「成功譚」なのでそこにきちんとドラマが感じられる。学園祭編なんかはその最たるもので、作中で一番緊迫感のあるエピソードであるにも関わらず、徹頭徹尾、入間はいつも通りに他人を思いやることだけで問題を解決まで導いたのである。少年漫画の歴史を考えればこれもまた王道といえるのかもしれないが、なんだか久しぶりにこういう真っ当な「良い話」を見せてもらった気がする。 あとはまぁ、賑やかなサブキャラ勢のキャラの立て方もベストマッチしているのが大きいか。ギャグ漫画のくせにヒロインがちゃんと可愛いんだよ。序盤ではアメリ会長の圧倒的存在感に「こんな早見沙織は反則だろ!」と思っていたが、そこから一気にクララがまくりに入り、両雄並び立つヒロイン強度の高さを見せつける。ことにクララは朝井彩加が持てる芸人根性を全て叩き込んだ超力作であり、あやちゅ株を大きくあげる素晴らしいキャラクターになっている。どれだけ緊迫感があっても画面にちょろっとクララを出すだけで戻るべき場所が提示される、「世界の中心」に位置しているキャラという認識だ。彼女のおかげでアスモデウスあたりのキャラが縦横に駆け回りやすかったってのはあるんじゃなかろうか。そうしてお気楽ギャグばかりかと思わせておいてキリヲみたいな「モノホン」のキャラが絡んでくるのも油断ならない。子供向けの枠で作られているにも関わらず、しっかりと多方面に楽しみが得られたのはお見事だ。 無事に続編の製作が決定したが、放送はなんと1年後。なかなかもどかしい焦らし方をしてくれる。まぁ、NHKが主導で動かすアニメ作りで、しっかりスケジュールを確保して作ってくれるというのだからむしろ朗報なのかもしれない。のんびりとこの1年を待たせてもらうとしましょう。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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