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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 どんどん手足が長くなる金森氏、第10話。もう、最終的には身長2メートル超えてきそうな勢い。

 この世界を形作る最大級の「怪物」である金森だが、前回はそのオリジンとなるエピソードが明かされ、さらに今回は、初の「敗北」を喫した。どう考えても頭が固すぎて阿呆のように決まり文句を並べ立てる教師陣の方が悪いというのは誰が見ても明らかではあるのだが、それがまかり通ってしまうのが現実社会の難しいところ。今作の世界が「現実」かどうかはまた別な問題だが、どれだけアナーキーに見える芝浜高校でも、やはりこうした大人による締め付けは存在しているものらしい。

 金森は、彼らの非を叩くことは簡単だっただろう。実際、議論は平行線をたどるどころか金森によって一方的にねじ伏せられた形になり、教師陣は試合放棄とも言える理不尽な押さえ込みで席を立ったのだ。どう考えても悪いのは大人サイドである。しかし、普段の金森だったらそうして「理屈が通じない奴ら」の存在も考慮に入れた上で、「馬鹿ども」を前提として武装することができたはず。この度の論争において、金森が政治を抜きにして正論一本でぶつかってしまったことは、おそらく時間の無さからくるやむを得ぬ対応だったのだろう。もしくは、本人が言う通りに「あまりに馬鹿らしくて」試合放棄する形になったのかもしれない。しかし、その内実はともかく、結果だけを見れば金森は「敗北」したに違いない。

 ただ、そうして金森が半ばヤケになって学校側を無視してしまったのは、もしかしたら生徒会の黒い人との関係性もあったのかもしれない。彼女(さかき・ソワンデという名前らしい)は映像研と敵対する立場にこそあったが、どうやら根本的には「悪いやつ」ではないらしい。むしろその徹底してドライな物の見方は金森の同類とすら言えるし、彼女の狙いを本当の意味で理解できる数少ない人間の可能性すらある(少なくとも浅草・水崎はそのカテゴリに入ってないだろう)。彼女との対話で映像研が示すべきスタンスは大体示すことができたと判断し、金森はさっさと面倒ごとから身を引いた。あとは、実際のイベントで額面をどのようにごまかして実利をとるかの勝負であろう。

 そんな金森氏の苦労も何処吹く風。相変わらず監督と作監はやりたい放題である。まぁ、水崎氏は今回金森の命令に色々と折れていたし(サイクリングに繰り出した時にちゃんと日焼けに配慮した衣装で登場している)、そこまで作画作業で切羽詰まっているというわけでもないので余裕のある状態。問題は全然シナリオ作業が進まない浅草ということになるが、彼女は芯の部分から気分屋の「現場主義」であるため、何かを掘り出すためには机の前で唸っているばかりではどうしようもない。都合よく(?)百目鬼が「音撮り(ハンティング)」に出向くとのことで、ちょっとしたピクニックがわりのロケハン作業だ。作品のテーマを「芝浜そのもの」にしたことで、どこに気晴らしに出かけても取材だと言い張れるのはずっこいな。

 今回見せ場となったのは百目鬼による音のあれこれをめぐる演出。特にわかりやすいのはやたらと長回しだった「音波」を築いていく演出部分で、オシロスコープのような波が作画素材に溶け込んで音を刻んでいく様子な味わいがある。以前は「作画素材画面」になると全てのSEを浅草たちが全部口で言ってたわけだが、百目鬼が加わった影響なのか、今回はその部分にすぐにSEが載せられるようになっていた。どうやら浅草の中で「音からの刺激」も重要な要素になっているようなので、浅草・百目鬼間の連携も今後の見どころの1つなのかもしれない。しかし、こうしてみると黒い人の多い学園だな……。

 

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