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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「うちタマ?!〜うちのタマ知りませんか?〜」 5→6

 このアニメの点数あげるのはなんだか癪なのだが……楽しかったのだからしょうがない、畜生、こんな安易な餌に釣られタマ〜。

 スタート時には「まーた安易な擬人化企画かよ。せっかくコンテンツとして成立してる良いキャラクター商品に泥塗るような真似しやがって!」という憤りにも似た気持ちはあったのだが、なんとなぁ、決して「安易な擬人化」なんかではなかった。そりゃま、タマとポチがどっちもオスで、それを人型にしてしまったらそっち系のデザインになってしまう部分も少なからずあるのだが、今作の場合、「単に人型にして笑いのタネにする」っていうのではなしに、あくまでも動物たちの心象風景としての人型を設定することで、これまでの蓄積を破壊することなく、新たな味付けを追加することに成功している。いや、それにしたってやり過ぎの部分はあるのだが……。なんだろう、可愛い系キャラクターコンテンツということで、「マイメロ」とか「ジュエルペット」みたいな「子供向けアニメが孕む無邪気な狂気」みたいなものを内包することに成功している感じだろうか。可愛いキャラに許される構造に、やりたい放題の深夜枠特権を調合したことによって生み出される、奇怪なキメラである。

 そして、「人型と動物型を併用する」という作品独特の構造をシナリオラインにきっちり活用するという貪欲さも「安易な擬人化」とは程遠い理念である。大胆な叙述トリックで度肝を抜かれることもあったし、「この世界でそんな話までするのかよ!」というサプライズが突然降ってくるので油断ならない。既存のキャラアニメだったら「再生産」で終わってしまうところだが、今作の場合はきちんと深化を見せているので文句のつけようがないのである。個人的には、「こんなキャラになっちまった!」とショックを受けていたベー(幼少の頃はベー推しだったため)が、最終的に他の誰とも違う謎のステータスを付与されたのが痛し痒しであった。まー、この三丁目次元でちょっとくらいの不思議は誤差みたいなもんだが、それをキャラ属性として肯定してしまえるベーの存在は「それありなのかよ」という悩ましいものである。それ以外にも、ノラがあのストーリーを展開したのもびっくりだったし、モモやブルのキャラ設計も謎が謎を呼びクセになる代物である。うーむ、こうして書き上げていくと、俺、普通にファンになっている気が……。

 まぁ、これも懐かしさ補正ってことでどうかひとつ。

 

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