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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 だいたい元どおり! 最終話!! そりゃなー、ミステリで終わりつったら「事件の解決」なわけで、とりあえずジョンウォーカーに対処出来た時点で最終回だよなー。残念ながら飛鳥井木記を救い出すだけの能力は、現在の人類は持ち合わせていないのだ。

 というわけで、最終回で与えられたミッションは本来なら2つ。「ジョンウォーカーへの対処」と、「飛鳥井木記の救出(そして世界の復旧)」である。前者に関しては、Aパートだけを使ってかなりあっさり解決した。まぁ、そもそも早瀬浦がイドの中に逃げ込んで「永遠の存在」になったのだからそこまで目くじらを立てる必要もなかったのだろうが、今後もイドを使っていくならば、様々なイドを「CHANNELED」して渡り歩くジョンウォーカーを放っておくわけにはいかない。個々のイドの独立性が保持されているはずの世界の中で、ジョンウォーカーだけがイレギュラー、まさに裏技だからこその裏井戸である。

 二人の名探偵が協力して挑む掃討戦。現実を捨ててまでしてイドの中での永遠性を手に入れた裏井戸相手には正攻法など通じるはずもないのだが、そこは名探偵2人が手を組んだだけのことはある。案外あっさりとラスボスに対処してみせた。世界を渡り続ける存在だというのなら、この世界の中でも意識を奪って行動不能にしてしまえばいい、ってんで、自分たちも散々悩まされてきた「第2層」の構造をそのまま使ってやろうという作戦だ。そのために、わざわざ裏井戸を誘い込んだのは第1話で鳴瓢が潜ったイド、そう、あの富久田のイドである。そこならばコクピットがコクピットに見えない。見えないものを見るためには聖井戸の持つ「欠けない目」が必要であり、なおかつこのイドでの奇襲を成功させるためには、一度ここに潜って活動したことがある酒井戸の経験も欠かせなかった。穴井戸のビジョン、聖井戸のビジョン、そして酒井戸の経験。3人の名探偵の力が結集し、見事ラスボス・ジョンウォーカーに打ち勝ったのである。最後の最後、結局富久田は現実世界でも命を落としたことが描かれたが、最後を見届けたのが本堂町だったというのは、富久田にとっても本望だったのではなかろうか。

 そして残されたミッションは「飛鳥井木記の救出・解除」だったわけだが、下手したら今回の最大の見どころはこのミッションの百貴さんの扱いの悪さだったかもしれない。そりゃま、松岡さんだって百貴のことを信頼し、ここで彼が成功しなけりゃどうにもならないとわかっていたからこその無茶だったのだろうが、気を失おうが、ゲロ吐こうが、肋骨が粉砕されようが容赦無く遠隔地から叩き起こす様は完全に拷問。百貴さんもあとから訴えたら勝てるんじゃねぇかというエグいシチュエーションであった。ラストではきちんと現場復帰した百貴さんが描かれていたので幸い致命傷ではなかったようだが、あんだけの仕打ちで生きてたのは奇跡だろうよ。なんやあのハイパー宇宙服は。

 しかし、百貴さんがそこまでの犠牲を持って挑んだとしても、現状では飛鳥井の「症状」をどうすることもできない。そこでさっさと殺すことが出来れば話は早いのだろうが、百貴にはそれはできない。もちろん、蔵の人間は誰だってそんなことはできなかったはず。警察官と連続殺人犯を分け隔てる壁は、歴然とそこに存在するのである。まぁ、だからこそそれを乗り越えた鳴瓢や本堂町が名探偵としてこれだけぶっ飛んでるわけだが。

 百貴は飛鳥井に対し、「いつかきっと助けるから待っててくれ」と訴えることしかできない。飛鳥井側からしたら、またミヅハノメのエンジン部として他人の夢を繋ぐだけのお仕事は勘弁してほしかったところだろうが。その先に自分が「生きる」可能性があるならと、涙ながらに再び箱の中へ。今はハッピーエンドを迎えることはできないが、この先、イドやミヅハノメの研究を重ねることによって、彼女の能力研究が進むことを期待するしかないだろう。そのためには、より多くのイドを見て、より多くの殺人衝動を解きほぐしていくしかないのである。

 このエンディングは多少もやっとしたものは残るが、改めて最初に書いた通り、「事件の解決」でひとまずの決着を迎えているのだ。飛鳥井が救われてしまうと、最大の問題として「もう今後ミヅハノメによる事件捜査ができなくなっちゃう」ことで、蔵の面々が犯罪者を見つけ出すためには、飛鳥井には我慢してもらうしかない。ミヅハノメが運用できている限りは希望は残る。そして、このアニメの続編を作ることだって……なんか、PSYCHO-PASSにおけるシビュラみたいな決着だな。まぁ、あっちよりも随分良心的なので、出来れば続編でもなんでもやって、最後にカエルちゃんが生きて笑って終われる世界にはなってほしいけれども。

 

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